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ミニドローン入門 ― こんなことに気をつけて、手軽にドローンデビューしよう!(natsuki)

ミニドローン入門
こんにちは、ドローン初心者のnatsukiです。先日の記事で、1,000円切る価格のミニドローンを紹介しましたが、最近はドローンも値段が下がってきて、手軽に手に入るようになってきました。一方で、いろいろ不安なことが多くて、興味はあるんだけど手を出していないという人も多いと思います。実際、ドローンを買ってみて初めてわかることも多くあります。ところが、本当に初めて買うときに気をつけたいことをまとめた情報って、案外少ないんですよね。

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そこで、今回は初めてドローンを買うときに気をつけたいことを紹介します。私自身が初心者なので、ガチなことは書きません。予算だいたい5,000円程度で、こんなことに気をつけて注文すれば、気軽に快適に遊べますよ、って記事です。

1.初めてなら、室内利用前提のミニドローンが絶対におすすめ

まず、どこで飛ばすかという話です。結論を先に言えば、初めての人は、屋外で飛ばすことはやめましょう。屋内で楽しみましょう。私はマンションぐらしですが、操縦に慣れてくれば狭い屋内でも十分楽しめますよ。

屋外で飛ばすリスクとしては、まず、電波絡みや、許可、飛行禁止区域などなど、法令による規制がいろいろ面倒だということがあります。200g以上の重量になると規制が厳しくなるというのは有名な話ですが、それ以前に、地方自治体の条例レベルで、公園などの公共の場での飛行は禁じられているはずです。私有地での飛行には、当然ながら所有者の許可が必要です。そしてもちろん、法令うんぬん以前に、危険だということです。ドローンの操縦はそれなりに難しく、また、操作ミスや不調でコントロールを失えばどこに飛んでいくかわかりません。誤って他人や道路の方へ飛んでいこうもんなら、大事故につながります。自己責任で片付けられる問題ではありません。要は、屋外でドローンを飛ばせるのは、非常に限られた場所のみとなります。まずは屋内で慣れてから、次のステップとしてあらためて考えればいいと思います。ドローンを飛ばせる場所のまとめサイトなんかが色々ありますので、追い追い調べればいいでしょう。大空を自在に飛ばすロマンがドローンの醍醐味じゃないか、というのは分かりますが、屋内向けのミニサイズのドローンの方が、当然ながら安いですしね。以下、基本的に、屋内で飛ばすことを前提にして話を進めます。

2.機種選びのポイント ― 筐体

初めての機種選びにあたって、まずは、筐体、というか、どんなタイプのものがよいか、ポイントをみてみます。

サイズ

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サイズですが、屋内で飛ばすので小さめの手のひらサイズのもので。価格も安いです。

なお、上述の通り、法令上は電池込みで200gを越えるといろいろ規制が厳しくなるんですが、手のひらサイズの場合は数十グラムなので、その辺も引っかかりようがありません。もちろん、小さければ小さいほど、風の影響が大きく屋外での使用には向きませんが、それは先の段階ということで。

プロペラガードの構造

狭い屋内で飛ばすので、筐体の強度は非常に重要です。初めは、どんなに気をつけても、あちこちぶつけまくるものですから。

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ズバリ、プロペラガードが筐体と一体化しているタイプが絶対的におすすめです。

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防御力の高いタイプとしては、他にカゴのようなもので守られているタイプがありますが、こちらでもいいでしょう。ただし、後述のように、ミニドローンを快適に楽しむにはバッテリー交換が必須なので、かごタイプは、バッテリー交換がしやすい構造かどうかを要チェックです。

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プロペラガードを、後から付けるタイプのものもありますが、片付けるときに外すのが面倒くさかったり、強度や保護範囲の面からみても、一体型の方がおすすめです。ガードが無いのは、ぶつかればプロペラが折れやすいので、ある程度慣れてからの方がいいでしょう。

電池着脱ができるかどうか

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手のひらサイズのミニドローンは、どうしても電池の容量が少なくなるので、連続飛行時間は、どの機種もせいぜい5分程度です。はじめのうちは、操作に迷っているうちに電池切れになるなんてことも。だいたい、もう一度フル充電するには30〜60分程度かかります。なので、快適に遊ぶためには、後述のように複数の電池を購入して、電池が切れたら、新しい電池に次々と交換するのがおすすめです。

