こんにちは、natsukiです。今回は、知っている人にとっては古いネタかもしれません。子供と遊んでみて、なかなか楽しめたので、紹介してみたいと思います。世の中、VRが注目されていますが、実現しそうで、案外と手軽には難しいのが「ホログラム」です。それを、スマホで擬似的に体験してみようというもの。方法は簡単、投影機を自作して、スマホで対応動画を流すだけ。では、やってみましょう。
1.投影機の作り方
完成図は、タイトル画像のような状態です。逆ピラミッド型の透明な枠を作り、そこにスマホで再生した画像を投影します。ネットで検索すると出てくる設計図は、以下のようなものです。、
材料は、CDケースなどと書いてある場合もありますが、100円ショップで売っている「プラ板」で十分です。油性ペンで絵を描いて、レンジでチンして縮ませて、無駄にキーホルダーを大量生産するアレです。「のりしろ」をつけてもいいですが、今回は瞬間接着剤を使って、断面を直接接着しています。その方がきれいですからね。
1面分だけ型紙を作り、それをずらして、プラバンを切り抜いていきます。
完成するとこんな感じです。
が、これだと、ちょっと小さいんですよね。もう少し大きく作り直してみましょう。
2.スマホに合わせて拡大版を作成
仕組みを考えると、ピラミッドの斜面の傾斜が、スマホ画面に対して45°をなせばいいわけです。図解すると、次の通り。
で、ざっと計算して拡大版を作ります。
この設計図で作り直すと、図②の完成品はこの通りです。
うん、ちょうどいいサイズですね。タブレットなど、もっと大画面のもので投影するなら、さらに大きい図③のサイズにするとよいでしょう。
3.投影してみる
では、投影してみます。動画は、YOUTUBEで「スマホ」「ホログラム」あたりをキーワードに検索すると色々出てきます。
4.まとめ
本当に空間に投影しているのではなく、反射を利用した擬似的なホログラムですが、実際にやってみるとなかなか本格的に見えますね。もちろん、子供は大喜び。
動画も、要は一つの動画を、4つ向きを変えて並べて再生しているだけなので、AviUtlあたりを使えば簡単に作れます。加工よりも、むしろ、背景が暗い素材となる動画を撮る方が大変かな。
夏休みの自由研究というほど大げさなものにはなりませんが、休日には、こういう工作で楽しんでみてはいかがでしょうか。