Android 9.0″P”の最初の開発版が登場 - 正式版は今夏リリース予定(かのあゆ)

公開日: : オピニオン , ,

Android 9.0 "P"
こんにちは。かのあゆです。Googleが3月8日にAndroid OSの次期バージョンとなる「Android 9.0 “P”」の開発キット(SDK)、エミュレーター用システムイメージ、および実機用のファクトリーイメージを公開しました。今回公開されたAndroid 9.0 “P”はDP(Developer Preview) 1ということで開発初期のアルファ版に相当するものです。これから数回DP版がリリースされたのち、今夏中に正式版がリリースされ、それ以降各メーカーから搭載端末が出荷される予定となっています。

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1.OS標準でノッチ付き画面をサポート

ノッチが使いやすいかどうかは別にして標準でサポートへ。
昨年Appleから発売されたiPhone Xに影響されてか、使いやすいかどうかは別としてAndroid端末でもEssential Phone PH-1や今年のMWC 2018で発表されたZenfone 5(2018)シリーズ、今月下旬に発表されるHuaweiのP20シリーズなど画面の上にノッチを採用した端末が増えてきていますが、Android 9.0”P”ではこのノッチをOSレベルでサポートするようになりました。

すでに開発キットと一緒に配布されているAndroid 9.0 “P”のDP1では開発者オプションにノッチ搭載端末をシミュレートする機能が搭載されています。

2.GPSの電波が入らない場所でも位置情報が正確に。マルチカメラもサポート

屋内でも位置情報が正確に取得可能
Android 9.0”P”ではWi-Fi Round Trip Time(RTT)という仕組みが搭載され、3つ以上のWi-Fiアクセスポイントの距離を計測することによってGPSの電波が入りづらい屋内においても正確な位置情報の把握が可能になっています。

また、近年採用端末が増えてきたデュアルカメラにも「マルチカメラAPI」が追加されたことによってOSレベルでサポートされるようになりました。

3.通知領域も一新。そのほかの新機能やパフォーマンスの向上も

つ位置や設定画面のアイコンが全体的にポップな印象に。
通知領域のデザインも変更され、アイコンがASUSのZenUIなどに似たポップなデザインに変更されたほか、メールソフトの「Gmail」やメッセンジャーの「Allo」など一部のGoogle純正アプリに搭載されていた返信予測機能「スマートリプライ」が通知からも利用できるようになりました。

そのほかの新機能としてiOS 11以降で対応した新画像フォーマット「HFIF(High Efficiency Image File Format)のサポートやAndroid 5.0 “Lollipop”以降で採用された「ART」ランタイムの最適化によるパフォーマンスの向上など、様々な新機能の追加や修正が行われています。

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4.Developer Preview版をインストールできる端末はついに日本では「0」に

日本で正式に最新のOSを検証できるのはついにエミュレーター環境のみに…
前述の通りAndroid 9.0”P”はすでにパソコンで動作を確認できるエミュレーター用のシステムイメージのほか、Googleが販売しているリファレンス端末実機で動作のテストを行うためのファクトリーイメージも公開されています。

データは初期化されてしまいますが、このファクトリーイメージを利用することにより、スマートフォン実機でAndroid “P”の動作テストを行うことができます。

対応している端末は以下の通りで、現時点ではすべて日本では正式販売されていません。

  • Pixel
  • Pixel XL
  • Pixel 2
  • Pixel 2 XL

残念ながら日本で販売されていた最後のGoogleリファレンス端末である「Nexus」シリーズはNexus 5x、Nexus 6pのOSアップデート対象期間の終了に伴い、現在正式版としてリリースされているAndroid 8.1”Oreo”が最終バージョンとなり、Android 9.0 “P”は今後リリースされる正式版も含めGoogle公式からは提供されなくなりました。

今後Android 9.0”P”のソースコードがリリースされてから非公式の移植版ROMはリリースされるでしょうが、Googleが配信するOSのアップデートはこれで打ち切りという形になります。

そのため日本でAndroid 9.0 “P”を検証できる正式な手段は「Androidアプリの開発環境であるAndroid Studioで利用できるエミュレーターのみ」という状況になってしまっています。

エミュレーターもとりあえずAndroid 9.0”P”で実装された新機能のテストを行う分には十分ではあるのですが、スマートフォン実機と比べるとかなり動作パフォーマンスは低下してしまうこともあり、Googleにはせめて開発者向けでもいいのでPixelシリーズを正規ルートで入手できる手段を提供してほしいというのが個人的な感想だったりします。

5.まとめ

今後の開発スケジュール
Android 9.0”P”は開発が順調に進めば数回DP版をリリースしたのち、今年の第3四半期に正式版がリリースされ、まずGoogleのリファレンス端末であるPixelシリーズにアップデートが配信された後、各メーカーが既存端末のアップデートや新規搭載端末の発売に向けて準備を始めるものと思われます。

2014年にリリースされたバージョン5.0 “Lollipop”以降基本見た目の変化に乏しかったAndroid OSですが、今回久々に通知や設定画面のアイコン変更など見た目の面でも手が加えられており、手持ちの端末でいえばGalaxy S8 SC-02Jは今年登場するであろうGalaxy S9のドコモ版より配信時期は遅れるものの、アップデート自体は行われるはずなので、かなり期待しています。

なお実際の製品版では例年通り「P」から始まるスイーツの名前が付けられるものと思われ、どのお菓子が使われるか想像するのも面白いと思います。もしかしたら「ポッキー」かも?

6.関連リンク

Previewing Android P : Android Developers Blog

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