記事にアフィリエイト広告を含みます

Android 13の大画面デバイス向け新機能を試してみました。特に低価格帯のタブレット製品ではAndroid 12との差を実感できると思います

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。世の中的には「そろそろAndroid 14が出るなあ」という時期に恐縮ですが、「Android 13の大画面デバイス向けUI」についてご紹介したいと思います。記事を書くきっかけとなったのは「Teclast T50 Proの実機レビュー」です。(XiaomiやOPPOなどの世界的な大手メーカーは別として)中国メーカーのAndroidスマホは最新OSの搭載が遅れるケースがあり(めっちゃ早いケースもありますけどね)、タブレット製品に関してはスマホよりもさらに最新OS搭載機のリリースが遅いです。

スポンサーリンク

ウインタブがよく実機レビューをしている中国製タブレットの場合、5月にレビューしたTeclast T40SまではAndroid 12、この7月にレビューしたBlackview Active 8 ProからようやくAndroid 13、という感じです。また、私自身はBlackview Active 8 Pro、Teclast T50 Proと立て続けにAndroid 13搭載タブレットをレビューしたわけですが、独自UIを搭載するBlackview Active 8 ProではAndroid 12 → 13の変化をあまり意識できず、素のAndroid(AOSP)に近いUIのTeclast T50 Proを手にとって見て初めて変化に気づいた次第です。

と、いうことで、この記事ではウインタブが実感した「Android 13の大画面デバイス向け新機能」について簡単にご説明したいと思います。なお、Android OSを搭載するデバイスは基本的に「メーカーによって様々な手が入っている」ので、すべてのデバイスで共通の挙動にはなりません。そのため、この記事ではあくまで「Teclast T50 Pro」のUIについてのご説明にとどまります。この点あらかじめご了承ください。

実感できた新機能

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
実機の試用を始めて「あれ」と思ったところがいくつかありました。まずこれ、ロック画面です。ロック画面に表示される通知が右に寄っていて、時刻表示が左に寄っている…、「マイルドに2列」表示ですね。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
次にこれ、ナビゲーションボタンが右に寄っていて、下部に固定表示されるアイコン群(ドック)の位置もなんか変です。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
アプリを起動してみるとドック部分の表示がさらに変わってしまいました。これ、Android 13の大画面デバイス向けに表示される「タスクバー」です。タスクバーのアイコン群の一番右にアプリ一覧(ドロワー)ボタンが配置され、その左に現在起動中のアプリアイコンが表示されます。また、画像にあるChromeのアイコンやYouTubeのアイコンは固定表示されるようでした。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
で、そのアプリ一覧画面を呼び出してみると、やっぱり少し雰囲気が変わっています。画面いっぱいに表示されるのではなく、Windowsのスタートメニューっぽい感じになりました。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能

Blackview Active 8 Pro


Android 13 大画面デバイス向けの新機能

Blackview Active 8 Pro

ちなみに、同じくAndroid 13を搭載するBlackview Active 8 Proではロック画面やホーム画面は「いつも通り」で、Android 12までのものとほとんど変わりません。BlackviewはDoke OS_Pという独自UIを採用している、というのが理由の一つと思われますが、要はこれらの新機能の実装はメーカー側で制御できる、ということでしょう。

スポンサーリンク

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
Teclast T50 Proでは通知画面もこのように2列表示されるようになりました。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
アプリも一部のみですが2列表示に対応します。私が試した限りだと、時計とか電卓、電話、連絡帳など、Android標準のベーシックなアプリが2列表示に対応していました。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能

クリックで拡大します

履歴ボタン(ナビゲーションボタンの■)を押したときの表示も変わっています。画面分割がしやすいように赤枠で囲んだ部分の表示が追加されました。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
従来のAndroid OSにも実装されている画面分割も、もちろん使えます。上でご説明した通り、画面分割も簡単になりました。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能

Blackview Active 8 Pro(クリックで拡大します)

一方、Blackview Active 8 ProのDoke OS_Pですが、Android 12の頃から設定画面の2列表示が可能でしたし、

Blackview Active 8 Pro

クリックで拡大します

Doke OS_Pの大きなセールスポイントである「PCモード(画面にタスクバーが表示され、アプリのウインドウ表示が可能)」も使えますので、PCモード以外のUIはあえてAndroid 12から大きく変えていない、ということだと思います。

Android 13 大画面デバイス向けの新機能
最後にこれ、ロック解除(PIN入力)画面です(すみません、この画面だけスクリーンショットが効かなかったので、写真を撮っています)。この画像ではPIN入力用のテンキーが左に寄っていますが、画面の右側をタップするとテンキーが右に寄ります。この挙動はTeclast T50 ProでもBlackview Active 8 Proでも同じでした。言うまでもなく、大画面デバイスの場合、テンキーが中央にあるよりもどちらかに寄っている方が使いやすいですよね?ここもAndroid 13の大画面デバイス用の機能改善点で、地味だけどなにげに便利なものだと思います。

まとめ

この記事執筆時点で私の手元にTeclast T50 ProとBlackview Active 8 ProというAndroid 13搭載のタブレットがあり、挙動を比較することができたのは良かったと思います。

ここからは私の推測です。もともとTeclastのAndroidタブレットは私の経験上、カスタマイズ部分が少ない「素のAndroid」に近いものになっています。そのTeclastのタブレットをもとにこの記事を書きましたので、おそらく低価格帯の中国タブレット(あまりカスタマイズしていない製品が多いです)でAndroid 13を搭載しているものは、この記事でのご説明内容に近いUIになっているのではないか、と思います。

一方で、Blackviewのように独自UIを採用しているメーカーの製品(XiaomiやOPPOなどが該当すると思います)の場合、Android 13の大画面デバイス向けの新機能を適宜取り入れつつ、独自UIの機能を改善していくだろうと思いますので、この記事の説明内容通りにはならないでしょうね。

特に低価格帯のタブレットの購入を検討されている場合、搭載OSがAndroid 12なのか13なのかで、見た目も機能も結構な違いになるものと予想します。

関連リンク

Teclast T50 Pro レビュー - Helio G99搭載、Teclastの最上位タブレットが大きくパワーアップ!
Blackview Active 8 Pro レビュー - アウトドア派は必見!Helio G99と48MPカメラを搭載するタフネス・タブレット

スポンサーリンク