ドローンの中には、電池が本体に内蔵されていて、直接コードをつないで充電するタイプもあり、一見手軽に見えますが、まずは、電池が着脱式になっているものがよいでしょう。

3.機能

機能面のチェックです。同じ製品名で、外見が一緒でも、枝番で大きく機能が異なる場合もあるので要注意です。

高度保持機能

赤外線だったり、気圧だったり、仕組みは色々ありますが、つまるところ、こちらがコントロールしなくても「高度維持(ホバリング)」ができるかどうか、です。

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この機能がついていると、価格がワンランクアップする一方、これがあるかどうかで、操縦の難易度には雲泥の差があります。

高度保持機能がついていれば、ゆっくり考えながら飛行できるので、初飛行から、それなりに思い通りに動かせると思います。ついていないと、まず、ホバリングから苦労します。ただ、練習すればするほど上達するものです。YOUTUBEなんかを見ていると、高度保持機能がない格安機体でも、うまい人はずいぶん精密な操作をしますからね。

これがついてない機種は、価格もともかく安いです。中華通販なら2,000円切りは当たり前、セールで1,000円切ったりしますからね。Amazonでも、ちゃんと技適付きで2,000円代前半からあります。「操縦の上達」を楽しめるなら、安い高度保持機能無しのでもいいでしょう。操縦の習熟であまり苦労したくない、という人は、ちょっと高くなっても、高度保持機能付きの機体がいいと思います。

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ところで、高度保持機能がついていても、安いのはAmazonで2,000円代後半からあるので、心配なのは「ちゃんと機能するの?」ってことですね。こればっかりは、レビュー動画などを検索してチェックするしかありません。ちなみに、ドローンの公式プロモーション動画は、高級機以外はどれもいろいろと盛りすぎなんで信用できません。実際に操縦している動画を探しましょう。

自律飛行型は危険性をよくわかった上で

最近、安価でよく目にするようになったのが、自律飛行型。自分で勝手にホバリングし、ジェスチャーに反応して飛行するものです。

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一見、操作方法は究極に簡単で子供向けに見えますが、特にお子さんのいる家庭は、おすすめできません。このタイプは、たいていは、手や障害物から逃げる方向に動くようになっています。ということは、手の届かない高度に上がってしまったら、完全にコントロールを失うということです。その割に、飛ばすのはスイッチを入れるだけなので、もし、子供が外に飛ばしてしまったら……怖すぎる。

カメラ

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これもあこがれですよね。ドローンから撮影したり、VRゴーグルなどを使ってまるで自分が操縦しているみたいな映像を見たり(以下、FPVと呼びます)にしたり。

気をつけたいのが、カメラ搭載といっても、「撮影機能」と「FPV」は別だということです。FPV機能がついている場合は、たいてい撮影も可能ですが、安価な機種だと、撮影は可能だけどFPVは不可、というものもあるので、注意してください。

ただ、個人的には、初めての機体には、カメラはさほど考慮しなくてもいいんじゃないかと思います。というのは、撮影には十分安定した飛行ができる技術が必要ですし、ちょっと想像すれば、FPVによる操縦は難易度が高いことも分かると思います。カメラ性能も千差万別で、そっちを見だすと、情報量が多すぎてわけわかんなくもなってきますし。はじめは、カメラ性能よりも他の機能を考えて選び、熟練してきたらカメラ性能にこだわった機体に乗り換える、というつもりでいいと思います。

技適

ドローンは無線で動くので、当然、技適の問題が出てきます。Amazonで売っているものでも、技適情報が開示されていないものが多数あります。商品名に書いてあればいいし、書いてなくてもレビュー中に技適の報告がある場合がありますので、チェックです。

4.その他

電池

先ほどから何回か言及しているように、追加の電池は必須と言っていいです。追加購入するときに、気をつけなくてはいけないのが、もちろん規格です。ポイントは、形状、容量、出力、です。

