記事にアフィリエイト広告を含みます

eMeet Jupiter AI Webcamの実機レビュー ―AI搭載のWebカメラ。画質が良好でガジェット好きの食指が動きそうな製品です!

eMeet Jupiter
どうも。ひつじです。先日よりウインタブではeMeet社の製品をレビューさせて頂く機会が多いのですが、想像以上の機能(あるいはちょっとめずらしい機能)を有しているものもあります。そして今回はまさに「普通のWebカメラではあまりお目にかかれない」機能を持った製品を紹介できる運びとなりました。

スポンサーリンク

「AIフォーカス機能」を搭載したというeMeetのWebカメラ「Jupiter」。いったいどんな製品なのか気になる方も多いのでは?

※AIフォーカス機能とは:
人物を自動に検出し、オートフォーカス&オートズームを行い、会議の参加者を画面中の最適な位置に配置。本来は96度の視野度だが、Alフォーカスをオンにすると、参加者全員を自動的に検出し、画面を自動的に拡大・縮小し、96度~60度に調整することができる。(eMeetの製品説明から転記)
記事中に動画を埋め込んでいますので、この機能を確認できると思います

なお、今回は同製品をeMeet社よりご提供頂いております。ありがとうございます。

1.良い点と気になった点

eMeet AI Webcam Jupiterの良い点と気になった点は以下の通りです。

良い点

・Webカメラとしては比較的高画質
・必要十分な暗部性能
・スピーカーを搭載している
・ケーブルの着脱が可能
・マスクを着けていてもAIが動作

気になった点

・常駐ソフトが他のカメラ使用アプリを阻害する
・解像度変更等でケーブルの抜き差しを強制される
・ドライバが未成熟と思われる点

2.スペック

対応OS:Windows、MacOS
最大解像度:1,920×1,080
ビデオフレームレート:30fps
フォーカスタイプ:AIフォーカス
視野角:96度
マイク:無指向性マイク×4
スピーカー:モノラル(エコーキャンセル機能搭載)
接続端子:USB Type-C
寸法:90mm×55mm×66mm(実測)
重量:214g(実測)

スペックとしては筐体が90mmと奥行方向に少し長めなのと思ったよりずっしりとした感じはするものの、一般的なハイエンドWebカメラらしい内容を誇っています。しかしフォーカスタイプが「AIフォーカス」というのはコンパクトなWebカメラとしては珍しいですね。

暗部撮影等もこなしてくれるのでおおよそ性能上の不満はないでしょう。また、カメラには物理的なレンズカバーが付属しているので、持ち運びやセキュリティ面での不安も気がかりとはなりません。

スピーカーは実用品レベルですがボリュームも大きく、4,5人の会議であれば十分に必要な音量は取れるかと思います。(より多い人数だと厳しい局面があるかもしれません)マイクもこの手の製品としては十分有用なものを装備しています。

カメラそのものはプラグアンドプレイで動作しますが、AI機能のON/OFFや画質設定等は「eMeet Link」というアプリケーションを介して行います。このアプリケーションはWindowsとMacOSのみ対応しているのが現状です。そういった点からこれら以外のOSで使用することはちょっと難しいかもしれません。

なおWindows Helloとの互換性はありません。

2.筐体

jupiter_box

箱が豪華!

まずは外箱なのですが非常にリッチな仕様です。ちょっとお高い腕時計の箱等を彷彿とさせるような気密性の高さを感じます。

画像がなく、申し訳ありませんが、付属品は説明書などの書類とUSBケーブル(Type-AとType-C)、そして本体(カメラカバー付属)とシンプルな内容になっていました。下位機種にはポーチが付属していましたが今回は特にそういったものの添付はないようです。

jupiter_manual2

純正のアプリケーションについて

なお、書類は日本語訳もきっちり記載されています。

jupiter_front1

レンズカバー装着で前面。

jupiter_front2

カバーを外すとレンズはこんな感じです。

jupiter_left

側面は特に特徴なし。

jupiter_right

側面はこちらも特に特徴なし。

jupiter_back

背面にはUSB Type-C接続端子が。

jupiter_top

本体天面。

jupiter_bottom1

底面。三脚用のネジ穴があります。

jupiter_bottom2

脚部はほかのWebカメラのようにモニタに引っ掛けられる作り。

jupiter_bottom3

画面との接地面にはゴムパッドもついていて重量の割に安定します。

次に本体。レンズカバーにはスピンドル加工を模したデザインが施されており美しいですね。またレンズ下にはLEDが搭載されており、カメラが起動を開始した際に点灯します。また特に説明などは無いものの恐らく上部にマイクとスピーカーが取り付けられているのだろうと思われます。背面にはUSB Type-C端子があります。スタンド部分には三脚用ネジ穴等が付いていますがおおよそ他のWebカメラと変わらない構造を有しています。

