デスクトップ向けRyzen 5000シリーズの未発表追加モデル、Ryzen 7 5700X・Ryzen 5 5600・5500についての情報(リーク情報中心)

デスクトップ向けRyzen 5000シリーズの未発表追加モデル
こんにちは、近郊ラピッドです。AMDがデスクトップ向けRyzen 5000シリーズCPUの追加モデルを投入するというリーク情報が最近出てきました。それで今回はRyzen 7 5800X3Dに続いて投入されるという噂がある3つのモデルについてご紹介します。もし本当に発売されるならば競争力のある製品になると思われます。

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今回の記事はいわゆるリーク情報に基づいています。また実製品の写真やベンチマークのリーク情報はまだ存在しないので、実際の製品仕様や製品名とは異なる可能性や、そもそも製品自体が実際には存在しない可能性もあります。そのため今回の情報は「噂話」と言う扱いにはなりますが、ご了承ください。この件についてAMD社や関係各社に問い合わせることの無いようにお願いいたします。

なお、今回のCPUはデスクトップ向けの製品です。また内蔵グラフィックスが搭載されていないため、ミニPCに採用されることはないと思われます。一方でPCを自作される方や、外部GPU搭載PCの購入を検討されている方には縁のあるCPUになっていると思います。

1.今回追加されると噂されているRyzen 5000シリーズCPUの概要

デスクトップ向けRyzen 5000シリーズの未発表追加モデル
今回追加されると噂されているZen 3ベースCPUのラインナップを表にしました。ちなみに、元の情報はRyzen 7 5800X3Dについての情報もありましたが、こちらは既にAMDから公式に発表された製品であり、近い内に投入される事が明らかとなっているため表には入れてありません。

情報の信憑性について

今回の記事は、VIDEOCARDZ.COMというハードウェアについてのニュースを扱うWebサイトの情報をベースにしています。その情報には、「One of our best sources has provided」と書かれていました。そのため、元情報は具体的にどこの情報源から入手されたのかという点は分かりません。

ただ、すでに発表されているRyzen 7 5800X3Dに続いて投入されるということなので、IntelのAlder Lakeへの対抗策としてこうした比較的安価なモデルが投入されるとしてもそれほど不思議ではないかなと思います。また、クロックやTDP、キャッシュやMSRP(メーカー希望小売価格)、投入時期の具体的な情報まで判明しているため、ある程度信憑性はあるのではないかと感じます。

特に、記事執筆時点においてZen 3 CPUではRyzen 5 5600Xより下位のモデルが(APUならRyzen 5 5600Gがあるとはいえ)存在しない状態が続いており、そうしたエントリー寄りのミドルレンジ辺りのラインナップがZen 2から更新されていないため、5800X3Dに合わせて追加投入されるのはあり得そうです。

4月中に投入されるとされている5800X3Dに続けて投入されるとのことなので、本当に存在するか、また実際に自作PC向けに発売されるかが判明するのにそれほど時間は掛からないと思います。

2.CPUの特徴と既存モデルとの比較

Ryzen 7 5700X

8コアながらもTDPが65Wに抑えられています。ただ、ブーストが掛かった時の消費電力はもっと多くなると思います。実はOEM市場向け(つまり自作PC市場には売っていない)のRyzen 7 5800(無印)とコア/スレッド数・クロック・キャッシュ・TDPが同じです。そのため、5800(無印)の自作PC市場向けバージョンと見ることもできます。

デスクトップ向けRyzen 5000シリーズの未発表追加モデル
既存のRyzen 7 5800Xとのスペックの違いとして、クロックやTDPの違いが挙げられます。ただキャッシュなどは特に変わらなさそうです。また、ブーストクロックが大して変わりません。そのため、Ryzen 7 5800Xをしっかり冷却できるクラスの排熱システムを用意すれば、安い5800Xとして使用できそうです。

Ryzen 5 5600

6コアのミドルレンジのCPUです。消費電力も比較的抑えられており、扱いやすいCPUになると思われます。後述しますが価格も手頃になっており、本当に登場すれば人気のあるCPUになると思います。

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デスクトップ向けRyzen 5000シリーズの未発表追加モデル
既存のRyzen 5 5600Xとのスペックの違いとして、クロックの違いが挙げられます。それ以外の差は今の所見受けられません。TDPも同じであり、Ryzen 5 5600Xはピーク時の消費電力も65WのTDP枠とそこまで変わらない点を考えると、Ryzen 5 5600もかなり扱いやすいCPUになりそうです。

