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CheerTok レビュー - プレゼンに活躍できる多機能なタッチパッド付きリモコンマウス、アプリとの相性が激しいことには注意

cheertok-review
こんにちは、natsukiです。先日紹介したタッチパッド付きリモコンマウス「CheerTok」を購入したので、レビューをお届けします。実際に使ってみると、使用環境がハマれば、期待に違わず、特にプレゼンに大きく活躍できるガジェットです。一方で、かなりクセも強く、機器やアプリとの相性が激しいことも分かりました。クラウドファンディング発ということもあってか、汎用性という意味では注意が必要です。

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1.CheerTok とは

CheerTokとは、詳しい紹介は先日の記事に譲るとして、プレゼン用機能をスマートにまとめたリモコンマウスです。特徴として、次のようなものがあげられます。

・マウス的タッチ操作と、スライド操作がシームレスに可能
・タッチ操作は、2点マルチタッチ対応(後述のように、激しい相性あり)
・レーザーポインタを搭載
・簡易マクロ機能で操作を記録

詳しい機能一覧は、以下の通りになります。

cheertok_manual

2.CheerTok 筐体

box
では、実機を見ていきましょう。とりあえず箱です。

bundled-items
同梱品はシンプルにマニュアルと充電ケーブルのみ。マニュアルは、英語と中国語です。

cheertok
筐体はアルミ製で、デザイン性に優れるスマートな仕上がり。上部約3/4を占めるのが操作エリア。シームレスですが、中央部はタッチ操作、周縁部はスライド操作が可能です。下部には大きなメインボタンがあります。

right
右側面に、上(画面右)から、FNキー、音量上下キー。

left
左側面は何も無し。

bottom
下側面には、USB Type-Cの充電ポート。

upper
上側面には、レーザーポインタを備えます。

back
裏側にはロゴなどの表記だけです。

weight
重量は実測34.2g。持った感覚も見た目以上に軽量です。タッチエリアを親指で十分にカバーできるサイズ感。

携帯性は、サイズ・重量ともに、ワイシャツの胸ポケットに入れても問題無いくらいで、非常に良好です。小さい分、精密な操作はやりにくいので、日常的にタッチパネルとして使うというよりは、やはり持ち歩いて、プレゼンなどのおおざっぱな動作を行うのに適した設計です。

3.CheerTok 使用感 ― どのくらい「使える」のか?

動画で機能チェック

実際の挙動を、動画でご覧ください。一部、うまくピントが合わず見苦しい部分がありますがご容赦ください。動画はWindowsとAndroidタブレットですが、この他、iPad(私物ではないため動画は省略)でも使用感をチェックしています。

もちろん動画で紹介している以外にも、様々なアプリで操作を試しています。

良い点

タッチ操作とスライド操作については、エリアがシームレスなため、使い分けにやや慣れが必要ながら、おおむね快適な操作感が得られます。例えば、動画で行っているWEBブラウジングなどですね。この基本操作でやりたいことが完結する場合は、大いに活躍できます。

なお、動画中のGoogle Mapでの「カーソル飛び」ですが、タッチパネルから指を離す瞬間に、ときどきわずかに素早くフリックするような挙動が起きてしまうようです。あまり問題にならないアプリも多いですが、Google Mapのように、「慣性」に強く反応するアプリの場合には、動画のようなカーソル飛びが発生することがあります。

クセのある点

一方でじっくり使ってみると、かなりニッチな端末だけあって、使用環境によっては色々とクセの多い製品であることも分かってきました。

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ある程度は操作に慣れる必要がある

操作面では、ボタンが最小限のため「メインボタンのクリックとダブルクリックで使い分け」「電源OFFはメインボタンとFNキー同時押し」など、いくつかの基本的な操作を覚える必要があります。連続して使えばすぐに慣れる程度のものですが、たまにしか使わないとかだと忘れて戸惑いそう。あと、初見の他人に貸すのは難しいと思います。ちなみに、下記の「CheerTok Air」の方が、デザイン的には少々野暮ったいながら、直感的に操作できるという点では優れていそうです。

フリック操作が困難

掴んでのドラッグ操作は、OSによらず十分可能です。しかし、勢いを付けてのフリック操作は、やってみると分かりますが困難です。Windowsであればこれはたいした制約にはなりませんが、AndroidやiOSの場合は、フリック操作を前提とするアプリ(例えばページめくり)も多いので、アプリによって操作に制約が出ます。

2点マルチタッチの可否が、アプリによって違う

2点マルチタッチの可否や機能は、商品ページのマニュアルでは、OSに依存するように書かれています。実際、Windowsでは、2点マルチタッチは、私が確認した限りでは、「スライド」「ズーム」「右クリック」いずれも問題無く動作しました。一方で、AndroidとiOSにおいては、OSよりもアプリに依存するようです。

例えば、動画にあるように、Google Mapは、「ピンチイン/アウト」によるズーム操作に反応しません。これは、AndroidだけでなくiOS上でも確認しました。しかし、Google フォトではズーム操作に反応します。また、商品ページのマニュアルではiOSはそもそもズーム機能に対応しないように書かれていますが、実際にはiPadのマップアプリなど、ズーム操作が可能なアプリもあることを確認しています。

