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dyplay ANC SPORT レビュー - 低価格ながらノイズキャンセリング対応、スポーティなデザインも魅力的なBluetoothイヤホン(実機レビュー:かのあゆ)

dyplay ANC Sports
こんにちは、かのあゆです。3,599円(6月3日現在)と低価格ながら周囲の騒音を抑えて音楽を楽しむことができるノイズキャンセリング機能に対応したBluetoothイヤホン「dyplay ANC SPORT」をレビューさせていただきます。本製品はIPX5準拠の防水にも対応しており、これからの季節のジョギングなどにもピッタリな製品です。なお、本製品は中国のメーカー「MeloAudio」にご提供いただきました。MeloAudioにはこの場を借りてお礼申し上げます、ありがとうございました。

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1.スペック

対応コーデック : SBC
内蔵電池容量:300mA
持続時間:約15時間
充電時間:約2時間
伝送距離:10メートル
※実際の通信距離は、使用環境や状況により異なります。
伝送方法:Bluetooth V4.2
充電コネクタ:Micro USB
充電:USBケーブル付き
防水等級:IPX5
商品の重さ:33g
待機時間:200時間

Amazonの製品ページに対応コーデックの記載がありませんでしたが、今回のレビューにあたりHuawei Mate 9 MHA-L29でペアリングして開発者オプションから対応しているコーデックを確認したところ、Bluetoothの規格上必須とされている「SBC」のみの対応となり、AACやapt-Xなどの高音質コーデックには残念ながら対応していませんでした。

iPhoneでもAACコーデックではなく標準のSBCコーデックでの接続となるため、YouTube動画などの再生では若干遅延があるものの、音質のほうは意外と健闘している印象でした。

音楽再生時の連続稼働時間は15時間と長く、使い方にもよりますが一回充電しておけば2、3日は使用することが可能です。充電時間はMicroUSBコネクタ経由で2時間程度です。

水の噴射を直接浴びてもイヤホン自体には影響することがないIPX5準拠の防水性能を備えており、汗に濡れた程度では故障することがないため、これから暑くなる季節を迎えても安心して利用することができそうです。

また、ANC SPORTの最大の特徴として、安価な価格設定でありながらノイズキャンセリングに対応していることが挙げられます。この機能により騒音の多い場所でも快適に音楽を楽しむことが可能です。

2.筐体

パッケージ
製品パッケージは結構大きめで、家電量販店の店頭で見る高価格帯の製品のようなしっかりとしたつくりです。パッケージや製品マニュアルに日本語の表記はありません。

付属品
付属品は専用ポーチ、検査合格証(中国製品にはたいてい付属します)、マニュアル(英語と中国語で表記されています)、イヤピース(XS、S、L)、充電用ケーブル、交換用イヤサポーターです。

ANC SPORT 同梱物
すみません、上の画像だとわかりにくいので、Amazonの製品ページにあった画像を掲載します。また、レビュー機はカラー(コードの色)が「レッド」ですが、この画像のように「ブルー」も選べます。

全面デザイン
全体的なデザインはこのような感じです。完全ワイヤレスというわけではなくケーブルは首にかけるタイプになっています。左右のユニットはマグネットでくっつけることができますので、ネックレスのように首にかけておいても落としてしまう危険がありません(使い方にもよります)。

イヤホン部デザイン
イヤホン周りはこのような形状になっています。「L・R」の表記が一切ないため初見ではどちらが左右なのかわかりづらかったのですが、リモコンがついているほうが右となります。

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リモコン
リモコンはボリュームアップ、再生、ボリュームダウンという配置で、ボリュームアップ・ダウンキーはそれぞれ長押しすると曲送り・曲戻しすることができます。