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形状は、バッテリーごとに「○○用」と書いてあるから、それを信じればいいじゃんと思うかもしれませんが、よくよく見ると、容量が違っていて、「改造すれば装着できるよ」というものがあります。そのドローン専用のバッテリーであることに加え、容量が一致していないと、そのままでは装着できないので注意です。容量は、そのまんまですね。「mAh」を見てください。今触れたように、正規品より容量の多いものがよく売っていますが、それらは改造前提になるため要注意です。そして、見逃しがちなのが出力。「C」と表されています。形状と容量が一致していても、出力が足りない場合があります。よく確認してください。

また、どこで買うかというのも問題です。バッテリーは中華通販だと圧倒的に安いのですが、輸送に規制がかかる可能性があるからです。モバイルバッテリーの航空輸送が不可なのは有名な話ですが、ドローン用バッテリーは、意外にもスマホやPCなどのバッテリーに比べて出力が低く、ミニドローン用のものなら、日本の法律上は、規制にひっかっかる出力(ワット時定格量)はないはずです。しかし、リチウムイオンバッテリーであることに変わりはないので、航空会社や運送会社の規制で、輸送できないことがあり得ます。Banggoodでドローン用バッテリーの日本への配送に対応していないのは、こういう理由だと思われます。Aliexpressなんかだと買えてしまいますが、こういった理由により届かないことは覚悟しておくべきでしょう。まあ、何らかの規制で届かないことがあるよ、ってのは海外通販のイロハかもしれませんが。ということで、Amazonで、「Amazonが発送します」となっているものや、明らかに日本国内発送となっているものを買うのが無難です。

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また、複数のバッテリーを同時充電できる充電器も必須です。バッテリーを追加購入する場合は、普通は充電器も付いてくるので問題ないですが、ドローンを買うときに、一緒にバッテリーを追加で付けてもらう場合には、充電器が付属しません。ドローン付属の、一つしか充電できない充電器を使ってたら、やってらんないですからね。充電完了したかどうか、ランプで分かるのもありがたい。

メジャーな機種を

なにしろデリケートなものですから、情報が豊富なことに越したことはありません。Amazonのレビューが多かったり、検索をかけるとレビュー記事や実際飛ばしている動画が大量にヒットするようなものがいいです。

例えば、説明書なんかも、ミスがあったりするのはよくある話で、そんなとき、実際に操縦している人のレビューがあれば、簡単に解決しますから。

5.まとめ ― 屋内なら手軽に飛ばせて、それでも十分楽しいよ

なんだか、あれもダメこれもダメと、口うるさい記事になってしまいましたが、初めて扱うジャンルなのでご容赦ください。ドローンって、色々めんどくさいんでしょ? と思っているアナタ。屋外で飛ばすのはその通り、ハードルが高いです。だけど、屋内で飛ばす分には、簡単にはじめられて、そして十分に楽しめます。

予算

Amazonで、製品名やレビューなどで技適の確認ができる機種だと、価格はだいたい以下のようです。

高度保持機能無し:約2,000円~
高度保持機能付き:約3,000円~

また、追加のバッテリーは、5個入り充電器付きで、約2,000円~。

都合、だいたい予算5,000円で遊べます。ちなみに海外通販を駆使するとAmazonの半額くらいでそろうんですが、モノがモノだけに、普段ウインタブで扱うガジェットよりも何かとリスキーです。海外通販のリスクを熟知し、トラブルに対応できる自信がなければ、やめた方がいいです。

ポイントまとめ

購入の際の重要なポイントを、まとめておきます。

・まずは手のひらサイズのミニドローンで
・レビューなどのたくさんあるメジャーな機種で
・プロペラガードは本体との一体型
・電池の着脱ができるもの
・初心者は「高度維持機能」があった方がよい
・「自律飛行型」は絶対に外に出さないように管理
・電池を追加購入しておこう
・電池購入の際には「サイズ」「容量」「出力」に注意
・複数同時充電できる充電器も必須

もちろん、ドローンは、デザインなども重要なアピールポイントですから、これらの要素が絶対というわけではありません。この記事も、特定の機種をおすすめしたり、ディスったりするつもりはありません。ただ、Amazonベストセラー機種がベストセラーたるのは、ちゃんと訳あってのことなんだというのは、納得いただけるんではないかと思います。

だんだん寒くなって、外に出るのもおっくうになってきますが、屋内の新たな遊び方としてミニドローンデビューもいいものですよ。

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