中国メーカーのALLDOCUBEが低価格帯の10.1インチAndroidタブレットの上位モデル「iPlay 20 Pro」を発売しました。無印版のiPlay 20との外観上の違いはほとんどなく、システム構成がパワーアップした製品です。なお、この記事では無印版との相違点にフォーカスしてご説明いたします。無印版についてはウインタブで実機レビュー済みなので、筐体品質やベンチマークスコアなどに関しては無印版のレビュー記事をご参照ください。
ALLDOCUBE iPlay 20の実機レビュー - 低価格な10.1インチAndroidタブレット。筐体の完成度は高め、動画や電子書籍などのコンテンツを楽しむには十分!
概要
ALLDOCUBE iPlay 20 | |
OS | Android 10 |
CPU | UNISOC SC9863A |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチIPS(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | B1/2/3/5/7/8/20/28AB |
SIM | Nano SIM × 2 |
ネットワーク | 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 6,000 mAh |
サイズ | 245.2 × 149.4 × 7.95 mm |
重量 | 450g |
OSは現時点で最新となるAndroid 10、CPUはUNISOC SC9863Aです。SC9863Aは中華タブでは最近採用例が増えており、エントリークラスながらそこそこの実力があります。先日の無印版iPlay 20で、ライターの輪他さんの非常にわかりやすい説明を引用すると
FPSゲームのCall of Dutyをプレイしてみました。グラフィックの設定は「低」固定となり、ゲームが始まるまでは、ある程度カクツキもありましたが、始まってしまえば思っていたより快適にプレイできました。チームとしては負けてしまいましたが、10キルを達成し、敗戦チームのMVPになるなど、ハイエンドの機種でプレイした時とほぼ同等の戦果を得ることができました。
ということで、グラフィック設定を落とせばFPSゲームも(多少我慢すれば)プレイ可能のようです。ただ、FPSなんかをプレイするのならもう少しハイスペックな製品のほうが良さそうですけどね。
Pro版になってパワーアップしたのはRAMとストレージの容量です。RAMは6GB、ストレージは128GBとなりました(無印版は4GB/64GB)。特にストレージは動画などの大容量データの保存にはかなり有効だと思います。
それ以外の変更点はありません。輪他さんの無印版レビューを見ると、価格の割に筐体品質は高く、またディスプレイの品質もいい、ということなので、動画視聴用タブレットとしては非常に有能かと思われます。
Pro版と言ってもCPU性能が上がったわけではなく、ディスプレイ解像度が高くなったわけでもなく、RAMとストレージ容量が大きくなっただけなので、必ずしも全ての人がPro版を必要とするわけでもないと思います。ただ、無印版とPro版の価格差がめちゃめちゃ大きいわけでもないので、予算に余裕があればPro版にしておいてもいいかもしれません。
その価格ですが、8月13日現在、中国の通販サイト「Banggood」で149.99ドル(16,176円)となっていて、無印版の価格(ちょくちょくセール価格になっています)よりも30ドル前後高い印象です。RAMとストレージの増量分としては妥当だと思いますが、150ドルくらいになると競合の中華タブ(Teclast M30など)のスペックも充実してきますので、ちょっと悩んじゃいますね。
関連リンク
Alldocube iPlay 20 Pro:Banggood
コメント
ゴミSoC+無駄なRAM+無駄なROMのタブレットって思いました。(安いから文句は言えないんだけどなぁ)
CPU性能上げて(超マルチコア)、RAM3~4GBでROMは64~128GBのしっくりくる中華タブはありませんかね~?
Amazonでどんどん中華が売り切れて販売終了してる感じだからね。
CPU性能が比較的期待できるのはALLDOCUBE X Neoくらいでしょう。あとはHUAWEIのMediaPadにでもされたらいかがですか?ゴミじゃないと思いますよ。