再生キーは長押しで電源オン・オフとなり、二回押すとノイズキャンセリングのオン・オフを切り替えることが可能です。

リモコン部端子
接続端子はMicroUSBとなっており(少しわかりにくいですが、画像左下にあります)、付属しているケーブルのほか、一般的なMicroUSBケーブルが利用可能です。コネクタ周りはゴムパッキンで保護されており、防水性能を維持するためにはしっかりとはめ込む必要があります。

3.使用感

装着感
装着感は悪くなく、また耳から外れてしまうこともなく、長時間装着していても特に疲れるといったことはありませんでした。首にケーブルをかけるタイプの無線イヤホンは今回初めて使いましたが、意外にも「首に何かがかかっている」という違和感はありません。

対応コーデックはSBCのみ
今回のレビューでは前述の通りAndroid 9 PieにアップグレードしたHuawei Mate 9 MHA-L29にて行いました。

Android 8.0 Oreo以降のバージョンでは開発者オプションからBluetoothイヤホンのコーデックを対応しているものに切り替えることができるのですが、ANC SPORTでは「SBC」のみ利用可能でほかのコーデックはグレーアウトして選択不可能でした。(ちなみに一番下にある“HWA”はHuawei独自のコーデックです。)

SBCはBluetoothの規格で対応必須とされているコーデックで、近年登場したハイレゾ音源の再生は考慮されていないため音質面ではどうしても劣ってしまうものなのですが、イヤホン本体に高品質なダイナミック・ドライバーを採用していることもあってか、音質自体は決して悪くないと感じられました。

少なくともSpotifyやYoutube Musicなどのストリーミング配信サービスを利用する分には十分すぎる印象で、目立ったノイズなどもなく、非常にクリアな音質を実現しており、この辺に関してはいい意味で予想を裏切られました。

ノイズキャンセリングに関しては最初に標準で装着済みとなっているMサイズのイヤピースを装着して秋葉原の街中で音楽再生を試してみたのですが、ノイズキャンセリングオン・オフともに騒音はほぼ軽減されず、正直なところその効果のほどがよくわかりませんでした。

Amazonの製品ページ内に「ノイズキャンセリングに関しては標準で付属している一番大きなサイズのイヤピースでないと効果がわかりにくい」というレビューがあったので、その通り標準で付属しているLサイズのイヤピースで確認してみたところ、ノイズキャンセリング・オンの状態で(周りの騒音が完全に消えるというわけではないものの)かなり騒音が軽減されることが確認できました。

イヤピースに関しては耳のサイズによっても装着感が変わってしまうため、人によっては窮屈に感じられるかもしれませんが、本製品でノイズキャンセリングの効果を発揮するためには大きめのイヤピースの装着が必須かもしれません。

ノイズキャンセリング対応製品の利用自体が初となるため、あまり他社製品との比較はできないのですが、その効果は確かに実感することができました。

4.まとめ

dyplay ANC SPORTはAmazonにて販売中で、6月3日現在の価格は税込み3,599円(価格表記は3,799円ですが、200円OFFのクーポンが製品ページにありました)です。ノイズキャンセリング機能がついた無線ヘッドフォンは高価な製品が多く、4,000円を切る価格設定でこの機能を搭載しているのは非常に魅力的だと思います。

高価格帯の他社メーカー製品と比較すると対応コーデックが少なく、ノイズキャンセリングの効果などが劣る可能性がありますが、音質自体はかなりクリアで長時間持つバッテリー性能、防水対応など基本的な部分も抑えられているため、ノイズキャンセリング機能を試してみたい無線ヘッドフォン初心者にもお勧めできる製品です。

対応コーデックがSBCのみという関係上、動画再生やゲームプレイ時の利用にはあまり向かないものの、Spotifyなどの定額配信サービスをよく使う人にはおすすめできる安価なBluetoothイヤホンに仕上がってると思いました。

5.関連リンク

【2019最新ANC&15時間連続再生】dyplay ANC SPORT : Amazon

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コメント

  1. かぜ より:

    最近流行っているらしいネックスピーカーについても機会があればレビューしてほしいです