Ryzen 5 5500

見かけはRyzen 5 5600に似ているように感じますが、こちらはCPUではなく、Zen 3ベースAPUのiGPUの無効化された製品だそうです。そのため内部構造は5600や5600Xとは異なるものと思われます。

デスクトップ向けRyzen 5000シリーズの未発表追加モデル
Ryzen 5 5600Xと比較すると、クロックが下がっている上にキャッシュが少なくなっています。特にキャッシュが重要な分野などでは見かけ以上に性能に差があると思われます。また、Cezanneベースのため、PCIeのバージョンが3.0になるのではないかと思います。そのため外部GPUを駆使したゲームやクリエイティブ作業をするにはあまり向いてなさそうです。

ただ、前世代の3500(6C/6T)とは異なり、6コア12スレッドのCPUとなっているようなので演算性能自体は十分な水準になっているでしょう。

3.価格や登場時期などの噂

製品名 予想価格(米ドル・MSRP(メーカー希望小売価格))
Ryzen 7 5700X $299
Ryzen 5 5600 $199
Ryzen 5 5500 $159
(参考)※以下は発表時の価格
Ryzen 7 5800X $449
(ただし2022年3月現在のBestBuyでは$359.99)
Ryzen 5 5600X $299
(ただし2022年3月現在のBestBuyでは$229.00)
Ryzen 5 5600G 発表時の価格情報は無いものの、BestBuyによると$259だったらしい
(ただし2022年3月現在のBestBuyでは$219.99)

価格については現時点ではこの程度になりそうだと言われています。価格表に既存モデルの発表時の価格設定も参考情報として載せてみましたが、現在は大幅に価格が下がっているため、2022年3月現在のBestBuyにおける価格も載せてあります。ちなみにBestBuyはアメリカに本社のある世界最大規模とされる家電量販店で、北米で主に事業を展開しています。そのため北米地域におけるCPUの小売価格がどの程度になっているかの参考になります。

上記の表はリーク情報を元にしていますが、価格設定が本当にこうなるかは不明です。原文情報でも「these prices may still change」と書かれているため、変わる可能性も十分あります。ただ、IntelのAlder Lakeに対抗するために、この価格設定がなされるとしても不思議ではありません。

個人的には、Ryzen 7 5700Xはなかなかお買い得に感じます。TDPが65Wと抑えられており、なおかつ8コアあるのが利点となっています。

Ryzen 5 5600や5500も、6コア12スレッドのため十分な性能を持っています。それでいてMSRPが最初から200ドルを切っているため、安価なマザーボードと組み合わせるとコストパフォーマンスが良いと思います。

登場時期についてですが、Ryzen 7 5800X3Dが投入されるのに続いて投入されるとされています。その5800X3DはVIDEOCARDZ.COMによると2022年4月20日に投入されるようなので、4月中には発表があるのではないかと思います。そのため、本当に存在するのかどうかは1カ月程度で判明しそうです。

4.おわりに

今回はデスクトップ向けRyzen 5000シリーズの未発表追加モデルについてのリーク情報をご紹介しました。現時点では正式な発表は無いものの、Intel のAlder Lakeに対抗するためにこうしたモデルが投入されるとしても不思議ではないと思います。

今回のモデルはミドルレンジの追加モデルとなっており、また今年後半にはZen 4 CPUも登場する予定となっているため、あまり華々しいモデルではありませんが、正式に登場すれば手頃で扱いやすいCPUとして評価されそうな予感がします。実際に発表されるのが楽しみです。

5.参考リンク

今回の記事はVIDEOCARDZ.COMの下記のリーク情報記事を元にしております。
AMD Ryzen 7 5800X3D to cost $449, launches April 20:VIDEOCARDZ.COM

6.関連リンク

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コメント

  1. 匿名 より:

    Specctreの亜種であるSpectre BHBの発表で、Alder Lakeの需要が下がる可能性が高いです。
    Ryzenの取り合いになって不当に値段が上がらないと良いのですが。

    • 近郊ラピッド より:

      コメントしてくださりありがとうございます。
      Spectre-BHBはIntelから緩和策が既に発表されているようですが、そうした緩和策のパッチを適用したLinux環境では性能が下がったという情報もありますので、性能の下落幅によってはIntelへの逆風になりそうです。
      この件でRyzenへの需要が更に上がると思われますが、人気のあまり割安なモデルが供給不足になる、という事態にはなって欲しくないですね。