ALLDOCUBE iNote － 使いやすそうなカスタムUIを搭載する10.5インチAndroidタブレット、グローバル版に期待！

ALLDOCUBEがAndroidタブレット「iNote」を発売しました。ただし、7月4日時点ではグローバル版の発売が確認されておらず、中国版のみです。また、ある事情によってグローバル版がすぐに発売されるか不透明なところもあります。ただ、この製品はALLDOCUBEとして「新しい取り組み」がなされていて、ぜひグローバル版も出して欲しい、と感じましたので、読者の皆さんにも情報としてお伝えしたいと思います。

1.ALLDOCUBE iNote スペック

スペック表

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冒頭に書いた「ある事情」とか「新しい取り組み」というのはこれです。

この製品、「酷比魔方OS（Cube OS、Android 11ベース）」というカスタムUIが搭載されています。スマホだとカスタムUIはそれほど珍しくはなく、XiaomiのMIUIとかOPPOのColor OSなどがおなじみですし、これら大手メーカーはタブレット用のカスタムUIも揃えているケースがありますが、いわゆる「中華タブ」のほとんどはスマホと同じUIを採用しています。というか、「素のAndroid」ですね。

タブレットはディスプレイサイズが大きく、使い勝手のいいカスタムUIがあれば実用性は大きく改善されますので、この酷比魔方OSにも大きな期待が持てます。ただし、日本語を含む多言語対応は容易でないと思われ、早い段階でグローバル版が登場するのかはなんとも言えません。酷比魔方OSについてはメーカーサイトに説明ページがありますので、詳しくはこちらをご参照下さい（結構よさげなUIだと思いました）。

酷比魔方OS：ALLDOCUBE
※原文は中国語ですが、ブラウザーの翻訳機能でほぼ内容が理解できます。

CPUはHelio P90です。Antutu Ver.9のスコアは25万点程度なので、中華Androidタブレットとしてはまずまずの性能になっていると思います。RAMは8GB、ストレージは128GBと、こちらも十分な容量です。

ディスプレイは10.5インチで解像度は1,920 × 1,280、アスペクト比は3:2と、やや縦方向に長い形状です（Microsoft Surfaceシリーズと同じ）。

で、ここまでのスペックですが、OS（UI）を別とすれば、既存モデルの「ALLDOCUBE XGAME」と全く同じです。というか、筐体サイズやカメラ、バッテリー容量も同じです。なので、ハードウェアとしてはXGAMEと同じものと考えて良さそうですね。

2.ALLDOCUBE iNote 筐体

中国語ですが、そんなに難しくないと思います。これを見るとやはり、筐体色も含め、XGAMEと同じものですね。スピーカーは左右に2つずつ、合計で4つ装備され、イヤホンジャックはありません（麦克风というのはマイクのことです）。

XGAMEと同様、純正キーボードも用意されています（別売り）し、4,096段階の筆圧に対応するペン入力も可能とのことです（ペンも別売り）。

3.ALLDOCUBE iNote 価格など

ALLDOCUBE iNoteは中国版がTMALLで販売されていて、7月4日現在の価格は1,099元（約22,200円）です。ただし、TMALL販売分はGMS（Google関連サービス）が入っておらず、多言語対応するかも不明なので読者にはおすすめできません。

XGAMEとハードウェア的には同じと思われますが、なにしろ「新しいUI」が搭載されているという点で俄然興味がわきます。XGAMEでは「”GAME”を名乗るにはちょっとパワー不足では？」という思いもありましたが、このiNoteでは大きな画面をより有効に使えそうですし、キーボードやペンとの相性も良さそうです。「（ビジネスや学習などの）生産性」という観点だとHelio P90でもかなり快適に使えることでしょう。頑張ってグローバル対応してもらいたいところですね。

4.関連リンク

ALLDOCUBE iNote：ALLDOCUBE公式サイト
酷比魔方iNote平板电脑：TMALL