こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はバンド19にも対応する中国の高性能スマホ「Ulefone T1 Premium」の読者レビューです。レビュアーのしみてつさんは写真撮影にお詳しい方で、特にカメラについては厳しいご感想となっています。実機レビューをする上で大切なのは製品価格を念頭に置いて評価することだと思います。このクラスのスマホにどこまで期待すべきか、というのは人それぞれ異なるんでしょうね。私なんかはこの製品、3万円という価格にしてはどう考えても素晴らしい出来だと思いますけど。では、しみてつさんのレビューをどうぞ!
0.はじめに
こんにちは、しみてつです。今回は読者レビューとしてUlfone T1 premiumを紹介させていただきます。こちらの製品はbanggood様より提供していただきました。このような機会を下さり誠にありがとうございます。そして、画面保護フィルムをご提供いただいたPDA工房様にもこの場を借りて御礼申し上げます。
気になっている方も多いかと思いますが、提供して頂きました保護フィルムは専用のものでした。汎用品では本体に合わせて切らなければならないため、専用品が手に入るのは大変ありがたいです。グレア・ノングレア・フィルム強度など選択肢があるので好みに合わせて選択することができそうです。
私事ですが、カメラが好きなこともありカメラについては少々辛辣なレビューとなっておりますがご了承ください。ではスマホのレビューに移らせていただきます。
1.同封品について
中国らしい赤い化粧箱に入れられています。充電ケーブルとType-C変換アダプター、保護ケース、保護フィルム、SIMピン、充電器、バンカーリングなどが入れられていました。所感ですが豪華なセットだなと思いました。
今までmicroUSBを使っていた方も安心して使える構成となっています。詳細はかのあゆさんの記事をご覧になるとわかると思います。
2.筐体について
画面下部に指紋センサーを備えます。認証も素早くストレスを感じることなく使用することができます。電源ボタンを押さずとも指紋センサーへ指を押し付ければ起動が可能です。通常使用時はホームキーとしても使用可能です。画面は1,980 × 1.080のフルHDということもあり、粗さを感じることはありませんでした。ベゼルの太さは写真の通り一般的な太さだと思います。インカメの隣にLEDがついていることには驚きました。
上部側面には3.5mmイヤホンジャックを備えています。
右側面部には電源ボタン、音量ボタンがあります。押し心地も悪くはありません。
左側面にはSIMトレーがあります。トレーはmicroSIM*2(うちSIMとSDは排他です)。となっています。
下面はスピーカー・マイク、充電口です。画像では左右にスピーカーがあるように見えますが、片方はスピーカー、片方はマイクのようです。スピーカーの音質は音楽を聴くには適していないと思います。適当な音楽を流してみたところ音量を上げると見事に音は割れました。3.5mmジャックや外部スピーカーなどに接続することで大容量ストレージの音楽プレイヤーにしてもよいかと思います。私は、レビューするにあたって64GBのmicroSDと本体に音楽を保存して使うことが多かったです。また、ご覧の通り充電はバッテリー容量もTypeCで行います。
背面は見事な赤と青のカラーリング、マットな手触りで仕上げられています。自信はないのですが本体はアルミだと思います。他にはデュアルカメラ、LED(2灯)といった構成となっています。ちなみに、LEDはめちゃんこ明るいです。
3.使い勝手について
Androidのバージョンは7.0です。現在8.1まで公開されていますが、「普通」に使う分には問題がありません。設定画面やカメラなどを見ていると一部日本語化がなされていない部分もあります。単純な英語が多いので使う分には問題ないかと思います。
「バックキーとタスクキー」は画面内に設置されています。これらは左右をどちらにするか設定することができます。
余分なアプリはインストールされておらずストレージも100GB以上空いています。正直こんなに空いていても私には使い道がわかりません。
ベンチマークについては写真の通り、6万2千点前後となっています。Herio P25の8コアなのでゲームなどをしない限り問題はないと思います。メモリも6GBあるためか通常の使用(ブラウジングや動画の視聴)をしていて動作が遅いなと感じることはありませんでした。ただ、CPUがP25なのにメモリが6GBも必要なのか甚だ疑問ではあります。
正直私としてはウェブの閲覧や動画の視聴などにしか使わないので若干オーバースペック気味にも思えました。普段はスナドラ820の機種などもを使っているのですがこの程度の使い方では遅い!と感じることはありませんでした。
4.カメラについて
カメラについて詳細にレビューをさせていただこうと思います。昔デュアルカメラはハイエンドスマホの特権でしたが、昨今はミドルレンジスマホにも搭載されることが多くなりました。まず、デュアルカメラだからきれいな写真が撮れるだろうと思っているあなた!それは間違いです。このスマホの場合きれいな写真が撮れるのか詳細にレビューをさせていただきます。
まずカメラの画質について
背面カメラは16.4MP、前面カメラは13.3MPとなっています。散々書きましたが、この価格帯のスマホにしてはなかなか撮れるほうだと思います。最後に作例をいくつか紹介しますのでご覧ください。
続いてデュアルカメラについて
デュアルカメラとは、相互倍率が異なるカメラを搭載することで光学ズームを可能にする、後からピントを合わせる(意図的にぼかす)ことができる。他には一方のレンズではカラーを撮影し、もう一方ではモノクロ撮影を行い画像組み合わせることで高画質な写真を生成することが可能です。では、ズームが行えるのか、答えは否です。モノクロ撮影を行っているのか、こちらも答えは否です。私にはどういう用途でもう一方のカメラを搭載しているのかわかりませんでした。
最後にぼけ味について
本機のぼけについてはどうでしょうか。標準カメラアプリではボケというモードはありますが、写真の様に任意の範囲(円状)を強制的にボケさせているだけです。
本来ボケとはカメラからの焦点距離が合わない位置でピントが合わないようにしているだけです。故に、これはソフトウェア的にボケさせているだけということになります。正直、このスマホでぼけモードを今後使うことはないでしょう。
他にもプロモードという設定があり、撮影の環境を細かく設定できます。設定できる項目は画像をご確認ください。
画像をご確認いただくとわかるのですが、プロモードと言いながらもシャッタースピードもいじれなければ、F値もいじることができません。F値がいじれなければ今はやりのぼけ味のある写真は撮ることができません。
サンプル写真
5.総評
Ulfone T1 premiumについて、個人的には買いだと思います。このブログを読んでいる読者の方の大半はすでにメインのスマホを持っていてサブ機を探しているという方が多いのではないでしょうか。ストレージが128GBもあり、CPUもそれなりにスペックがある、カメラはそれなりに撮影することができる、液晶は5.5inchでフルHDとなっています。一部に目をつぶればコスパは相当高いと思われます。
現在この機種はbanggoodで30,800円にて購入することができます。付属品として、フィルム・簡易ケース・充電ケーブルも備えているため今までmicroUSBを使っていた方でも乗り換えやすいのでは勝手は非常に良いと思います。
6.関連リンク
Ulefone T1 プレミアム エディション 5.5インチ 6GB RAM 128GB ROM MTK Helio P25 オクタ コア 4Gスマートフォン : Banggood