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上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード - 超コンパクトな赤軸メカニカルがお手頃価格で発売されました

上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード
ドスパラの運営する「IT輸入雑貨屋さん」の上海問屋がコンパクトで低価格なメカニカルキーボードを発売しました。メカニカルキーボードは2018年のウインタブで力を入れて紹介していきたいと思っているジャンルで、中華キーボードの実機レビューなども数多くやっています。今回紹介する「DN-915273 61キー コンパクトメカニカルキーボード」は価格面では「中華より安い」くらいの低価格ですし、コンパクトサイズながら「ある程度使えそう」なキー配列になっています。

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上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード
まず、スペック表を確認してみます。USB有線接続でサイズはかなり小さく、横幅291 mmというのは13.3インチのモバイルノート(310~325 mmくらいが一般的)よりも小型です。重量は600 gですから、通常のモバイルキーボードよりは相当重いですね。はっきり言ってモバイルキーボード2つ分くらいかと思います。ただこれ、内部に金属板が入っていることが多い、というメカニカルの構造上やむを得ないところもありまして、わかってる人なら「これでも頑張ってるんじゃない?」くらいには思えるでしょう。

上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード
気になる軸色ですが、「赤」ですね。中華メカニカルキーボードだと青軸が多いのですが、この製品はちょっと違っています。赤軸の場合、「青軸よりも静かで打鍵時のクリック感がなく、押下圧も比較的軽め」という特徴があります。ちなみに私は国内メーカーの赤軸メカニカルキーボードを常用していて、中華の青軸メカニカルも何度もレビューしたことがあります。より「気持ちいい」と感じるのはクリック感(カチカチという音が出て、接点を押した感触がある)バリバリの青軸ですが、打鍵音が相当大きくなってしまいますので、赤軸のほうが万能タイプといいますか、周囲の目が気になりにくいです。

ただし、赤軸が「静か」というのはあくまでも青軸と比較した場合の話で、一般的なキーボードよりも打鍵音は大きくなりますので、ご注意ください。また、スペック表に「赤軸風」という記載がありますが、通常「赤、青、茶、黒」などの軸色を表記する場合、それは「Cherry MXスイッチ」が使われていることを意味します。この製品はCherry MXスイッチではなく、中国製の軸を使っていると思われ、それで「風」という表記になっていると思われます。

上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード
上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード
次にキー配列を見てみましょう。「61キー」ということなので、「一定の覚悟」は必要です。私の経験上、最も危惧していたのは「方向キー(カーソルキー)がないか、もしくはFnキーと同時押し(詳しくはこちらのレビュー記事をご覧ください)」ということだったのですが、画像を見るとそうではありませんでした。「そんなら大概は我慢できるわ」と思ったものの、このあたりは人それぞれ評価が異なるだろうと思います。

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上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード
Fnキーと同時押しになるキーの一覧です。まずF1~F12はFnキーと同時押しですね。あと、BackspaceキーとDeleteキーが同一キーで、Deleteキーを使う場合はFnキーと同時押しです。職種によってまずそうなのは「/」キーがFnキーと上矢印キーの同時押しってところでしょうか。また、「~(チルダ)」もFnキーとESCキーの同時押しなので、IME切り替えの際に困ることになりそうです。「AutoHotKey」などでキーマッピングを変更しなくちゃいけないかも知れません。

それと、そもそも「Fnキーが右側にある」というのもなかなかのものですよね…。

また、この製品はバックライトが装備されます。色は「イエロー」のみですが、中華製品のようにイルミネーション機能もあります。

中華キーボードのレビューを何度かやった経験上、この種のギミックにはすっかり慣れてしまっているのですが、個人的には「不要」ですね。普通に光ってくれて、できれば照度(明度)を何段階かに調整できればそれでいいです。この製品には明度調整機能はついています。

上海問屋 61キー コンパクトメカニカルキーボード
サイズは圧倒的に小さいですね。デスクトップ用のテンキーつきキーボードと比較するとその差は歴然です。また、ちょっと重いですが、バッグに入れて持ち歩くことも十分なサイズ感だと思います。また、私のように作業デスクが狭い場合、このキーボードを使うことによる効果は非常に大きいと思います。

上海問屋 DN-915273 61キー コンパクトメカニカルキーボードドスパラ公式サイト内の上海問屋コーナーで販売中で、4月18日現在の価格は3,999円(税込み4,318円)です。この価格は中国通販で販売されている中華メカニカルキーボードよりもむしろ割安で、国内で販売されている「AUKEY 87キー 青軸メカニカルキーボード KM-G9(税込み3,999円)」といい勝負です。AUKEYは87キーのため、この製品よりは配列のクセが小さいものの、青軸でバックライトも装備されないという相違点もあります。

AUKEYはウインタブでも実機レビューしており、低価格でメカニカル初心者のお試しにも向く製品、上海問屋のこの製品はとにかくサイズが小さく、赤軸なので(ちょっと語弊があるかも知れませんが)比較的素直な打鍵感、そのかわり配列に若干トリッキーなところがありますので、使い始めのうちは少し「試練」が待っているかもしれません。しかし、無事に慣れてしまえばコンパクトで携帯にも便利、そして気持ちのいいキーボードになる可能性があると思います。

関連リンク

DN-915273 61キー コンパクトメカニカルキーボード(英語):ドスパラ公式サイト

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