CHUWI Hi9 Air － Helio X20搭載の10.1インチLTEタブレットが登場！

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。CHUWIの最新Androidタブレット「Hi9 Air」の製品ページが中国の通販サイト「Banggood」で公開されました。この製品はCHUWIが1カ月ほど前からメールなどでPRしていたのですが、製品画像や詳細スペックが明らかになっておらず、「通販サイトに製品ページができてから記事を書こう」と思っていました。この製品とよく似た名称の「Hi9」という製品はウインタブでも実機レビューしていて、タブレットしてはかなり高性能な製品です。

「Hi9 Air」というのは「Hi9」のスペック違い（CPUやRAMなどが異なるだけ、という意味です）かな、と思いますよね？でも違うんです。ディスプレイサイズからして異なりますし、当然筐体も別物になっています。

1.スペック

OSはタブレットとしてはまだほとんど見かけないAndroid 8となります。また、この製品はLTE対応です。そのためCPUもスマホと同じものが搭載されていて、MediaTek Helio X20となります。Hi9もMT8173という高性能なCPUを搭載し、Antutu Ver.6で71,000点、Ver.7だと88,000点という高いスコアを記録していましたが、Hi9 Airのほうはそれ以上の性能になるでしょう。

RAMとストレージは4GB/64GBと、CPU性能にふさわしい容量になっています。ディスプレイはHi9の8.4インチとは異なり、10.1インチサイズに大型化されました。解像度は2,560 × 1,600と非常に高精細ですが、これはHi9と同じです。

上にも書きましたが、この製品はLTE対応で、（タブレットなのに）DSDSにも対応します（日本でDSDSが使えるかはわかりません）。ただし、Hi9の筐体には技適マークがついていますが、認証番号の記載がなく、法規上は記載不備となっていましたので、この製品についても技適を通過しているのか、また正しい記載になっているのかは不明です。

カメラ性能はタブレットとしては非常に優秀です。イン5MP/アウト13MPとなっていて、最近だとTeclastの高性能タブレット「T8/T10（ともにイン8MP/アウト13MP）」に近い品質となります。スマホと異なり、タブレットの場合はカメラ品質を重視する人は少ないかも知れませんが、額面通りの撮影品質だと、たくさん写真を撮りたくなるかも知れませんね。

サイズのほう、Hi9との比較では当然のようにタテ・ヨコサイズが大きくなってしまいますが、厚さは7.9 mmを維持しており、十分に薄型と言えます。重量の580 gは10.1インチタブレットとして悪くはないですが、「Air」って名乗るんならもうちょっと頑張ってほしかった、と思います。

2.筐体

これがメーカーから3月15日に送られてきた画像です。これを見るとごく普通のタブレットですね。というか、スマホと異なり、タブレットって基本的に筐体の形状は没個性なものがほとんどです。

こちらがBanggoodの製品ページにあったものです。背面はブラックに変更されており、Hi9によく似ています。Hi9が「マット加工された樹脂素材」なので、おそらくこの製品も同様の素材が使われていると思います。

CHUWIは筐体品質が急激に向上していると思います。この製品についてもぱっと見た感じは平凡ですが、エッジ部分がラウンドした、ある意味スマホっぽいデザインに仕上がっています。

3.価格など

CHUWI Hi9 Airは中国の通販サイト「Banggood」に製品ページがあり、4月4日現在「Alert Me On Arrival（入荷お知らせ）」というステイタスなので、まだ販売は開始されていません。参考価格は239.99ドル（26,150円）となっています。

Androidタブレットとしては非常にスペックが高く、私達にとって魅力的な製品であることは間違いありません。他の中華タブとの比較では「Teclast T10」がライバルになると思います。CPU性能ではHi9 Airが上ですが、その差は必ずしも大きくはなく、筐体の品質はT10がほうがいいのではないか、という気もします。また、LTE対応ということだとHi9 Airですね。仮にどちらかを購入するとなれば、相当悩むことになるかも知れません。

4.関連リンク

CHUWI Hi9 Air：Banggood