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Blackview BV9300 レビュー - まさに質実剛健!これがBlackviewのフラッグシップだ!

Blackview BV9300 トップ
こんにちは、オジルです。少し前にウインタブでも紹介記事があったように、Blackviewのタフネススマホ「BV9300」が発売開始です。今回、一足先に実機に触れることができましたのでレビュー記事をお届けします。

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先に断っておきますが、タフネススマホですから当然、デカい!ゴツい!重い!と三拍子揃っています。ただし、Blackviewみずからフラッグシップと銘打つだけあって、ニーズがある層にしてみればかなり充実感がありそうな製品です。それではどうぞ。

なお、レビュー機はBlackviewからのサンプル提供品です。

ここがおすすめ
・防塵/防水性能や堅牢性は抜群
・15,080mAhの超大容量バッテリー
・タフネススマホながらミドルレンジのCPU、12GBのRAM
・ディスプレイのリフレッシュレート120Hz
ここがイマイチ
・500gオーバーなので気軽に持ち運べない
販売サイトはこちら
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1.Blackview BV9300 スペック

スペック表

  Blackview BV9300
OS Doke OS 3.1 (Android 12ベース)
CPU MediaTek Helio G99
RAM 12GB
ストレージ 256GB
ディスプレイ 6.7インチ(2,388 × 1,080)120Hz
LTEバンド FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18
19/20/25/26/28A/28B/30/66
TDD: B34/38/39/40/41
SIM nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他)
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth
入出力 USB Type-C、microSDカードリーダー
カメラ イン32MP/アウト50MP+8MP+2MP
バッテリー 15,080 mAh
サイズ 184.6 × 85.6 × 22.8 mm
重量 520 g

コメント

OSはAndroid 12ベースのDoke OS 3.1です。素のAndroidに準じており、さまざまな独自機能が使えるようになっています。

CPUはHelio G99を搭載します。CPU自体はミドルレンジの位置づけですが、RAMが12GBとかなり余裕があります。さらに拡張機能でストレージをRAMに割り当てた際には最大21GBの扱いにすることもできますから、重量級のゲームを高解像度でプレイするなどのヘビーな使い方をしない限り、ほぼストレスを感じないでしょう。ストレージも256GBとたっぷり確保されています。

ディスプレイはFHD+の解像度に加え、最大120Hzのリフレッシュレートに対応します。CPUやRAMに関してもそうなのですが、タフネススマホといえば屈強さが最優先で「スペック面はいまいち」といったイメージを持つ方が多そうなイメージがありますけど、その点BV9300は中身も充実していて感心します。そしてそれは、スペック上で見るよりも実機を触ることでより感じる部分でもありますね。詳しくは後述します。

カメラはメイン50MPの3カメラ構成、インカメラも32MPと必要十分な性能を有しています。何より特筆すべきは15,080mAhという超大容量のバッテリー。メーカーいわく最大76日間の待ち受けが可能で、停電など有事の際に役立つのはもちろんのこと、ちょっとした旅行やキャンプなどでモバイルバッテリーを持っていかなくても耐えうるだけの余裕があります。さらに、リバースチャージ(BV9300から他の機器への充電)にも対応しますので、BV9300自身をモバイルバッテリー代わりにするといった使い方もできそうですね。

ただし…冒頭でも伝えた通り、堅牢性とロングバッテリーの代償として、本体サイズは約23mmとかなり厚く、重量も520gとなっています。一般的なスマートフォンと比較するまでもなく明らかに大きく重いのですが、裏を返せば、そこさえクリアできれば活躍できるシーンは多そうです。

2.Blackview BV9300 筐体

Blackview BV9300 同梱品
まずは同梱品から。ACアダプターとUSBケーブル(Type-C to Type-C)、説明書のほか、謎のピックのようなもの(画像左下)が付属していました。これが何なのかはいまだに不明…。それはさておき、ケーブルがC to Cになっているのはいいですね。BV9300本体を充電するのに使用するのはもちろん、リバースチャージ時に他の端末に接続する際、別途ケーブルを用意しなくて済むのはメリットだと感じます。

Blackview BV9300 技適
外箱の底面にはラベルが貼られていて、各種製品情報と共に技適マークも確認できます。

Blackview BV9300 正面
では本体を見ていきましょう。まずは正面から見たところです。ご覧の通り、ひと目で分かる重厚感。タフネススマホなので上下左右ともにベゼルが広いのは仕方ない部分として、ここまで上部ベゼルに余裕があるのにカメラがパンチホールなのはどういう意図が…きっと何かしら理由があるんでしょうけどね。個人的には収まりがよい印象ですので特にネガティブには捉えていません。

なお、レビュー機はブラックでしたが、BV9300はオレンジとグリーンのカラーバリエーションもあり、ベゼル部分のフチが対応色のカラーリングになります。

Blackview BV9300 背面
裏面です。こちらもザ・タフネススマホといった重厚な造りになっています。もはや多くを語る必要はなさそうですね。外箱同様にラベルが貼られていて、こちらにも技適マークが確認できます。裏面もオレンジやグリーンのカラーを選択した場合は対応した色のアクセントが加わります。

