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日本海を快適クルージング!でもガジェット好きにとっては…?-新日本海フェリー舞鶴~小樽航路乗船記(壁)

フェリーで小樽へ!
こんにちは、壁です。今回は先日旅行で利用した新日本海フェリーの舞鶴~小樽航路をレビューしたいと思いま……え?端末のレビューはないのか??実はですね、先日あるスマホを買いまして…。今、使い倒してるところなんですよね。こちらは後日改めてレビューしたいと思います。さてさて、この航路なんですが、ガジェット好きには困る要素が1つだけあるんです。それはとてもとても大きなコトなんですが…。

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1.スペック

 
フェリーで小樽へ!
このフェリーの最大の特徴は速力にあります。航海速力30ノットはカーフェリーとしては国内最速を誇り、これにより従来は30時間かかっていた航海時間を9時間も短縮して舞鶴港と小樽港を21時間で結びます。一般的なカーフェリーが鹿児島市営桜島フェリーの『桜島丸』(電気推進式)で11ノット、最新の『さんふらわあ さつま』が23ノットであること考えると、いかにこの船が速いかが分かりますね。

客室のグレードは上からスイート、デラックス、ステート、ツーリストS、ツーリストAとなっており、ツーリストAは4人部屋ではありますが、寝台室となっています。他は個室タイプとなっています。

船内施設は売店、レストラン、カフェ、大浴場、ゲームコーナーがあります。自動販売機はもちろんありますし、小腹がすいた時に便利なホットスナックの販売機もあります。

搭載できる乗用車の数は大型船だけあり、多めです。しかし、トレーラーやシャシー輸送が主となってるだけあり、実際にはこれより少なくなることもあるようです。

では、船に乗り込んでみましょう。

2.舞鶴港から始まる21時間の船旅

フェリーで小樽へ!
舞鶴港のフェリーターミナルです。とは言え、車両での航送ではこのターミナルビルの窓口には用がなかったりします。『e乗船券』をあらかじめ印刷しておくと、乗船前にQRコードを係員にかざすだけで乗船できるのです。この乗船券、紙媒体に印刷していなくても、タブレット端末にPDFで保存しておいたものでもOKです。

トレーラーの積み込みが終わったらいよいよ乗用車の搬入です。

フェリーで小樽へ!
航海が始まると車両甲板には一切立ち入りができませんから、クルマの中に忘れ物がないようにしましょう。舞鶴港を出港するのが23時50分。もうオネムですw

だって、自宅から舞鶴港まで950kmもあるんだもん!


ここから小樽まで21時間。フェリー『あかしあ』は夜の日本海に向けて舞鶴港を出港していきます。
フェリーで小樽へ!

翌朝、レストランの朝食の案内のアナウンスで目を覚ましましたが、僕が向かったのはレストランではなく大浴場の方w

他のお客さんが朝食をとっている間、優雅に日本海を眺めながら昨日の汗を流します。朝食は山口県のパン屋『シュクルヴァン』で買ったパンを食べましたw

さーて、スマホでゲームをしようとスマホを見ると…。

圏外


そう、冒頭に書いた困ったこととは航海時間21時間のうち、実に12時間以上は携帯電話のエリア外ということなのです。では、船内WiFiはないのか?と思われるでしょうが、そもそも船内WiFiも携帯電話通信網を使っていることもあり、船内WiFiのサービスはありません。絶海の日本海上をひた走るこの航路では致し方ないですね。ただ、コンセントの設備はあるので充電はできます。

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ネットワークから隔絶された僕に残された船内での過ごし方は寝ることしかない?いやいや、そんなことはありません。船内ではクイズラリーや楽器の生演奏といったエンターテイメントもあり意外と退屈することはありません。

フェリーで小樽へ!
後部デッキで海風にあたり大海原を眺めることもできます。遠くを航行しているコンテナ船を眺めたりとか…ってホントにこの船速いですね。みるみる離れていきます。そうそう、この船はあまりにも速いので結構風が強いんですよね。なので、サイドデッキは立ち入りができません。

フェリーで小樽へ!
レストランは昼食だけ利用しました。カツカレーとザンギ。値段は流石に船内価格とあって高めですが、船で食するカレーは最高です。ザンギ…鳥の唐揚げですね。こちらは小樽にある、『なると屋』が監修したものだそうで、すごく美味しかったです。

フェリーで小樽へ!
写真は『はまなす』のものですが、ゲームコーナーはやや古めなタイトルが揃ってます。が、故障中の筐体が多かった気がします…。

フェリーで小樽へ!
16時すぎに北海道奥尻島付近に到達。ようやくこの辺りで携帯電話の電波が入るようになります。ところが、客室内は分厚い鋼鉄のためか電波の入りが悪く、カフェコーナーといった上層の甲板の方が入りやすかったです。

フェリーで小樽へ!
20時45分、小樽港到着。写真は帰りに利用した『はまなす』のもの。

フェリーで小樽へ!
毛無山から望む小樽市の夜景。乗ってきた新日本海フェリーも見えます。ここから本日の宿のある札幌へ移動しました。そして、翌日は…。

3.まとめ

携帯電話の電波が全く入らない、ネットワークから隔絶されることになりますが、これはこれでなんといいますか、縛りがなくなったというかそんな感じがしました。休暇なのに仕事の電話がかかってくるとか、そんなこと一切ありませんもんね。

デッキにできると貨物船を追い越したりと国内最速はダテじゃないところを見せてくれたりします。スマホが弄れないから退屈しそうだ…という乗船前の不安は杞憂でしたw

ところで、今回の旅の目的地は…

フェリーで小樽へ!
いやぁ一度はやってみたかったんですよねぇ、マイカーで鹿児島から稚内。いつもはレビュー記事の被写体になるニャンコノートで行ってきました。

連日朝から晩まで運転することになるので、行程にフェリーを入れると疲労感も軽減されてラクでしたね。西日本方面からマイカーで北海道を走ってみたい方は是非とも国内最速のカーフェリーを体験してみて下さい。

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コメント

  1. 匿名 より:

    こういう記事もいいですね

  2. 匿名 より:

    大阪~愛媛のオレンジフェリーもいいですよ。
    区間は短いですが電波は比較的入るし、
    今年に入って新造船もデビューしてるんでオススメです。

    中でも艦内レストランで食べられる
    宇和島の鯛めしは是非とも味わってほしいぐらい美味しいです。

    • より:

      瀬戸内を走る航路だと安定して電波入りそうですよね。『さんふらわあ』にも船内WiFi導入した船もあるようですし。
      今回利用した航路のレストランは朝昼晩でメニューが変わるんですが、昼と晩に提供されるカレーとザンギとビーフシチューは大当たりでした。
      朝食は取り合わせによるんですが、ちゅっとお高いかな…。

  3. 読者N より:

    ザンギ食べたくなってきた

    • wintab より:

      読者Nさん、こんにちは。私も北海道でザンギ食べたい。東京でもザンギってメニューにある居酒屋はあるんですけどね…。

    • より:

      本文中にある通り、新日本海フェリーで提供されているザンギは小樽にある『なると屋』が監修しているのですが、このお店は全国の百貨店の北海道物産展に出店することもあり有名なお店です。
      船内で提供されるザンギは一般的な唐揚げと違い、かなり脂が抑えられて食べやすかったです。