Microsoftが28インチのオールインワンPC「Surface Studio 2+」を発表しました。2019年に発表された従来モデル、Surface Studio 2のリニューアル版で、筐体サイズは変更がなく、システム構成が新しくなりました。特にクリエイターの人には非常に魅力的な製品です。
1.Surface Studio 2+ スペック
スペック表
Surface Studio 2+ | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core i7-11370H |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX3060 Laptop GPU |
RAM | 32GB(DDR4) |
ストレージ | 1TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 28インチ(4,500 × 3,000)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 3、USB3.1 Type-A × 2、LAN(RJ45)、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | なし |
サイズ | ベース:250 × 220 × 31.45 mm ディスプレイ:637.35 × 438.90 × 12.5 mm |
重量 | 最大 9.56 kg |
付属デバイス | Surface ペン、Surface キーボード、Surface マウス |
バリエーションモデル
10月18日現在は上記スペックの単一バリエーションです。
コメント
CPUは第12世代ではなく、第11世代(Tiger Lake-H35)のCore i7-11370Hです。従来モデルは第7世代のCore i7 7820HQでしたから、一気に世代が新しくなりました。GPUもGeForce RTX3060 Laptopに変更されています(従来モデルはGeForce GTX1060/GTX1070)。RAMは32GB、ストレージも1TBと大容量で、クリエイターのニーズに合った仕様と言えます。
ディスプレイは28インチと大型で解像度も4,500 × 3,000と「あんまり見かけない」ような高解像なものになっています。アスペクト比(画面の縦横比)は3:2なので、ここだけは「Surfaceっぽい」ですね。
2.Surface Studio 2+ 筐体
こうやって見ると、よくあるオールインワンPCです。また、画像に写っているキーボードとマウス、ペンはどれも付属品です。Surface Studio 2+はディスプレイがタッチ対応し、筆圧対応(Microsoft Pen Protocol)のペン入力が可能、ペンは画像にあるようにマグネットで本体(ディスプレイ面)側面に装着できます。
背面です。ちょっと見た感じだと従来モデルと同じですが、入出力ポート構成は変更され、USB4 Type-C(Thunderbolt 4)が主体となりました(Thunderbolt 4 × 3と強力です)。
Surface Studio 2+は正面から見ると「普通のオールインワンPC」ですが、横から見ると非常にスリムで個性的、そして美しいデザインになっているのがわかります。スタンド部分(アーム部分)はフレキシブルに角度調整が可能でです。
こんな感じですね。「28インチサイズの巨大なWindowsタブレット」といった使い方もできますので、クリエイターの制作でもビジネス利用でも「他のWindows PCでは難しい」ような使い方ができます。特にクリエイターの人には「Surfaceペン付属、Surface Dial対応(別売りです)」で角度調整が自在な大型・高精細なディスプレイによって創作活動が充実するのではないか、と思います。
3.Surface Studio 2+ 価格など
Microsoft Surface Studio 2+は11月1日のリリースで、Microsoftストアでは予約販売がスタートしています。10月18日現在の価格は税込み719,180円と、素晴らしいお値段です。
まあ、とても購入しやすい価格とは言えませんが、他にはない個性的なオールインワンPCなので、ニーズがあって予算が許す人には素晴らしい製品と言えるでしょうね。
4.関連リンク
Surface Studio 2+:Microsoft