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Blackview Active 8 Pro レビュー - アウトドア派は必見!Helio G99と48MPカメラを搭載するタフネス・タブレット

Blackview Active 8 Pro
BlackviewのAndroidタブレット「Active 8 Pro」の実機レビューです。タフネススマホでは定評のあるBlackviewが手掛ける「タフネスタブレット」で、堅牢な筐体はもちろんのこと、中国メーカー製の低価格帯タブレットとしてはトップクラスのスペックを備えた製品です。

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なお、レビュー機はBlackviewからの提供品です。

ここがおすすめ
・タフネススマホ好きには刺さりまくる外観
・高い堅牢性と防水・防塵性能
・Helio G99搭載で動作もサクサク
・音質がよく、大音量が出せるスピーカー
・48MPカメラ搭載
・22,000mAhの超大容量バッテリー、リバースチャージにも対応
ここがイマイチ
・1キロに迫る重さ
・WidevineはL3
販売サイトはこちら
Blackview Active 8 Pro:Blackview Official Store(AliExpress)

1.Blackview Active 8 Pro スペック

スペック表

   Blackview Active 8 Pro
OS Doke OS_P 3.0(Android 13ベース)
CPU MediaTek Helio G99
RAM 8GB
ストレージ 256GB
ディスプレイ 10.36インチ(2,000 x 1,200)
LTEバンド FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19
20/25/26/28A/28B/30/66
TDD:B34/38/39/40/41
SIM nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他)
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth
入出力 USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ イン16MP/アウト48MP
バッテリー 22,000 mAh
サイズ 256.3 × 165.8 × 16.8 mm
重量 976 g

コメント

OSはBlackviewではおなじみの独自UI、Doke OS_P 3.0です。UIのバージョンは以前ウインタブでレビューをしたBlackview Tab 16と変わっていませんが、Android 12ベースからAndroid 13ベースとなりました。タブレット用のDoke OSはPCモードを搭載しているなど、大画面を有効に使える工夫も施されています。

CPUはHelio G99です。最近の中国メーカーのミッドレンジ機ではよく見かける4Gの(5Gには非対応)型番ですね。Antutu Ver.9のスコアが30万点台後半をマークする高性能なものです。RAMは8GB、拡張機能により最大16GBとして使えます。ストレージは256GB、ディスプレイは10.36インチで解像度は2,000 × 1,200です。また、ペン入力が可能で、ペンも付属します。

Active 8 Proは従来の中国タブレットよりも全体的に高いスペックになっていますが、特にカメラのスペックが非常に高くなっていて、イン側16MP、アウト側48MPです。私はいわゆる中華タブで48MPカメラ搭載の製品を見たことがありません。

バッテリーも22,000 mAhと超大容量です。また、33Wの急速充電に対応し、さらにリバースチャージ機能(この製品をモバイルバッテリー代わりにして、他のデバイスを充電できる機能)も備えています。

通信バンドについては日本の主要バンドをカバーしています(もちろん技適マークもついています)。レビューに際し楽天モバイルのSIMを使って通話テストをしましたが、正常に通話ができる(VoLTEが使える)ことを確認しています。

筐体は見た目がいかついだけでなく、MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性とIP68/IP69Kの堅牢性を備えています。

ということで、スペック表を見ただけでも「タフネス系好き」な人には「期待しかない」タブレットだと思います。

これから外観や使用感についてご説明していきます。

2.Blackview Active 8 Pro 外観

Blackview Active 8 Pro 同梱物
同梱物です。結構多いですね。左上に取扱説明書(日本語あり)とその補足「ナイトモードの設定方法」が書かれた一枚もの、その下にUSB Type-C – USB Type-Cの充電ケーブルとACアダプター。なお、レビュー機のACアダプターはEUプラグでしたが、日本から購入する場合は日本仕様のACアダプターもしくは変換プラグが同梱されるはずです。一番下にあるのは背面に取り付けるバンド(ストラップ)です(後述します)。

本体の下にはスタイラスペン、その下にバンド取付用の器具(実質的にはマイナスドライバーです)とSIMピン、そしてUSB Type-A – USB Type-Cの変換アダプターがついていました。

Blackview Active 8 Pro ペン
付属のペンは先日レビューしたBlackview Tab 16と同じもので、ペン先にプラスティックの円盤がついています。また、このペンは「速く描くと線が太くなり、ゆっくり描くと細くなる」仕様で、一般的な「筆圧対応」とは挙動が異なります。そのため、メモ用としては問題なく使えます(なにげに円盤がついていると描きやすい)が、筆圧の効き方が一般的なペンと異なりますので、イラストやマンガの制作には向きません。

