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上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード - 圧倒的な携帯性!しっかりしたキーボードだけでなくスピーカーも高品質よ!(実機レビュー)

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日紹介記事を書いたところ、タブレットユーザーの方々に注目していただいた上海問屋の「スピーカーごとクルクル巻けるキーボード」の実機レビューをやります。Windowsタブレットを使う場合、たとえディスプレイサイズが小さいものであろうと、いざという時のために外付けのキーボードを用意しておくべきだと思います。WindowsタブレットはAndroidタブレットともiPadとも異なり、それ自体がフル規格のパソコンだからです。実際、7インチとか8インチといった小型タブレットにキーボードを接続し、普通のパソコンとして長時間使うのは、その小さいディスプレイサイズゆえにちょっとしんどいものがあります。

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しかし、「目がつらい」というのを抜きにすれば、機能的にはノートパソコンやデスクトップパソコンと全く同じ機能を持っているので、外出先で資料を手直しするとか、最悪一から資料を作ることも可能です。なので、使用頻度の高低にかかわらず、モバイルキーボードを用意しておくことを強くおすすめします。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
この画像は10.1インチサイズのタブレットとレビュー機を並べたものです。なんかタブレットと棒きれが一緒に写ってる感じですが、この「棒きれ」こそがレビュー機であり、このような形状でありながらスピーカーも内蔵した本格的なキーボードとなっています。

1.スペック

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード(914757)
この製品は「スピーカーのついたキーボード」と理解していいのですが、実は「スピーカー」と「キーボード」は独立したBluetoothデバイスとなります。つまり、PC(タブレットやスマホも含む)とのペアリングは別々に行う必要があり、当然PC側では2台のBluetooth機器と接続した状態となります。

とにかくコンパクトサイズで10インチタブレットよりも少し長辺が長いくらいですし、重量も300 gと軽量なので、携帯性は非常に高いと言えます。

肝心のキーボード配列は「英語64キー」となっており、日本語配列のキーボードしか使ったことのない人には多少慣れを必要とします。例えばIME切り替えや「@」キーの場所などですね。ただし、テキストライティングに限って言えばアルファベットキーの配置などは日本語配列と同じなので、めちゃめちゃ使いにくい、ということではありません。

OSはWindowsのほか、AndroidとiOSにも対応するので、タブレットだけでなくスマホと一緒に使うことも可能です。そう言えば以前一度だけiPhoneにキーボードを接続して客先で議事メモをとっている営業マンを見たことがあります…。

2.筐体

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
パッケージ(外箱)はこんな感じ。わかっていても「これがキーボードかよ!」という気にさせてくれます。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
同梱物です。本体のほか、充電用のUSB(オス)- microUSB(オス)の短いケーブル、英文の簡単な取扱説明書、そしてカバーが付属していました。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
カバーは必要最低限という感じで、素材は特に質感のいいものではなく、やや起毛された合成繊維製です。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
素材、また生地の薄さから考えて、本体を保護する機能は期待できませんが、このように本体をすっぽり収納できるので、バッグの中に入れるときなどは役に立ちそうです。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
これがくるくる巻く際の「芯」になる部分、要するにスピーカー部です。ただこの「芯」は単にスピーカーとしての役割だけではありません。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
この画像の中央部分、少しへこんでいるところがキーボードとの接続部分となります。この部分に電源ボタンとキーボードとの接続コネクタがあるのがわかります。また、上部にはmicroUSBポートがついていて、スピーカー、キーボードの充電はこのポートから一括して行います。つまり、キーボードとスピーカーは分離できますが、充電する際はキーボードを接続して行う必要があります。

また、両サイドにはタブレットスタンドが折りたたんで収納されています。それと、画像だとわかりにくいんですが、両端が六角形になってまして、そのうちの1つの面のみすべり止めのゴムが張ってあります(画像の左端を見てもらうとわかりやすいです)。スピーカー部というか芯部分の素材は金属だと思います。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
これがタブレットスタンドを展開したところ、「展開」といっても操作そのものは単純で、ただ「ひっぱり出す」感じです。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
スピーカー穴は前面だけでなく、側面にもあります。ただし、この製品はステレオスピーカーですが、4スピーカーとかではないと思います。

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上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
続いてキーボード部分です。画像上部にあるのがスピーカー部分との接続コネクタで、キーボード側にも電源ボタンがついていることがわかります。記事の冒頭に書いたとおり、この製品はペアリングするデバイス(PCなど)から見て、2つの独立したBluetooth機器となります。

キーのサイズですが、先日の記事でキーピッチ16 mmとお伝えしたものの、実測してみると17.5 mmくらいはありますね。キートップが小さめなこともあり、思ったよりキーピッチの狭さを感じませんでした。

配列面では個人的に「PrtSC」キーがないのが不満でした。また、右下の方向キー付近はサイズの制約上、どうしてもイレギュラーな感じになっていまいますが、これは仕方ないかな、と思います。あと、5列なので数字キーとFキーが兼用になってしまうのが人によっては気になるかもしれませんね。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
くるくる巻ける構造のため、列と列の間に溝が切ってありますが、それ以外は非常にしっかりした印象を持ちました。キーボードの素材はプラスティックですが、平らな場所にいったん広げてしまうと便りなさを感じません。つまり、ぐにゃぐにゃした感じではなく、普通のキーボードと同じ打鍵感となります。特に、デスクの上で展開すると、一般的なモバイルキーボードと同じ感じで使えます。

