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LG Watch Style - 腕時計としてもスタイリッシュ!Android Wear 2.0搭載スマートウォッチ(実機レビュー:Rydeen)

LG Watch Style
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。このたび、Rydeenさんにライターをお願いすることになりました。私のほうでスカウトさせていただいております。初回の記事としてスマートウォッチの実機レビューをしていただきましたが、ウェアラブルデバイスに関しては今後も静かに普及してくのだろうと予想しております。Rydeenさんはスマートウォッチの経験が豊富と思われ、ウインタブの記事構成を現在よりも多彩なものにしていただけるものと思っております。Rydeenさんはライターとして執筆をお願いしておりますので、私が前フリを入れるのは基本的にこれが最後です。では、注目のスマートウォッチ記事をどうぞ!

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1.はじめに

こんにちは。先日VOYO VBook V3の読者レビューをさせていただいたRydeenと申します。この度ときどき記事を書かせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

さて早速ですが、先日 LG Watch Styleを入手しましたのでこちらでご紹介させていただきます。LG Watch Styleというのは今年の2月に発表になったLG製のスマートウォッチで、同時に発表になったGoogleのスマートウォッチ用新OS「Android Wear 2.0」を搭載した最初のモデルになります。米国とヨーロッパ、アジアで発売されていますが、残念ながら現在のところ日本国内では販売されていません。

2.スペック

OS: Android Wear 2.0
CPU: Qualcomm Snapdragon Wear 2100
ディスプレイ: 1.2インチ P-OLED ディスプレイ(360×360 / 299ppi)
サイズ: 高さ42.3×幅45.7×厚さ10.79mm
メモリ: 4GB eMMC / 512MB LPDDR3
バッテリー: 240mAAh
ネットワーク: Wi-Fi 802.11 b, g, n / Bluetooth 4.2 LE
センサー: 6 軸(加速度計 / Gyro) / 周囲光センサー
その他: 防水防塵(IP67)対応 / マイク / ワイヤレス充電

Android Wearに詳しい人なら気づいたかもしれませんが、LG Watch Styleは最新モデルの割には、これまで発売されてきた多くのAndroid Wear端末とそれほどスペックは変わりません。むしろバッテリー容量については従来のものよりも少なく、LG Watch Styleの最大のウィークポイントにもなっています。

これに対し、LG Watch Styleと同時に発表になったLGのフラッグシップモデル「LG Watch Sport」ではより高解像度のディスプレイとGPS、NFC、スピーカーを搭載し、更に4G LTEにも対応するなど、まさに「全部入り」となっています。

LG Watch Styleは、「全部入り」のSportとは異なり「コンパクトでスリム、かつスタイリッシュ」を狙ったモデルなんですね。

3.外観

LG Watch Style 外箱
まずは箱です。横においたNuAns NEOと比較してもらうとわかりますが、想像より大きい箱です。これまでのLGのスマートウォッチの箱だと立方体に近いデザインだったんですが、今回のLG Watch Styleは大きく薄いサイズになっています。

LG Watch Style 外箱2
開けてみると、はい、伸ばした状態で入っていたんですね。内容物としてはLG Watch Style本体と充電台、ACアダプタ、マニュアル類となっていました。

LG Watch Style スーツに合わせる
早速、腕に巻いてみました。この写真は朝の通勤時に撮ったものですが、LG Watch Styleはとてもシンプルでまさに「腕時計」というデザインなのでスーツにもよく合います。

LG Watch Style 革のベルト
このLG Watch Styleには標準で本革のバンドが付いているのですが、このバンドはGoogleのMODEバンドになっており、専用器具を使わず簡単に取り替えができるようになっています。

LG Watch Style ミラネーゼに交換後
ですが、私自身は革のベルトがあまり好きではないので、早速ミラネーゼタイプのものに取り替えてしまいました。LG Watch Styleのディスプレイの周囲はマットな質感なのですが、思いの外マッチしていて大満足です。

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LG Watch Style 裏側
なお、LG Watch Styleの裏側はプラスチックになっています。心拍計センサーも無く、また無接点充電となっているので非常にシンプルです。一見チープに見えますが、腕に巻いている時は見える部分ではありませんし、肌に当たるところなので汗が付くことを考えるとむしろプラスチックで無端子の方がよい気がしました。

LG Watch Style リューズ
LG Watch Styleのハードウェア的に大きな特長は、このリューズ部分です。これまでのAndroid Wear端末でもこの位置にボタンがあるモデルはありましたが、LG Watch Styleではこのリューズが回転式ボタンになっていて、回すことで表示をスクロールさせることができます。はい、Apple Watchのデジタルクラウンと同様の機能ですね。

LG Watch Style アプリメニュー
Android Wear 2.0からはアプリメニューが円に沿うようにスクロールしていくのですが、この回転式ボタンと非常にマッチしてスムーズにスクロールしていきます。もちろんディスプレイはタッチ操作対応なのでフリックでもスクロールできるのですが、スマートウォッチだとディスプレイサイズが小さくて指で表示が隠れてしまうので、回転式ボタンで表示を見ながらスクロールできるのはこの機種の大きな優位性と言えるでしょう。

LG Watch Style ディスプレイ赤
そのディスプレイですが、LG Watch Styleは完全な円形のディスプレイを採用しています。一部のAndroid Wear端末ではディスプレイの下部が平らになっている「フラットタイヤ型」を採用しているものがあり、欠けている部分に周囲光センサーを搭載しているのですが、LG Watch Styleは(おそらく)ディスプレイ周囲の黒縁部分に周囲光センサーを搭載しているようで、完全な円形を保ったまま明るさの自動調整が行えるようになっています。

LG Watch Style ディスプレイ紺アナログ
LG Watch Style ディスプレイ デジタル
円形ディスプレイとシンプルな外観のお陰で、LG Watch Styleにはどんなウォッチフェイスもしっくりくる気がします。私は以前より有料アプリの「WatchMaker Pro」を愛用しているのですが、いろんなデザインのウォッチフェイスをダウンロードして楽しんでいます。TPOに合わせて色々「化けられる」のはAndroid Wearの大きな特長ですね。

なお、鳴り物入りでリリースされたAndroid Wear 2.0ですが、ちょっと使っている限りではこれまでの1.xと比べてそこまでの進化を感じるまでには至りませんでした。期待していたGoogleアシスタントも殆どの機能が日本語では有効化されておらず、これまでの音声検索と何もかわらないようです。ただし、iPhoneとペアリングしてAndroid Wearを使っている人にとっては、スマートウォッチから直接Google Playストアにアクセスしてアプリやウォッチフェイスをダウンロードできるようになったのは非常に大きな進歩だと思います。

4.まとめ

LG Watch Style 腕にミラネーゼ
私はこれまで「LG G Watch」「LG G Watch R」とLG製のAndroid Wearを乗り継いできたのですが、今回のLG Watch Styleは非常にこなれたモデルだな、と感じました。無理に機能は追求せず、シンプルな外観と機能に徹することで、Android Wearの利用者拡大を狙った普及モデルの位置付けです。

個人的にはスマートウォッチはそこまで多機能である必要は無く、むしろファッション性が重視されるプロダクトだと考えているので、LG Watch Styleの方向性はぜひ応援したいところ。できれば安価な価格設定で日本国内での正式販売をおこなってほしいものです。

5.関連リンク

LGエレクトロニクス・ジャパンのプレスリリース(日本語)

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コメント

  1. NIA より:

    こういうので懐中時計タイプあったら本気で欲しいですね。