下辺スライド操作の「早送り/巻き戻し」もアプリによる

タッチエリア下辺の左右スライド操作で、Androidなら早送り/巻き戻しができるようなことが書いてありますが、これもアプリによります。しかもよりによって、おそらく使用頻度のかなり高いであろうYOUTUBEが非対応でした。メディア操作についてはあまり期待しない方がいいと思います。さすがに音量の上下は、私が試した限り、OSやアプリによらず可能でした。

実際に「使える」かどうかは、使用環境による

上記のような理由から、同様の機能を持つアプリでも、CheerTokとの相性は、ものによってかなり激しいものとなっています。

スライドを表示するようなタイプのアプリは、ページめくりに「フリック」が不可欠な操作体系になっているかどうか、が大きいですね。フリックを使わなくても、ページ端にボタンがある(例:Windows フォト)、ページの端をタップでめくれる(例:多くのWEBマンガサイトや電子書籍)などのページめくり操作が用意されているならば、その方法にもよりますが、十分に使用可能な場合が多いです。しかし、ページめくりがフリックに依存したり、ボタンやバーが小さかったりする場合は、途端に操作が困難になります。

または、同じマップアプリでも、Google Mapの場合は、AndroidかiOSに関わらず、ピンチイン/アウトズーム操作に反応しないため(ダブルタップで拡大のみはできるが)、使用が困難です。しかし、iOSにプリインストールされているマップアプリは、ズーム操作が可能で十分に使用可能です。

このように、基本的なタッチとスライド機能だけならば、OSや使用アプリを問わず期待通りの活躍が見込めます。また、Windowsの場合は、その他の機能も問題無く使用可能です。上述のように、フリック操作はできないものの、Windowsはそもそもフリック操作を前提としていませんから。しかし、AndroidやiOSでは、「フリックができない」、「早送り/巻き戻し」「2点マルチタッチ機能」はアプリによって使えないものも多い、という点に注意が必要です。

4.姉妹品「CheerTok Air」もチェック

cheertok-air
姉妹品に、「CheerTok Air」という製品もあります。

一見、「CheerTok」の廉価版という位置づけなんですが、機能的には必ずしも下位互換というわけでもないので、迷いどころです。CheerTokとの違いは、簡単にまとめると次のような点です。

・筐体はプラスチックで、ややチープ感あり?
・「White」「Black」のカラーバリエーションを選択可能
・タッチエリアとスライドエリアが分かれる(デザイン性で劣るが、触感による使い分けは容易?)
・ボタン数が多めの分操作は直感的
・「FNキー有り」版はメディア系操作も充実
・レーザーポインタ機能はなし
・マルチタッチの記載なし(できない?)
・機能を絞った代わりにかなり廉価な「FNキー無し」バージョン有り

ただし、特にメディア系操作については、CheerTokの経験からすると、アプリによる相性があるかもしれません。CheerTok Airの細かい機能は、下記の通りです。

cheertok-air_manual

5.価格と販路

「CheerTok」の販路は、メーカーサイトか、Aliexpressが手軽です。日本では、昨年にクラウドファンディングMakuakeで出資を募っていましたが、すでにプロジェクトは終了しています。価格優位性は、もちろんAliexpressにありますが、多くの出品者が出品しているため、どこから買うべきか、信頼性がやや不安ですね。私は、「M-i M-ijia 18 Store」というところで購入しました。この出品者はAliexpress基準のメーカー直売や公式販売代理店に付くトップブランドマークはないのですが、総合的に見て問題無いだろうと判断して購入。実際、製品に問題無く、配送も注文から約1週間で到着と、優秀でした。トップブランドマーク付きの出品者も複数いるようなので、そちらの出品者で購入してもよいでしょう。価格は、記事執筆現在でM-i M-ijia 18 Storeも含め、おおむね4,000円強が相場のようです。ちなみに私が見ている限り、なぜかこの製品はどの出品者でもあまり割引の対象にならず、アニバーサリーセールで私が買ったときの値段でも4,000円強でした。なので、欲しいときが買い時でいいでしょう。単なるマウスとみればやや高価ですが、独自の機能でこの価格であれば、十分に納得だと思います。

なお、「CheerTok Air」も、CheerTokを扱っている出品者であればたいてい扱いがあり、価格はだいたい、FNキー無し版が2,000円台半ば、FNキー有り版が3,000円台半ばといったところです。先述のように、単なる廉価版というわけでもなく一定の差別化もあるので、FNキー有り版はCheerTokと価格に大きな差はありませんね。FNキー無し版は、機能を絞ってある分かなり廉価になるので、お試しとしても購入しやすいかと思います。想定する用途によって選ぶとよいでしょう。

6.関連リンク

CheerTok

CheerTok:メーカーサイト
オールインワン超小型タッチパッド&エアマウスCheerTokでワイヤレス遠隔操作:makuake(プロジェクトは終了していますが、日本語の詳細な製品紹介があります)
Cheerdots Cheertokスマートデバイス用オールインワンポケットタッチパッドエアマウス:Aliexpress「M-i M-ijia 18 Store」(私が実際に購入した出品者です)

CheerTok Air

新しいcheertok空気粒度携帯電話リモコンエアマウスBluetoothワイヤレス多機能タッチパッド:Aliexpress「M-i M-ijia 18 Store」

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