Blackview BV9300 底面
底面(下面)です。Type-Cのポートを保護するキャップはずいぶん頑丈で、防塵/防水の面ではまったく問題なさそうです。ただ、開け閉めにそれなりの力を要することもあって、繰り返しているうちにどうなっていくのかは気になるところ。そのすぐ右にはスピーカーが配置されています。一番右にあるのはストラップホールですね。

Blackview BV9300 天面
天面(上面)部分はレーザー距離計としての役目を果たします。右のカメラのような形状をしているのがレーザー照射部で、左側はおそらくセンサーでしょう。なお、レビュー機ではレーザー距離計となっていますが、BV9300はこの部分をフラッシュライトとして選択するモデルもあります。この辺りは使う方の用途に応じて選んでいくことになりそうです。

Blackview BV9300 右側面
右側面はよくあるスマートフォンの構成と同じで、中央少し上に電源ボタン(指紋認証も兼ねます)、その上部に音量ボタンとなっています。

Blackview BV9300 左側面
左側面はSIMトレイがあり、オレンジ色のボタンはカスタムキーですね。あらかじめ用意された機能から選択するか、アプリのショートカットを割り当てることが可能です。デフォルトではレーザー距離計が選択されていました。ちなみに、このボタンひとつで「(1回)押す」「2回押す」「長押し」と3種類の機能を割り当てられます。私は2回押しでライト、長押しでスクリーンショットを設定してみました。

Blackview BV9300 Redmi Note 9Sとの比較
とまあ…ここまであえて触れてきませんでしたが、やっぱり見るからに「分厚い」ですよね。普段使っていて同じ6.7インチのRedmi Note 9Sと並べてみるとその違いは歴然。Redmi Note 9Sの厚さ/重量が8.8mm/209gですから、22.8mm/520gとなれば、単純に考えてスマホ2.5台ぶんくらいを1台に集約したような状態になっています。この大きさをどう判断するかですけど、15,080mAhの大容量バッテリーやIP68/IP69K、MIL規格を満たす堅牢性を考えればさほど不自然でもないような気はします。

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3.Blackview BV9300 使用感

システム

Blackview BV9300 ホーム画面
Doke OS 3.1ですが、基本的な部分は素のAndroidと遜色ありません。BV9300ならではの機能でいくと、手袋をしたままでも操作できる「グローブモード」はアウトドアや現場作業で活躍できるシーンがありそうですし、ゲームモードやメモリ解放など、近年の標準的なスマホに搭載されているようなものを当たり前に搭載している辺りは「ただゴツいだけじゃないぞ」といった感じが伝わってきます。

プリインストールアプリはゲームに始まり他のスマホからの引っ越しアシスタント、キッズモードなど多彩で、正直なところ個別機能の良し悪しとは関係なく「とにかく雑多」な印象を受けます。ただこれは悪い意味ではなく、使うかどうかはユーザーの意思に委ねるといった観点で、多くの選択肢を提供してくれていることに関しては評価すべきかなと思います。強いて言わせてもらうなら、それぞれの機能が点在していて、もしかしたら便利なのに見落としているかもしれないところが残念でした(実際のところ、紹介記事で書かれていた「ロック画面のショートカット」はどこで設定するのか不明なままでした)。設定周り一式を包括的にナビゲートしてくれるランチャのようなアプリがあったらなあ…と感じてしまったのは欲張りすぎでしょうか。

Blackview BV9300 フォーカスモード

フォーカスモードでは、利用シーンに応じた使い分けが可能


Blackview BV9300 ツールボックス

タフネススマホならではの便利なツールもしっかり搭載

ディスプレイ

私の勝手なイメージかもしれませんが、タフネススマホは解像度が高くなく、リフレッシュレートも60Hzが当たり前じゃないか、という先入観がありました。しかし、BV9300はFHD+の解像度に加えて120Hzのリフレッシュレート、タッチサンプリングレートは240Hzと及第点以上の出来栄え。前出のRedmi Note 9S(リフレッシュレートは60Hz)を普段使っている私にしてみれば、触れてすぐに気づく「ヌルサク感」に感動するとともに、「ああ、今のスマホってこうだよな。スマホ買い替えたいな…」と軽い嫉妬すら覚えるレベルでした。

スピーカー

Blackview BV9300
こちら、紹介記事中の画像を再掲しています。実機はというと…先ほど筐体の項目でお伝えした通り、レーザー距離計のところにはスピーカーは存在せず、この画像でいくと右側部分からしか音は流れていません。「画像はイメージ」と言ってしまえばそれまでですが、ちょっと紛らわしいですよね。タフネススマホのスピーカーにどこまで求めるかは人によって違うでしょうけど、私は別にデュアルスピーカーである必要はないと思っていますし、特に音質が著しく低いといった印象は一切受けませんでした。

カメラ

カメラUIは広角・マクロといった撮影方式はもちろん、ナイトモードや美顔モードなど一般的なスマートフォンに多く搭載されているような機能が一式揃っていて、動画撮影では手ブレ防止機能も備えます。全般的にクセのない標準的な撮影ができる…というより、またまた普段私が使っているスマホよりもBV9300のほうがいいじゃないか、くらいの印象でした。

