DOOGEE Fire 6 － 薄型筐体にサーマルカメラ搭載、DOOGEEのエントリー・タフネススマホ

DOOGEEがタフネススマホのニューモデル「Fire 6」を発表しました。アウトドアでも活躍できる堅牢性と大容量バッテリーを備えながら、タフネススマホとしては薄型の筐体を採用しているのが特徴です。エントリークラスの製品ですが、重量級ゲームをプレイしないのであればメイン端末としても活躍できる性能で、あると便利なサーマルカメラも搭載しています。

1.概要

スペック表

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OSはAndroid 14、SoCはT606です。エントリークラスの製品（AnTuTu Benchmark v10での総合スコアが25万点程度）ですが、凝った3Dゲームを一切プレイしないのであればほとんどの動作でストレスを感じることはありません。タフネススマホという立ち位置の製品なので個人的にはこれくらいの性能でも十分なのでは？と感じます。

RAMは6GBで、ストレージ領域を使用したメモリ拡張機能により最大16GBとして使えます。Androidスマートフォンでも最近よく見られるようになったメモリ拡張機能はPC向けOSでは古くから採用されている「仮想メモリ」と同じ仕組みで、「実装16GB」と全く同じ･･･というわけではないのですが、無効にしても6GBと十分な容量なので普段使いでメモリ不足に困ることはあまりないはずです。

ストレージは256GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張も利用できます。

ディスプレイは6.56インチサイズで、解像度はHD+、パネルはIPS液晶です。FHD以上の解像度と比較するとディスプレイを近くで見た際にドットの粗さを感じることもありますが、個人的にはスマホの小さな画面だと普段使いでは特に気になることはないですね。リフレッシュレートは最大90Hzで、WEBブラウジングやSNSアプリなどで画面をスクロールする際になめらかな表示を体感できます。

カメラはイン8MP、アウト50MP（メイン） + 8MP（サーマルフュージョン）です。アウト側には熱を感知できるサーマルカメラが搭載されています。なお、「サーマルフュージョン」について、製品ページを確認しても詳細がよくわかりませんが、おそらく「通常の撮影とサーマル撮影ができ、両者を重ね合わせて表示できる」ものと思われます。

サーマルカメラは日常あまり使う場面はありませんが、スマホやタブレットのレビューを行う際にどの場所が一番発熱しているか確認する際に重宝するので、実はガジェットマニアには魅力的、とも言えます。

バッテリー容量は10,400 mAh、18W出力のUSB PD充電をサポートしています。他のスマートフォン・ワイヤレスイヤホン・スマートフォンなどを充電できるリバースチャージ機能も利用可能です。

背面は巨大サークル型カメラバンプを配置した、最近よく見かけるようになってきたデザインです。タフネススマホとしては薄く、すっきりとした印象で個人的には魅力的なデザインだと感じました。筐体色は「ブラック」と「ブルー」の2色です。

2.価格など

DOOGEE Fire 6はAliExpress内のDOOGEE Official Storeに製品ページがあり、11月11日より発売記念セールが開催され、セール価格は199.99ドル（約31,400円）となる予定です。

SoC性能は高くありませんが、タフネススマホに求められるのはベンチマークスコアの高さや最新ゲームを最高画質で動かせるGPU性能ではなく、落下させたり水に濡れてしまっても壊れない堅牢性の高さだと思っていますし、サーマルカメラやスタイリッシュな筐体も魅力的なので紹介記事を用意していて実機を触ってみたいと思ってしまいました。

DOOGEEは国内でも公式ストアを展開していますが、製品の品質も向上しているのでタフネススマホを探している方であれば今回紹介したFire 6は魅力的な選択肢だと思います。

3.関連リンク

DOOGEE Fire 6：DOOGEE Official Store（AliExpress）

執筆者：かのあゆ
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。