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Panasonic Let’s note FV1 - レッツノートの新作は14インチでハイエンドなクラムシェルノート

Panasonic Let's Note FV1
Panasonicがハイエンドモバイルノート(クラムシェルノート)「Let’s Note FV1」を発表しました。Let’s Noteシリーズとしては全くのニューモデルで、既存モデルは存在しません。14インチサイズで最小重量が1キロそこそこの軽量モバイルノートです。なお、Let’s Noteシリーズには「店頭モデル」とPanasonic Storeで販売される「Web販売モデル」がありますが、この記事では注文時にカスタマイズが可能な「Web販売モデル」についてご紹介します。

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1.Let’s note FV1 スペック

  Let’s note FV1
OS Windows 10 Pro
CPU Intel Core i5-1145G7 / Core i7-1185G7
外部GPU なし
RAM(メモリ) 16GB/32GB
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB PCIe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ(2,160 × 1,440)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1(LTE/5G)
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.0 × 3、LAN(RJ45)、D-sub、HDMI、SDカードリーダー、オーディオジャック(Nano SIMスロット)
カメラ Webカメラ(207万画素)顔認証対応
バッテリー 2,543mAh/4,786mAh
サイズ 308.6 × 235.3 × 18.2mm
重量 1,034~1,154 g

バリエーションモデル

・Core i5/16GB/256GB
・Core i7/32GB/256GB
・Core i7/32GB/256GB/タッチ液晶
・Core i7/32GB/256GB/5G
※ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBからカスタマイズ可
※5Gモデル以外はオプションで4G(LTE)対応可
※バッテリーはS(2,543mAh)/L(4,786mAh)選択可
※Panasonic Store取り扱い分について記載しています

コメント

OSは全モデルPro版です。CPUもCore i5/Core i7ともvPro対応の型番になっていますので、法人などの組織での利用を想定した構成と言えるでしょう。逆にWindows 10 HomeやvPro非対応のCPU型番は選択できません。

RAMも8GBなどという貧相な容量はなく(すいません、ジョークです)、ストレージは最低で256GB、最大で2TBまで搭載可能です(Core i5モデルのみ最大1TBまで)。

Let’s Noteシリーズには14インチディスプレイを搭載する「LV」というモデルがありますが、LVがアスペクト比(画面の縦横比)16:9というオーソドックスなディスプレイ形状であるのに対し、このFV1はアスペクト比が3:2で、しかも通常のFHD(1,920 × 1,080)よりもワンランク高精細です。また、オプション項目ではなく、ベースモデルからの選択となりますが、タッチ対応のディスプレイも選べます。

入出力ポートはLet’s Noteシリーズの大きなセールスポイントです。

Panasonic Let's Note FV1

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このように、両側面は「穴だらけ」という印象で、よく見るとSDカードリーダーはフル規格ですし、他のポートでも「mini」とか「micro」がつくものがありません。全てフル規格です。これね、本当に「すごい!」と思います。この製品、軽量さも追求しているんですけどね…。

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通信まわりでは、基本的に全モデルがLTE対応可能です(カスタマイズ項目)。また5Gのみベースモデルからの選択となり、1バリエーションモデルのみの対応です。それとバッテリーですが、購入時にSサイズとLサイズを選べ、Sサイズの場合は概ね10時間、Lサイズの場合は20時間(選択するモデルにより若干の違いがあります)のバッテリー駆動時間となります。ただし、Sサイズバッテリーだと筐体重量は1.03-1.05 kg程度、Lサイズバッテリーの場合は1.13-1.15 kgと、筐体重量に響いてしまいます。なお、タッチ液晶モデルのみLサイズバッテリーしか選べず、重量も1.23 kgです。

メーカーサイトを見ていて「Panasonicすげえ」と思ったことがひとつ。「ワイヤレスWAN搭載の場合、+0.005kg」という但し書きがありました。真面目ですよねー。

それと、タテ・ヨコサイズですが、ディスプレイ形状を反映して、横幅は14インチノートとしては非常に小さく、奥行き(短辺)は少し大きめです。また、厚さ18.5 mmというのは決して分厚い、という感じではないものの、非常に軽い筐体にしてはちょっと厚めかな、と思います。ただこれ、ポートの数と種類をみれば納得ですし、もともとLet’s Noteシリーズは概して「やや厚みのある」デザインなんですよね。

2.Let’s note FV1 筐体

Panasonic Let's Note FV1
FV1は既存モデルが存在しないニューモデル、つまり新筐体なわけですが、雰囲気はいつものLet’s Note、という感じですよね。左右のベゼルはかなり細いですが、上部ベゼルは顔認証カメラを搭載していることもあり、やや太くなっています。それと、「タッチパッドが丸い」というのもLet’s Noteならでは、ですよね。以前ライターと話をしていて、この丸いタッチパッドは好き嫌いがはっきり別れたのを覚えています。確かにクセはありますよね。

なお、申し訳ありませんがキーボードの拡大画像が入手できませんでした。メーカーの開示情報では「OADG準拠キーボード(87キー)、キーピッチ:19mm(縦・横 / 一部キーを除く)、バックライト搭載 / 高精度タッチパッド対応ホイールパッド」とのことです。個人的にLet’s Noteでは10.1インチサイズのRZのイメージが強く、キーピッチがかなり狭い、という先入観がありましたが、FV1に関しては「標準サイズ」のキーボードになっています。また、Let’s Noteシリーズでは初となるバックライトを搭載し、タッチパッドは従来モデル(LVシリーズ)から2.2倍の大きさとなりました。

Panasonic Let's Note FV1
ベースモデル段階ではシルバーとブラックの筐体色が設定されています。またPanasonic Storeでは天板とホイールパッド(タッチパッドの縁取り部分)の色をカスタマイズでき、ディープネイビーとイルミネイティングレッド(Core i7モデルのみ)に変更できます(ただし、天板の色を変えるオプションは15,400円~17,600円です)。

Panasonic Let's Note FV1
天板です。これもLet’s Noteらしいデザインですね、Let’s Noteシリーズの筐体はマグネシウム合金製で、「100kgf加圧振動試験(kgfというのは日常生活ではkgと同じと考えて結構です)」を始め、過酷な耐久テストをクリアしています。

3.Let’s note FV1 筐体

Panasonic Let’s Note FV1はPanasonic Storeで販売中(Web販売モデル、これとは別に店頭モデルもあります)で、6月4日現在の価格は税込み276,100円から、となっています。また、Core i7搭載のタッチ液晶モデルと5Gモデルは6月10日受注開始です。

製品概要を確認すると誰もが買いたくなるのがLet’s Noteシリーズだと思います。そして、まったく妥協のない品質なので仕方ないとは言え、価格を見て「無理」と諦めてしまいがちでもあります。最上位モデルは税込み398,200円ですし…。

Panasonicによれば、ユーザーの平均使用年数は6.04年とのことです。あくまで平均ではありますが、6年は使える、ということですね。そう考えると「良い投資」なのかもしれません。

4.関連リンク

FV1 14.0型:Panasonic Store

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