Blackview Active 8 Pro 前面
前面です。ベゼル幅は低価格帯のタブレット製品として普通くらいかと思います。ただし、四隅が補強されていますので、ゴツい印象があります。インカメラは横持ち時の上部中央に配置されています。

Blackview Active 8 Pro 背面
背面です。ここはBlackviewのタフネススマホの流れを汲み、「らしい」デザインですね。アウトカメラは右上に配置されています。

Blackview Active 8 Pro バンド取り付け
背面左右にあるネジ穴にバンド(ストラップ)を取り付けてみます。付属の器具を使えば割と簡単に取り付けられます。

Blackview Active 8 Pro バンド取り付け後
取り付けてみました。Active 8 Proは重量がかなりのもの(ストラップなしの実測値が938 g、ストラップ込みだと962 gありました)なので、屋外で使う場合はこのようにストラップに手を入れると安定します。というか、普通に持つとかなり重く感じます。

Blackview Active 8 Pro 上面
Blackview Active 8 Pro 下面
上面と下面です。こちらにはポート類やボタン類はありませんが、上面(上の画像)の左側にマイク穴があります。

Blackview Active 8 Pro 左側面
左側面です。こちらには電源ボタンと音量ボタン。割とオーソドックスです。また、画像右側にスピーカーグリルがあります。

Blackview Active 8 Pro 右側面
右側面には中央にUSB Type-Cポート、その右にSIM/microSDスロット、そしてイヤホンジャックがあります。こちらにもスピーカーグリルがありますね。

Blackview Active 8 Pro 右側面
右側面のポート類はすべてパッキン付き。

3.Blackview Active 8 Pro システム

Blackview Active 8 Pro ホーム画面とアプリ一覧

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ホーム画面とアプリ一覧です。なお画像にある「崩壊(ゲームアプリ)」「DRM Info」「OneDrive」および「Amazon Prime Video」はレビューのために私がインストールしたもので、プリインストールアプリではありません。

Blackview独自のプリインストールアプリもいくつか入っており、おなじみの「凍結室(ここにアプリを登録すると、バックグラウンドで動作しなくなる)」をはじめ「マルチテックメモ(メモアプリ)」「POQ(ニュースアプリ)」などが入っています。ただ、この製品の場合、ストレージ容量が256GBあり、プリインストールアプリが多くのストレージ領域を使っているわけでもないので、特に問題はないでしょう。

Blackview Active 8 Pro

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タフネスデバイスらしいのが「ツールボックス」です。ここでは騒音計の画像も一緒に掲載していますが、コンパスとか高度計はアウトドアシーンでは役に立ってくれると思います。もちろんActive 8 ProはGPSも搭載しています。

Blackview Active 8 Pro
PCモードも健在です。キーボードやマウスを接続して作業する場合には役に立ってくれるでしょう。なお、PCモードについてはBlackview Tab 16の実機レビュー記事で細かくテストしています。

4.Blackview Active 8 Pro 使用感

ディスプレイ

単体で使うぶんには十分な発色品質だと思います。また、設定で「標準」「鮮明」「プロ(色温度を手動で調整できる)」と、モードの切替も可能です。

手持ちのPCモニター(27インチIPS液晶、100%sRGB)と比較してみると、原色、特に赤系が少し弱い(淡い)と感じられました。ただし、この価格帯のAndroidタブレットとしては決して悪くはないだろうと思います。

なお、この製品はWidevine L3です(DRM Infoで確認。AmazonプライムビデオでHD画質視聴ができないことも確認)。したがって、動画サブスクリプションサービスではHD以上の画質での視聴はできません。この点はご注意ください。

スピーカー

メーカー説明では「クアッドスピーカー」とのことでしたが、スピーカーグリルは左右に2つあるのみ。それぞれのグリルに2つずつスピーカーがあるのかもしれませんが、使ってみて「クアッド」という感じはありませんでした。

音質はタブレット製品としては「素晴らしい」です。筐体に厚みがあり、重いこともあってか低音から高音までクリアに聞こえますし、ステレオ感もしっかり出ています。また、タフネスタブレットらしく音量もかなり大きくできますが、最大音量にすると音楽などでは少し音割れを感じます。個人的にはこれまでレビューしてきた中国タブレットの中ではベストだと思いました。

バッテリー

ちょっとオーバーかも知れませんが「気が遠くなるほど長持ち」しますねw さすが22,000 mAh。1日や2日でバッテリー切れを心配するようなことにはなりません。使い方にもよりますが、2泊3日の旅行くらいなら充電は不要かと思います。また、リバースチャージ機能もついていますので、他のデバイス(スマホなど)に給電することもできますから、(体感的な話で恐縮ですが)おそらく1泊2日のキャンプに友だちと出かける場合、Active 8 Pro本体と自分のスマホと友だちのスマホの電源を十分賄えるのではないかと思います。

FMラジオ!