3.使用感

以前の記事に記載をしていますがWebカメラで写真撮影をする場合は「ピクチャ」フォルダの「カメラロール」フォルダを「ライブラリに追加」する必要があります。初めてWebカメラを導入される際などはご参考ください。

スポンサーリンク

設置性

jupiter_set1

設置して真横から見たらこんな感じ。

jupiter_set2

筐体の大きさの割に結構安定しています。

筐体の形状からやや心配だったのですがこの点は杞憂でした。設置してみるとしっかり安定しており不安に感じる部分はありません。またデザインも悪目立ちせず、上質なカメラである様子が見て取れます。この点は個人的に好感触です。

ソフトウェア

jupiter_api1

アプリケーションのトップ画面。真ん中のカメラアイコンを押下すると設定可能。

jupiter_api2

設定画面はこんな感じ。画質設定でホワイトバランスや彩度調整が可能です。また、AI機能をOFFにすると手動で画角調整も可能。※マスクは鼻まで掛けましょう。

jupiter_api5

カメラのアップデートにも対応。

画質調整が思ったより柔軟である点、AIをOFFにしても画角等を調整できる点が良いですね。ソフトも直観的に使いやすいものに仕上げっているように思います。

jupiter_avast

DL数が少ないのか色々警告が出ましたが無問題でした。

気になったのはまずダウンロード~インストール時にWindows Defender SmartScreenやウイルス対策ソフト(Avast)等が導入拒否を強く推奨して来る点です。これはソフトの利用者の人数が少ないことやカメラ製品という性質上仕方がないところでもあります。念のためAvastのサンドボックス機能で動作チェックを実施しましたが特に問題点はないとのことでした。

他に細かい不満を挙げるならば高解像度モニタには字が小さすぎる点、解像度設定を変更した場合等に逐一本体の抜き差しを要求される点は気になります。

jupiter_cameraapi

設定用のアプリケーションが常駐するためWindows側のカメラ起動を阻害します。


それとソフトが常駐するのですが明示的に終了をさせないと他のカメラを使用するアプリケーションの動作を阻害する点はマイナスでしょう。これは直していただきたいポイントかなと思います。

画質

動画は以下をご参考ください。

eMeet JupiterのAIフォーカス機能をテスト
jupiter_api3

ズームしない場合、このくらいの画角で撮影可能です。

jupiter_api4

ズームするとここまで近くなります。この状態だと前後左右に動かすことも可能です。

動画を見て頂いたら分かる通り、人の動作に反応してカメラの向き等が変化しています。マスクをしていても検知はしてくれます。合わせて動画にて搭載されているマイクが音を拾っている様子も伝わるのではないでしょうか。特にエコー等が発生している様子はありません。

XperiaXZpremium_photo

Xperia XZ Premiumで撮影したもの


jupiter_camera

Jupiterで撮影したもの。※クリックで拡大します。

静止画は下位機種と比べ色が華やかです。Webカメラとしては比較的画質は良い方かと思います。また明らかに画角が広いですね。こういった基礎性能がかなり優秀な印象を受けます。

その他

レビュー時点で製品リリース前だったからなのか、あるいは正式なファームウェアではないかもしれません(アプリバージョンも0.50)。その為か、やや本体の動作が不安定だと感じました。フリーズ等が発生する場合もありましたがこの場合はケーブルを抜き差しすれば解決はするかと思います。恐らくこういった部分は時間が解決してくれるでしょう。

4.まとめ


eMeets AI Webcam JupiterはAmazonで販売中で、価格は税込み23,999円ですが、製品ページに10%OFFクーポンがあり、さらにクーポンコード「eMeetJupiter」を使用すれば4,800円OFFとなるため、両者を併用すれば16,799円で購入ができます(製品ページのクーポンは3月31日まで、4,800円OFFクーポンは3月7日まで)。

Webカメラの価格としてはハイエンドクラスと言えますが画質性能も高くAIフォーカスという面白い機能を有しているのでガジェット好きにはちょっと面白い製品だと言えますね。

既にWebカメラは必要に迫られて購入した方も多いかと思いますが使用する中で不満も少し感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。そういった方は是非乗換候補としても検討してみてください。

5.関連リンク

eMeet Jupiter:Amazon

スポンサーリンク