Samsungが最新スマートウォッチ「Galaxy Watch 5」国内向けモデルを発表しました。OSにWear OSを採用する高性能な製品で、高級感のあるデザインと強力な健康管理機能が魅力です。またLTEモデルの販売経路にドコモが追加され、以前から望まれていたFeliCaによる決済サービスの利用もサポートしています。
1.Galaxy Watch6シリーズ スペック
スペック表
コメント
OSはAndroidベースのWear OS 4です。2023年5月に開催されたGoogle I/Oで発表されたばかりの新バージョンで、Galaxy Watch 6シリーズが初採用となります。Wear OS 3以降GoogleとSamsungは密接に関わっていますが、Pixel Watchよりも早いタイミングで搭載されるのは意外でした。OSアップデートはGalaxyスマートフォン・タブレットと同じく最大4回保証されています。
同期ソフトは「Galaxy Wearable」です。Galaxy以外のAndroidスマートフォンでも(リモートカメラ機能など一部利用できない機能はありますが)ペアリングできます。ただし残念ながらiPhone(iOS)は今のところサポートされていません。
Google Play Storeから様々なアプリを追加できます。特にLTEモデルなら母艦となるスマートフォンを持ち歩かなくても通信できるので「YouTube Music」や「Spotify」で音楽をストリーミングで楽しんだり、「Samsung Browser」でお気に入りのWEBサイトを巡回することが可能です。
Galaxy Watch4シリーズから登場した生体インピーダンス法(BIA)センサーも健在で、指をボタンに触れるだけで体脂肪、骨格筋率といったデータを測定できます。
また90種類以上の運動データを記録できるフィットネス機能や、生活リズムに応じて最適な入眠方法をコーチングしてくれる睡眠記録機能もあります。
CPUはExynos W930です。Galaxy Watch6シリーズで初採用となる製品で、前世代のExynos W920と比較すると性能が18%向上しています。RAMは2GB、内蔵ストレージは16GBです。
ディスプレイは40 mm(Galaxy Watch6)/43mm(Galaxy Watch6 Classic)モデルが1.3インチ(432 × 432)、44 mm(Galaxy Watch6)/47mm(Galaxy Watch6 Classic)モデルが1.5インチ(480 × 480)です。
いずれもパネルはSuper AMOLED(有機EL)で、お気に入りのウォッチフェイスや母艦スマートフォンから転送した画像を美しい画質で表示できます。
強化ガラスは現時点で最高の硬度を誇るサファイアクリスタルが用いられているので、フィルムを装着せずとも細かい小傷が入ってしまう心配をする必要はありません。
バッテリー容量は40 mm(Galaxy Watch6)/43 mm(Galaxy Watch6 Classic)モデルが300 mAh、44 mm(Galaxy Watch6)/47 mm(Galaxy Watch6 Classic)モデルが425 mAhで、わずか30分で45%までチャージが完了する急速充電をサポートします。
日本国内向けGalaxy Watch6シリーズのみ、以前から搭載が望まれていたおサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。Galaxy Watch5以前のモデルでもNFCは内蔵されているため、Visaタッチ決済/mastarcardコンタクトレス決済は利用できたのですが、日本でよく使われているFeliCaもサポートされたことによって利用できる場面がさらに増えることになります。
現時点ではどのサービスが利用できるか発表されていませんが、おそらくSuicaはほぼ間違いなく対応するものと思われます。
2.Galaxy Watch6シリーズ 筐体
Galaxy Watch 6シリーズでは「Galaxy Watch6」と「Galaxy Watch6 Classic」が用意されます。最もベーシックなGalaxy Watch6はスポーツウォッチタイプのデザインですが、Galaxy Watch5以前のモデルと比較するとディスプレイのベゼルがより狭くなり、スタイリッシュになった印象を受けます。筐体色はグラファイトとゴールドです。
より「腕時計」らしいデザインのGalaxy Watch6 ClassicではTizen OS時代のGalaxy Gear/Galaxy Watchシリーズで好評だった回転式ベゼルが復活しました。ベゼルを回すことにより画面のスクロールやメニューの操作ができます。
スーツと組み合わせて装着しても違和感のないデザインで、プライベートだけでなくビジネスシーンでも活躍してくれると思います。筐体色はブラックとシルバーです。
Galaxy Watch6、Galaxy Watch6 ClassicともにSamsung純正交換ベルトがアクセサリーとして用意され、腕時計用のバンドをそのまま流用することも可能です。
3.Galaxy Watch6シリーズ まとめ
Galaxy Watch6シリーズは2023年9月以降の発売予定で、SamsungオンラインショップではWi-Fiモデルの予約販売がスタートしています。価格はGalaxy Watch6が50,160円(税込)から、Galaxy Watch6 Classicが66,960円(税込)からです。また、Samsungオンラインショップで購入すると純正バンドで利用できる7,000円分のクーポンがもらえるキャンペーンも開催されます。
LTEモデルはドコモとauが取り扱い、こちらは11月以降に販売開始となります。LTEモデルではナンバーシェアプランに加入することで母艦スマートフォンの電話番号をGalaxy Watch6シリーズと共用でき、単体でデータ通信を行えるようになります。Galaxy Watch5シリーズまではauでしか利用できなかったので、今回ドコモ(格安プランのahamoも含む)でも利用できるようになったのは大きいと思います。
かのあゆも過去Tizen OS時代のGear 2、Galaxy Watch Active/Active2、Galaxy Watch4を使っていましたが、特に睡眠記録機能が強力で毎日の健康管理やサイクリングのデータ記録に活躍してくれていました。
今回日本でもFeliCaによる決済サービスが利用できるようになり、LTEモデルはドコモ回線でも利用できるようになるなど、より魅力的になったと思います。腕が3本以上あればぜひ購入したかったのですが、現在Apple Watch Series 6とTicWatch Pro 5を愛用中なので…
4.関連リンク
Galaxy Watch6シリーズ:Samsung
[PR]Galaxy Watch:Amazon
コメント
やはりGoogleのFelica上陸効果はでかい
あるいはハードウェア的には搭載しているが放置時代が長すぎたというべきか
とにかく日本始まった感
>>匿名さん
グローバル版だと以前からSamsung Payは利用できたのですが、日本では提供されていなかったのでようやく・・・といったところですね!弱点がなくなったので欲しいのですがTicWatchも完成度高いので・・・(汗
記事中の表の記載の仕方だと、ClassicもLTE対応に見えますが、これあってますか?
>>匿名さん
引用したSamsung公式サイトのスペック表だと共通になってしまっていてわかりづらいのですが、国内でLTEモデルが用意されるのはGalaxy Watch6のみでClassicはWi-Fiモデルのみとなります、