Blackview Active 8 Pro FMラジオ
中国タブレットや中国スマホの多くには「FMラジオ」アプリが入っています。ただし、ほとんどの場合、日本の周波数に合っておらず、日本では使えません。

Active 8 Proは「日本の周波数をカバーしています」。有線イヤホンの使用が必須となります(イヤホンケーブルをアンテナとして使うため)が、モバイルデータ通信やWi-Fiが使えない環境でもラジオが聴けるというのはタフネス系のデバイスでは朗報ですよね!

…ただし、レビュー機に関してはちょっと問題がありました。当初快適にNACK5(埼玉)やFM東京、FM横浜などが聴けていたのですが、すぐに動作しなくなりました。現在メーカーに問い合わせているところです。詳細がわかりましたらこの記事に追記・修正します。

5.Blackview Active 8 Pro カメラ

Blackview Active 8 Proは購入しやすい価格帯のAndroidタブレットとしては異例とも言える48MPカメラを搭載しています。

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Blackview Active 8 Pro カメラアプリ
中国の低価格タブレットの場合、カメラアプリの機能が最低限であることが多いですが、Active 8 Proのカメラアプリはそこそこ多くの項目があります。この画像にあるように、48MPモード、ナイトモード、美顔モードがあり、ズームも2倍と4倍が可能です(言い換えると標準倍率を含め、3つしか倍率が選べません)。

Blackview Active 8 Pro 4 カメラアプリ
また、Proモードやモノクロモード、ポートレートモード、パノラマモードも選べます。

Blackview Active 8 Pro 通常倍率

12MP、標準倍率

Blackview Active 8 Pro 2倍ズーム

12MP、2倍ズーム

Blackview Active 8 Pro 4倍ズーム

12MP、4倍ズーム

実際に何枚か撮影してみました(すべて原寸ではなく、縮小加工しています)。風景・建物などの撮影では十分満足できる画質だと感じました。ただし、(当たり前ではありますが)ズーム撮影では画質が粗くなり、特に4倍ズームではかなり画質が劣化します。

Blackview Active 8 Pro 48MPカメラ

48MP

48MPでも撮影してみました。48MPではズームが使えません。また、普通に風景や建物を撮影しても、12MPと比べて顕著な画質差は感じません。ただし、撮影画像が非常に大きくなるので、Webサイトではなく、実際にプリントアウトしてみるとより鮮明に撮影できているのではないか、と思います。

Blackview Active 8 Pro

Blackview Active 8 Proで撮影

Blackview Active 8 Pro

Google Pixel 7で撮影

屋内で飯テロ写真を撮るとボロが出ます。Google Pixel 7で撮影したものと比較するとその差は一目瞭然。発色が不自然になっているのがよくわかります。

それと、Active 8 Proはマクロ撮影…などという高級なレベルではなく、近距離での撮影ができません。上の2枚の画像、オムライスの大きさが違ってますよね?Active 8 Proでの撮影ではオムライスからある程度離れないとピントが合わせられませんでした。しかもこの際、私はレストランで「バンザイ」するような格好で両手を上げてActive 8 Proを持ち撮影しています(目立ちましたよ…)。

Google Pixel 7で撮影した夜景

Google Pixel 7で撮影

Blackview Active 8 Proで撮影した夜景

Blackview Active 8 Proで撮影

ナイトモードでの撮影もしてみました。Google Pixel 7と比較してみます。ご存知の通りPixel 7のカメラ品質は高く評価されていますので、さすがにPixel 7と比較するのはちょっとかわいそうかな、と思うのですが…。

建物のくっきり感や濃淡についてはPixel 7には及びませんが、私としては「Active 8 Pro、ずいぶん健闘しているなあ…」と思いました。タフネスタブレットというジャンルの製品でここまでキレイに撮影ができるのであれば十分合格点をあげられると思います。

6.Blackview Active 8 Pro 性能テスト

Blackview Active 8 Pro ゲームモード

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Active 8 Proには「ゲームモード」というのがあります(アプリです)。ここにゲームを登録しておくとゲームの画面(上の画像ではAntutuの画面)上で着信やプッシュ通知のキャンセル、パフォーマンスモードの切り替えなどが可能です。Antutuベンチマークテストの測定に際し、ゲームモード上で「パフォーマンスモード」にしました。また、RAM拡張機能でRAMを16GBにしています。ただし、モードやRAMを変更して試してみてもスコアはほとんど変化しませんでした。

