こんにちは、かのあゆです。2022年3月9日にオンライン開催されたAppleの「Peak Performance.」イベントではiPad Airも第5世代にモデルチェンジしています。
同時発表されたiPhone SE(第3世代)と同じく筐体デザインは先代iPad Air(第4世代)のものを継承していますが、CPUが上位モデルのiPad ProやMacBook Airなどに搭載されているApple M1に変更され、よりパワフルな性能を手に入れています。
1.iPad Air(第5世代)スペック
スペック表
iPad Air(第5世代) | |
OS | iPad OS 15.4(※出荷時期によって異なる) |
CPU | Apple M1 |
RAM | 非公開 |
ストレージ | 64GB/256GB |
ディスプレイ | 10.9インチ(2,360 x 1,640) |
LTEバンド |
5G NR:n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/29/30 n38/40/41/48/66/71/77/78/79 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17 B18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/66/71 TD-LTE:B34/38/39/40/41/42/46/48 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン12MP/アウト12MP |
バッテリー | 駆動時間9-10時間 |
サイズ | 247.6 x 178.5 x 6.1 mm |
重量 | 461-462 g |
バリエーションモデル
・64GB
・256GB
※ストレージ容量
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iPhoneと同じく、工場出荷時にインストールされているOSは購入時期によって異なりますが、発売当初はiPad OS 15.4を搭載しています。このバージョンではMacとの連携機能が強化され、macOS 12.4 Monterey以降のバージョンをインストールしているMacのキーボードやマウスを共有できる「ユニバーサル・コントロール」機能が利用可能です。
CPUは発表前iPhone 13シリーズやiPhone SE(第3世代)と同じApple A15 Bionicを搭載すると噂されていましたが、実際には上位モデルのiPad Proに搭載されているものと同じApple M1を採用しました。パソコンであるiMacやMacBook Air、MacBook Pro(13インチモデル)にも搭載されているCPUで、モバイル向けの製品としては発表から2年が経過した2022年現在でも高い性能を誇っています。iPadだとフル機能が利用できるAdobe Photoshopもリリースされているので、クリエイティブな作業も活躍できそうですね。もちろんゲームも快適に動作します。RAM容量はメーカー非公開で、ストレージは64GB、256GBという構成です。
ディスプレイは10.9インチサイズで、解像度は2,360 × 1,640です。パネルはIPS液晶を採用していますが、上位モデルのiPad Proとは異なり公式サイトではリフレッシュレートの表記が見当たらなかったので、前モデル(第4世代)と同じく60Hz表示かと思われます。ディスプレイの品質は前モデルを店頭デモ機などで何回か確認しており、非常に高いものになっていると思うのですが、贅沢を言うのであれば高リフレッシュレート表示にも対応してほしかったところではあります。とはいえこの点に関しては上位モデルとなるiPad Proとの差別化の兼ね合いもあるでしょうから、仕方ない部分かもしれません。
Apple Pencilも引き続きサポートされるので、本格的なイラスト作成マシンとしても活躍してくれそうです。
カメラはイン12MP、アウト12MPという構成です。シングルレンズ構成ですがCPUにApple M1を搭載したことにより、アウトカメラは「スマートHDR3」をサポートしています。またインカメラは写っている人物を自動的に追尾してくれる「センターフレーム」機能に対応しているので、テレワークなどでも大活躍してくれると思います。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.0に対応します。Wi-Fiモデルとセルラーモデルが用意され、セルラーモデルはiPad Airシリーズとして初めて5Gネットワークに対応します。
バッテリー容量は非公開で、メーカーが発表している連続稼働時間はWi-Fiモデルで「インターネット利用、ビデオ再生最大10時間」、セルラーモデルで「インターネット利用最大9時間」です。またiPad AirではApple独自規格のLightningコネクターではなく、一般的なUSB-Cポート(Display Port出力対応)を採用しています。
サイズは第4世代から変わっていません(重量が2グラムとか3グラム重くなった程度です)が、厚さ6.1 mmというのは現在でも驚異的と言える薄さだと思います。
2.iPad Air(第5世代)筐体
前面です。先代iPad Air(第4世代)から筐体が変更され、iPad Proと同じ狭額縁デザインに変更されました。生体認証はFace ID(顔認証)が採用されています。
背面デザインも前モデルのものを継承しています。アルミニウム素材が採用されており、筐体色はカラフルな「スペースグレイ」「ピンク」「パープル」「ブルー」「スターライト」の4色展開です。
3. iPad Air(第5世代)価格など
iPad Air(第5世代)は2022年3月18日より発売開始となり、価格は74,800円(税込)からです。Apple A13 Bionicを搭載するスタンダードモデルのiPadやコンパクトモデルのiPad miniよりは高めではあるものの、同じApple M1を搭載しているiPad Pro(11インチモデル)と比較すると購入しやすい価格帯になっていると思います。
高リフレッシュレートのディスプレイを搭載していない点は残念ですが、その点を除けば先代iPad Air(第4世代)よりも大幅にスペックアップを果たしていて、「パソコン」であるMacBookシリーズやiMacでも採用されているApple M1を採用したことにより、本格的な作業もこなすことができるタブレットに進化しています。別売のSmart Keyboard Folio(税込21,800円)と組み合わせればノートパソコンとしても活躍してくれそうです。
4.関連リンク
iPad Air:Apple
コメント
指紋認証あるしもう全部こいつ一台でいいんじゃないかな
事実上iPadシリーズでの決定版・標準モデル的な立ち位置ですしM1を搭載したことで細かい仕様の差があるとはいえ一般だとこれだけで十分なスペックになりましたし..
タブレットは所詮ビューアーだと思うけど。