GamaKayというのは中国の周辺機器メーカーで、いわゆる「中華メカニカルキーボード」を手掛けています。ウインタブではかつてライターのnatsukiさんが「GamaKay K87」という、「キートップだけじゃなくてキーボード全面が光る」キワモノっぽい製品を実機レビューしていて、実際に試してみたら「いやこれ、普通にキーボードとして良く出来てるわー」という結論になってしまった、という微妙に笑える話があります。
GamaKay K87のレビューはこちらです
GamaKay(Womier) K87の実機レビュー - ホントに全部が光る!ロマンチックにデスクを盛り上げるメカニカルキーボード
今回ご紹介するGamaKay LK67は「見た目が気に入った」のでご紹介しますが、ウインタブ的には上記の経緯から、キーボードとしての出来もいいんじゃないかと思いますし、ちょっとした小ワザもついています。
●スペック
接続:USB有線/USB無線/Bluetooth 5.0(トリプルモード)
スイッチ:Gateronイエロー/シルバー/レッド/ブルー/ブラック/ブラウン
キーキャップ:PBTXDAプロファイル
バッテリー:2400mAh
サイズ:33 × 12 × 4 cm
重量:約990g
接続方法がUSB有線/USB無線/Bluetoothと3種類あるのが便利です。またスイッチもGateron製なのでメカニカルキーボードらしい打鍵感が得られると思います。というかブランド軸なので安心です。軸色も各色揃っているので、この点もありがたいですね。中華のメカニカルキーボードは「青軸のみ」という製品が少なからずあり、「多少は静かにタイピングしたい」という人にはちょっと厳しいものがありますから。それと、「ホットスワップ」なので、はんだコテなしでキースイッチを交換できます。
キーキャップのプロファイルはXDAです。ウインタブ的にはちょっと変わった形状ですが、キートップがゆるく球状に凹んでいて、ちょっとレトロな感じになっています。自作キーボード温泉街の歩き方さんに説明がありましたので、興味のある人はご覧ください。
メカニカルキーボードは内部に「鉄板」が入っていますので、基本的に重いです。この製品もサイズは小さい(横幅が14インチノートPCくらい)ですが、重量は約1キロもあります。ただこれ、構造上は仕方ないとしか言えません。
これが、記事にしたいと思った「見た目」です。キーキャップが機能別に色分けされ、全体的にちょっとレトロ、そしてちょっとポップな印象です。それと、右上に丸いダイヤルが見えますよね?
このダイヤルで音量調整と「再生/停止」ができます。まあ、そんなに多機能じゃないですけど、BGMを流しながら仕事をする人には便利かと思います。
このキーボードは「65%サイズ」なので、一部のキーが省略されていて、「複数キーの同時押し」となります。ただ、この図を見る限り、Fキーとバックライトの設定やマルチメディア系の機能が「同時押し」になっているものの、使用頻度の高いキーは普通に使えそうです。あとは日本語環境で使う場合に「IME切り替え」についてカスタマイズ設定が必要と思われます(Windows標準の設定アプリでCtrl+Space、あるいはShift+SpaceでIME切り替えができるようになります)。
側面や背面にもイルミネーションがあります。また、側面画像を見ると、角度調整用の脚はないようですね。
LEDライティングやキーマッピングを変更できる設定アプリも用意されていますので、割と細かい調整ができそうです。
GamaKay LK67は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、11月29日現在の価格は75.99ドル(8,905円)です。個人的には楽しく仕事でできそうな外観がすごく気に入りましたが、スイッチもGateronでホットスワップ対応ですし、設定アプリで自分好みにカスタマイズできるということもあり、見た目とは裏腹に本格的な仕様になっているとも思います。気分転換にキーボードを「ちょっといいもの」にしてみたい、という人にはおすすめできそうですね。
関連リンク
GamaKay LK67:Banggood