Blackview Active 8 Pro 4 Antutuスコア

参考(過去データから一部抜粋):
Xperia 5 II(Snapdragon 865):503,502
Xiaomi Mi 11 Lite 5G(Snapdragon 780):500,573
HUAWEI P30(Kirin 980):464,638
Oneplus Nord CE 2 5G(Dimensity 900):430,049
Redmi Note 11 Pro + 5G(Dimensity 920):427,053
Samsung Galaxy Fold SCV44(Snapdragon 855):414,302
OnePlus Nord CE 5G(Snapdragon 750):384,505
Blackview BV9300(Helio G99):374,388
iiiF150 R2022(Helio G95):350,565
POCO M4 Pro 5G(Dimensity 810):349,498
OnePlus Nord N10(Snapdragon 690):342,506
AGM Glory G1S(Snapdragon 480):340,864
AGM Glory Pro(Snapdragon 480):340,772
POCO M3 Pro 5G(Dimensity 700):330,303
Redmi Note 11 Pro(Helio G96):336,280
POCO M4 Pro 4G(Helio G96):311,030
Redmi Note 11S(Helio G96):307,755
realme narzo 50(Helio G96):287,043
DOOGEE S98(Helio G96):277,159
Redmi Note 11(Snapdragon 680):277,105
Blackview OSCAL C70(UNISOC T606):230,995
Blackview A95(MediaTek Helio P70):227,817
Blackview BV8900(Helio P90):203,298
Teclast T40S(MT8183):192,774
CHUWI HiPad Plus(MT8183):172,713
Samsung Galaxy Note FE(Exynos 8890):177,984
Blackview BV6600 Pro(Helio P35):102,808

Antutuベンチマークについては現在Ver.10がリリースされていますが、過去データが乏しい(というか、ウインタブには過去データがない)ので、比較しやすいVer.9を使いました。

スコアのほうは予想通り「30万点台の後半」です。現状ハイエンドCPUであればAntutu100万点越えのものが珍しくなく、「ミッドハイクラス」とされるものでも50万点~70万点位をマークしますので、それらとの比較では低めのスコアということになります。

ただし、このくらいのスコアが出れば、画質設定を落とす前提なら多くのゲームが楽しめますし、ゲーム以外の用途で挙動がもたつくことはまずありません。実際に「崩壊スターレイル」という、システム要件が「CPUがSnapdragon855、Dimensity1000、Kirin990、またはそれ以上、RAMが6GB以上」というゲームをテストプレイしたところ、中画質でも(私としては)特に問題なく動作しました。ちなみに私よりはこのゲームをやり込んでいると思われるライターのオジルさんは、この製品と同じくHelio G99を搭載するBlackview BV9300の実機レビューで「オープニングムービーではカクつきが見られたものの、プレイ画面では低解像度であればプレイできそうな状態」と評価しています。

それと、Active 8 Proには上にご説明したとおりゲーム支援機能(ゲームモード、通話やプッシュ通知をブロックし、メモリを最適化してくれる)がついてはいるのですが、製品特性的にゲームが主目的、というものではないと言えます(ゲームをするには筐体が重すぎ)ので、個人的にはこのくらいの性能で十分だと思います。

7.Blackview Active 8 Pro 使ってみた感想

実機レビューのため、しばらくActive 8 Proと付き合ってきましたが、結論から言うと「めちゃめちゃ気に入りました!」。ではウインタブ読者全員に「Active 8 Proを購入すべきです」と言えるかというと、そうでもありません。一般的なAndroidタブレットとは違いすぎる、というのがその理由です。

以下に気に入ったところ、クセつよなところを書いていきます。

Blackview Active 8 Pro
まず、機能性については期待を裏切らないものだったと思います。ここ2年ほどの間、ウインタブが実機レビューしてきた中国タブレットのCPUは「せいぜいUNISOC T618(T616)、Antutuスコアが25万点弱くらい」だったので、普段使いには全く支障がないものの、プレイできるゲームには制約がありました。Helio G99ならどんなゲームもサクサクか、と言われればそんなことはなく、ハイエンドクラス、ミッドハイクラスのスマホのようなわけには行きません。しかし、それでも「それなりにゲームも楽しみたい」と思っている人には大きな改善だったと思います。