キーボードの使用感については後ほど…。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
次に、キーボード「だけは」出来がいいと言われるKINGJIM PORTABOOKとサイズ比較してみました。ご覧のように、左右方向にはこの製品のほうがやや小さいですが、上下方向にはこの製品のほうがやや大きくなっています。「お、余裕あるねえ」と思いますか?実はこれがちょっと問題なんです…。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
次にスマホやタブレットを実際にセットしてみました。画像上から「5インチのスマホ」「7.5インチのタブレット」そして「13.5インチのタブレット」です。いずれのサイズも問題なくセットできました。13.3インチのタブレットは、電源ボタンまわりにちょっと動作不良があり、読者レビューに回さずに手元においてある「Chuwi Hi 13」で、この製品は単体のタブレットとしては最大サイズになると思います。この製品がセットできるということは、Surfaceタイプなど12インチクラスの製品でもセット可能ということを意味します。

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボード
ただし、13.5インチはさすがにこの製品にはデカイですね。この状態でディスプレイ面を軽く押してやると簡単にひっくり返ります。おとなしく使っているぶんには大丈夫ですけど。

また、この製品のスタンド部分は角度調整には対応しません。

3.使用感

キーボード

打鍵感はいいです。しかも思ったよりも不安定でなく、平らで安定したところに置く前提ですが、一度展開してしまえば操作感は悪くありません。しかし、結論から言うとクセがあります。くるくる巻ける形状にしたため、縦方向のキーピッチが非常に大きいのです。しばらく使ってみましたが、慣れるまでに結構苦労すると思います。10分くらい使っていると徐々に慣れてはきますが、使い始めは誤入力しまくりです。手測定ですが、横方向のキーピッチが上に書いたように17.5 mmくらいであるのに対し、縦方向は22 mmくらいあります。

この構造にした結果、高い携帯性を実現出来たわけですから、仕方ないと言えば仕方ないですね。慣れるしかないと思います。ある程度我慢していればうまく使えるようになりますが、最初のうち、キー入力の達人レベルの人でもブラインドタッチではなく、キーを見ながら入力することになると思います。

スピーカー

いい意味で期待を裏切る音質でした。音がいいです。少なくとも一般的なタブレットやスマホの内蔵スピーカーとは格段の差があります。音量を上げると低音もそこそこの再現力となります。この製品はどうしてもキーボード品質で評価してしまいがちですが、スピーカーとしても評価してあげられます。繰り返しになりますが、この製品はスピーカーとキーボードをセットで使う必要はなく、スピーカーだけ、キーボードだけでも使えますので、自宅などではキーボードを使わず、外付けのスピーカーとしてのみ使うことも出来ますし、実はこれが意外におすすめの使い方だったりします。

まとめ

上海問屋 スピーカーごとクルクル巻けるキーボードは上海問屋で販売中で、価格は税込み4,999円です。ここまでレビューしてきたとおり、この製品はキー配列には問題ないがキーピッチに大きめのクセがあり、慣れるまで少し苦労するだろうと思います。

しかし、「早く慣れよう」という気持ちにさせてくれるくらい、ユニークで素晴らしいパッケージングだと感心しました。携帯性は問答無用で満点をあげられます。また、筐体の素材感もよく、安っぽくもなければ頼りない印象も持ちませんでした。そして、失礼ながらおまけ程度に考えていたスピーカー部分は「十分お金を出す価値がある」主要パーツであると言えます。

購入したものの、液晶の品質がかなり厳しいので使用頻度がどうしても低くなってしまう私のKINGJIM PORTABOOK。しかし、キーボード品質は非常に高く、その点だけは高く評価しています。でも、Windowsタブレットにこの製品をセットすれば、PORTABOOKより上の使い勝手になるかも、なんて思いました。

「縦方向のキーピッチ」については慣れるのに少しばかり苦労すると思って下さい。しかし、それを克服したら手放せなくなるくらいの製品かもしれないなあ、と思いました。

5.関連リンク

スピーカーごとクルクル巻けるキーボード(914757):上海問屋

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コメント

  1. m.o.s.ota より:

    うーん、やっぱり買おうかな・・・
    三つ折りのモバイルキーボードを持っているので我慢していたのですが・・・

    • wintab より:

      m.o.s.otaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。記事にも書いたのですが、縦方向のキーピッチは最初のうちちょっとしんどいはずなので、その点だけご注意を!でもこれ、いいですわ。

  2. 匿名 より:

    これはこれで面白いと思うんですが、折り畳み、タッチパット付き、日本語のキーボード出たらモバイルキーボードの覇権を取れると思うんですが出ないですねー

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ご指摘の点のうち、特に日本語配列、というのが個人的にはかなりニーズを感じます。そういう意味ではPORTABOOKのキーボード「だけ」はやっぱ神クラスなんですよね。

  3. かぜ より:

    なんだか忍者っぽいアイテムですね
    どこがと言われると自分でもよくわかりませんが

    • wintab より:

      かぜさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ちなみに私は「南京玉すだれ」みたいにやってみようかと思いました。できませんけどね…。

  4. ozero より:

    単にLGのKBB-700のパチもんというだけでなく、スピーカーとタブレットスタンド内蔵という点を仕込んできてて物欲が「おおー」ってなってる。うむむむむ。

    • wintab より:

      ozeroさん、こんにちは、コメントありがとうございます。この製品のクセ、特にタテのキーピッチがちょっと心配ですけど、価格設定が許せるなら買ってもいてもいいような気はします。

  5. トキヤ より:

    使ってるんですが、縦のキーピッチがなかなかなれませんね。
    それ以外は文句なく、特に音質qualityが良い。
    しかし、しかしWindows10で音量を94以上あげると逆に音量が下がるというのはバグなんですかね?
    windows 7ではその様な事ないですが。