少し気になったのは夜間撮影した際にナイトモードの有無で写真に差が感じられなかったこと(全体的に薄暗かったのが影響していそうですが…)と、下の画像の赤の部分が肉眼で見るよりもビビッドに感じられたかなといったところです。

Blackview BV9300 カメラ

若干ではあるが暖色の主張が強い…が、気になるレベルではない。


Blackview BV9300 カメラ

マクロ撮影はスムーズにフォーカスが行われ快適。


Blackview BV9300 写真

明るい場所での撮影は色・ディテールともにきれいな印象

レーザー距離計

Blackview BV9300 レーザー測定
直径30cmの丸テーブルの長さを計測してみました。実際にはテーブルと壁の間に約3cmの隙間があったのと角度の影響からか若干の誤差が出ていますが、サッとスマホで計測できるのは便利だと感じました。私の日常ではあまり想像できませんが、最大40mまで計測できるため、メジャーで簡単に測定できない距離を測りたいようなシーンでは便利に使えそうです。

Blackview BV9300 測定方式
余談ですが、最初のうち何度やっても長さがおかしかったため、色々と確認してみたところ測距方式が間違っていたようです。。

Blackview BV9300 体積測定
面積や体積を測ることもできます。体積というと私はあまりピンときませんが、配送業者に集荷依頼する際、3辺を測定して料金を算出してもらう際のアレをスマホでできるようになるため、使う人によっては便利そうですね。

4.Blackview BV9300 性能テスト

Blackview BV9300 antutu

参考:
Xiaomi Mi 11 Lite 5G(Snapdragon 780):500,573
Oneplus Nord CE 2 5G(Dimensity 900):430,049
Redmi Note 11 Pro + 5G(Dimensity 920):427,053
Samsung Galaxy Fold SCV44(Snapdragon 855):414,302
OnePlus Nord CE 5G(Snapdragon 750):384,505
iiiF150 R2022(Helio G95):350,565
POCO M4 Pro 5G(Dimensity 810):349,498
OnePlus Nord N10(Snapdragon 690):342,506
AGM Glory G1S(Snapdragon 480):340,864
AGM Glory Pro(Snapdragon 480):340,772
POCO M3 Pro 5G(Dimensity 700):330,303
Redmi Note 11 Pro(Helio G96):336,280
POCO M4 Pro 4G(Helio G96):311,030
Redmi Note 11S(Helio G96):307,755
realme narzo 50(Helio G96):287,043
Redmi Note 11(Snapdragon 680):277,105
Blackview A95(MediaTek Helio P70):227,817
DOOGEE S98(Helio G96):277,159
CHUWI HiPad Plus(MT8183):172,713
Samsung Galaxy Note FE(Exynos 8890):177,984
Blackview BV6600 Pro(Helio P35):102,808
OUKITEL C22(Helio A22):99,664
AGM H3(Helio P22):84,184
BlackView A55S(Helio A22):78,630
geanee ADP-503G(MT6737M):46,316

AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは374,388点でした。Helio G99のスコアとしては想定通りといったところでしょうか。ただし、BV9300はRAMを12GB搭載していることもあり、一般的なミドルレンジスマホよりもキビキビと動いてくれる印象を受けました。

Blackview BV9300 崩壊
さすがに重量級のゲームは厳しいだろうと思いつつ、ためしにリリースされたばかりの『崩壊:スターレイル』をインストールしてみましたが、オープニングムービーではカクつきが見られたものの、プレイ画面では低解像度であればプレイできそうな状態でした。スペック要求の高いタイトルだと同じようなことが予想されますが、それ以外では問題なく楽しめるかと思います。

5.Blackview BV9300 レビューまとめ

Blackview BV9300はAliExpress内のBLACKVIEW Official Storeに製品ページがあり、5月10日午後4時(日本時間)からワールドプレミアセール開催が予定されており、セール価格はライトバージョンが219.99ドル(約31,100円)、レーザー距離計バージョンが229.99ドル(約32,500円)です。

タフネススマホを検討する上で大きいこと自体はさほど気になるポイントではないでしょうけど、問題は500gオーバーをどう捉えるか次第だと思います。私のように平日は電車移動で会社との往復、休日は近所のおでかけがほとんど…といった方であればはっきり言って重すぎて話にならないでしょう。でも、最近キャンプや車中泊をする機会が増えてきたウインタブ管理人のような方や、車移動中心などでスマホを「持ち歩く」時間が少ない方にしてみればむしろ重さもデメリットではなくなります。

タフネススマホでありながら、きちんと性能面に妥協していないBV9300。一部で辛口なコメントもしましたけど、総合的に見ると悪い部分は見当たらず、純粋に重さだけだと思います。もし私が釣り・登山・ソロキャンプなどを趣味にしているような人間なら、間違いなく「買い」ですね。ワールドプレミアセール価格での購入はお世辞抜きにだいぶお買い得ですので、ご検討の方はお見逃しなく!

6.関連リンク

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