Blackview Active 8 Pro
ここ最近Blackviewが注力している独自UI「Doke OS_P」ですが、使っていて面白いと感じられることも多いです。PCモードに関してはまだ発展途上と言いますか、完璧な仕上がり(挙動面でWindows PCとは遜色がない)を期待する人には依然として不満が出るとは思います。しかし、プリインストールされていたWPS Officeとの相性はよく、Chrome(ブラウザ)では使えなかったマウスの右クリックに対応していたり、ウインドウサイズに応じてフォントを拡大縮小してくれたりと、少なくとも文書作成(ワープロ)に関してはかなり使い勝手が良くなっているように感じられました。しつこいですけど「完璧な挙動」を求める人にはおすすめしません。でも、ウインタブ読者なら楽しめるんじゃないでしょうかね。

また、カメラについても従来の中国タブレットと比較すれば相当に出来がいいと思います。でも皆さんメインスマホはそれなりにスペックのいいものを使っていると思いますので、タブレットのカメラ性能にどこまで期待するか、というのはありますね。上でご説明したとおり、さすがにスマホの上位モデルのカメラ性能と比較するとまだその差は大きいと思いますし。

Blackview Active 8 Pro
Active 8 Proを普段使いのタブレットとするのに厳しいのは、やはりサイズです。私はActive 8 Proを外に持ち出す際にはPC用のリュックを使いました。別にリュックでなくてもいいとは思いますが、重量が1キロ近くあり(一般的な10インチタブレット2枚分)まして、軽量モバイルノート並みなんですよね。

Blackview Active 8 Pro
あと、カメラのテストのためにActive 8 Proを手に持って周囲をうろついていたんですが、この画像のような感じになります。「お前はドラえもんか?」とか「卓球でもするのか?」という感じですよね。当然街中では結構目立ちます(目立つと思います)。

ただし、Active 8 Proのストラップは手によく馴染み、目立ちはするんですけどとても快適に持ち歩けますw 落とす心配もありませんしね。

Blackview Active 8 Pro
タブレットにしては図体が大きく、重いので、屋内ではタブレットスタンドが欲しくなります。この画像は100均で買ったスタンドなのですが、Active 8 Proを屋内で使うために「なんか買った方がいい」です。ずーっと手で持って使うのは辛いです。

つまり、タブレットとしての基本品質については高く評価できますし、(試してないけど)筐体の堅牢性が高く、いかにもタフネスな外観も刺さる人には刺さるだろうと思います。でも、タブレットを外に持ち出さず、もっぱら屋内で使うのならActive 8 Proはあまりおすすめできません。

確かに低価格帯のタブレットとしては性能がいいですが、こんなに頑丈で重いタブレットはいらんでしょう。屋内メインなら先日レビューしたBlackview Tab 16のほうがずっと使いやすいはずです。Tab 16ならWidevineもL1ですし。

一方で、屋外、アウトドアシーン(キャンプや海水浴、釣り、登山など)での利用を視野に入れるならActive 8 Proは最高のタブレットだと思います。これまでご説明してきたとおり、比較的性能が高く、カメラ品質も「使える水準」です。また、ストラップに手を入れて持ち歩く場合、キャンプや海水浴などの場面では「ドラえもんになってしまう」ことをあまり気にしなくていいでしょう。電話機としても使えるので、アウトドアシーンでは「スマホいらず」にできると思います。

Blackview Active 8 Pro リバースチャージ
スマホいらずになるだけでなく、友だちのスマホを充電してあげることもできます。

ということで、万人におすすめできるとまでは言えませんが、多少なりともアウトドアでの利用を視野に入れている人にはおすすめです。

8.Blackview Active 8 Pro 価格など

Blackview Active 8 ProはAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあります。セールや割引クーポンの発行状況により価格は随時変わりますが、10月3日現在だと255.99ドル(40,024)です。この価格は製品ページにある20ドルOFFクーポンを適用したものです。

この製品の評価については記事内で書かせていただいたとおりです。私個人としては「最高のタブレット」だと評価できますが、あとは読者のみなさんのニーズ次第かと。ただ、発売記念セールの価格は「非常に安い」と思います。

9.関連リンク

Blackview Active 8 Pro:Blackview Official Store(AliExpress)

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コメント

  1. Active8とActive8Proは、現在いずれもAmazonでBlackview公式ショップが販売しています
    ノーマルとプロの違いはメモリと内部ストレージだけのようですね
    ストレージさえ気にしなければactive8で充分かも。TFカードも使えますし。私はそちらをソフトバンク回線で使用しています。
    通話もできますので、大きなスマホとして使用できます(笑)