中国メーカーAULAの、ちょっと面白いメカニカルキーボード「F2090」をご紹介します。AULA製品はあのドン・キホーテで取り扱いが開始されています(プレスリリースはこちら)が、今回は中国通販Banggoodの製品情報をもとに記事を書いています。
まずはスペックから。
キースイッチ:メカニカル(黒軸/青軸)
キー数:104
キースイッチ寿命:5千万回
キーキャップ素材:ABS
接続:有線/USB無線/Bluetooth
バッテリー:内蔵(2,200 mAh)
ポート:USB Type-C
ケーブル長:1.5 m
対応OS:Windows/MacOS/Android/iOS
サイズ:432 x 126 x 31 mm / 950g
Cherry MXやGateronなどではなく独自のキースイッチを採用したメカニカルキーボードで、軸色は黒と青があります。それぞれの軸色の特性についてはおそらくCherry MXに準ずるものになっていると思われます。接続方式は有線、USB無線、Bluetoothの3種類に対応し、Bluetoothに関しては3デバイスとペアリング可能です。
こちらがキー配列。英語配列のテンキー付きフルキーボードですが、右上になにやらたくさんのボタンがついています。
説明が英語ですが、そんなに難しくはないですね。電源、OS切り替え、接続方法の切り替え、マルチメディア、そして音量(もしくはバックライト輝度)調整用のダイヤルまでついています。このダイヤル、最近の中華キーボードではよく見かけます。これらのボタンをあえて取り付ける意味があるのか(普通はFnキーとアルファベットキー、あるいはFnキーとFキーの同時押しで対応しますよね)はともかくとして「なんか面白そう!」と感じさせてくれます。
また、これら右上のボタンやダイヤルのほか、キースイッチや筐体も面白いものになっています。
この製品、メカニカルキーボードとしてはかなりの薄型です。もちろんCherry MXなどでもロープロファイルのスイッチはありますし、薄型のメカニカルキーボードというのは他にも見受けられます。例えばロジクールのG813、G913といった製品が厚さ22 mmの超薄型ですが、「そもそも価格がぜんぜん違います」。
また、キースイッチだけでなく、キーキャップも超薄型です。実際の打鍵感がどうなるのか、かなり気になるところです。
筐体色はブラックとホワイトを選べ、ブラックには「ホワイトのバックライト」、ホワイトには「アイスブルーのバックライト」が装備されます。
AULA F2090は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、1月3日現在の価格は64.99ドル(7,606円)ですが、あいにく記事執筆現在だと「筐体色ブラックの青軸」のみの在庫となっています。なお、ドン・キホーテでの取り扱いがあるのかは不明です(後日確認しに行こうと思います)。
AULAというブランドにも関心がありますし、この製品はかなり個性的だと感じられますので、ぜひ使用感を試してみたいところです。
関連リンク
AULA F2090 Mechanical Keyboard:Banggood
コメント
薄型メカニカルキーボードは、従来の形状のキーボードならFILCO Majestouch Stingray、浮き石タイプならLogicool G813とG913と、サンワサプライの400-SKBシリーズがありますね。キーボードの種類としてはニッチなので、AULAのキーボードはその狭い市場に少しでも食い込めるのかが気になります。
見た目は昨年販売されたKeychron K1に近いのですが、Keychronは私には打ちづらいキーボードでした。ドンキでJP配列が売り出されていたらAULAも試してみたいです。
「薄いのが良いならパンタグラフで良いじゃない」と思うこともありますが、底打ち感はまったく違うのでいったん薄型メカニカルキーボードにハマると、通常高にもパンタグラフにも戻れなくなってしまいます…。
こんにちは。先日近所のドンキにチェックしに行きましたが、まだこの製品が、というよりもAULAの製品がありませんでした。全然関係ないかも、ですけど、ドンキってプライベートブランド以外はそこまで激安じゃないですね。とりあえずドンキで扱う予定があるのかどうかだけは知っておきたい。あと、個人的には薄型メカニカルというのはゲーミングノートの光学式メカニカルしか試したことがないので、打鍵感は気になります。