これがおすすめ!Windowsタブレット機種比較(2015年3月・8~9インチ・Officeなしクラス)

タブレット選びでひらめいた!
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。定期的にWindowsタブレットの機種比較記事を書いているのですが、最後に比較記事を書いたのが2014年11月なので、そろそろ新しいのを書いてみようと思います。今回も何回かに分けて記事にしていきます。

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2014年にウインタブを開設した当初は8インチタブレットが大人気となり、急速に「Windowsのタブレット」というものが注目を浴び始めていましたが、まだまだ機種の種類は少なかったと思います。それが今では数回に分けないと記事がまとまらないくらいに機種数が豊富になってきました。2015年はWindows 10が登場しますしWindowsPhoneも日本再上陸、となりますから、年度後半はさらにモバイルWindowsの市場がにぎわいを見せることでしょう。

ということで今回は「8~9インチ・Officeなし」モデルの比較をしていきます。なお、あらかじめお断りしておきますが、本来このジャンルで優勝候補になるはずのビックカメラ「Intelはいってるタブレット2」ですが、残念ながら完売状態で、再入荷があるのか、いつ買えるのかが全くわからない状態です。そのため対象から外しましたのでご了承ください。

1.比較対象機種

acer Icona Tab 8 W

acer Iconia Tab 8 W
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735G(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 1GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1,280×800)、5点マルチタッチ
カメラ: イン200万画素/アウト画素数不明
入出力: microSDカードスロット、Micro USB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約8時間
サイズ: 約128×214×9.75mm、重量約370g
コメント:acerが2014年12月にリリースした低価格のタブレット。RAM1GBながらストレージはしっかり32GBあり、実売価格が2万円を切る手軽さが魅力。
紹介記事:acer Iconia Tab 8 W - 低価格タブレットがまたまた登場!最安タブとなるか?

ドスパラ Diginnos DG-D08IWB

Diginnos DG-D08IWB 32GB
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GB)
RAM: 2GB
ストレージ: 16GB/32GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280×800)10点マルチタッチ対応
カメラ:イン/アウトとも200万画素
入出力: micro USB、microHDMI、microSD
バッテリー駆動時間: 約6.1時間
サイズ: 128×214×8.6mm、約345g
コメント: 2万円を切った初めてのWindowsタブレットとして話題に。345gの重量は8インチタブレットでも最軽量の部類に入る。CPUのスペックとRAM2GBは上位機と同様だが、ストレージ16GBという極小の構成となる。32GBモデルもあり、2万円を越えてしまうが、普通の人にはこちらがおすすめ。わずか5,000円でOffice Home&Businessを追加できるのも魅力。
紹介記事:ドスパラ Diginnos DG-D08IWB 32GB - 大人気のお買い得タブレットに32GBモデルが追加されたよ!

ドスパラ Diginnos DG-D09IW

Diginnos_DG-D09IW 横持ち
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GB)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8.9インチ(1920×1200)10点マルチタッチ対応
カメラ:イン200万画素/アウト500万画素
入出力: micro USB2.0、フルサイズUSB2.0、microHDMI、microSD
バッテリー駆動時間: 約6.1時間
サイズ: 234 x 156 x 9.4 mm、約480g
コメント: 同じドスパラのDiginnos DG08IWBとほぼ同一のスペック。まだまだ日本ではなじみのない9インチサイズのWindowsタブレット。コストパフォーマンス重視なのは8インチと変わらず、2万円台で購入できる。
紹介記事:ドスパラ Diginnos DG-D09IW - 8.9インチのWindowsタブレットってなかったよね

geanee WDP-081-32G-81BT

geanee WDP-081
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 1GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1,280×800)、5点マルチタッチ
カメラ: イン/アウトとも200万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリ駆動時間: 約7時間
サイズ: 約125.8×206.1×10.5mm、重量約377.5g
コメント: OEMメーカーであるジェネシス(日本企業)が7インチ、10インチと同時に発表した8インチタブレット。RAMは1GBだがそれ以外のスペックは上位モデルと変わらない内容。実売価格が2万円を切り、Windowsタブレットとしては最安値に近い製品である。
紹介記事:geaneeが7、8、10インチのWindowsタブレットを発表、12,980円から!

ONKYO TW08A―55Z8

ONKYO 8インチWindowsタブレット
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1,280×800)、10点マルチタッチ
カメラ: イン200万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、microHDMI、ヘッドホン/マイク
バッテリ駆動時間: 約10.9時間
サイズ: 約125.5×215.3×9.2mm、重量約410g
コメント: Officeは付属しない分だけ価格は安くなっているが今回の対象機種の中ではやや価格帯が上の製品。デザイン的にも低価格タブレットの範疇にはない。オクタゴン・デザインという八角形の断面をもつ美しいタブレット。
紹介記事:ONKYO TW08A-55Z8 - オクタゴン・デザインの8インチWindowsタブレット

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テックウインド CLIDE 9

テックウインド CLIDE 9
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8.9インチIPS液晶(1,920×1,200)、10点マルチタッチ
カメラ: イン200万画素/アウト500万画素
インターフェイス: microSDカードスロット、Micro USB 2.0、microHDMI、ヘッドホン/マイク
バッテリ駆動時間: 不明
サイズ: 約149.5×232.8×8.5mm、重量約480g
コメント: 日本ではまだなじみのない9インチタブレット。CPUはZ3735F、RAMは2GBと標準的なスペックながらストレージは余裕のある64GBを設定、画面解像度も8インチモデルよりもワンランク上となっている。特筆すべきはSIMスロットを備えたSIMフリー機(3G)であること。今回の対象機種中でもっとも高額となるが、付加価値は高い。
紹介記事:テックウインド CLIDE 9 - SIMスロットつきの8.9インチWindowsタブレットが登場

2.実売価格

実売価格が安い
・acer Icona Tab 8 W: 18,000円
・geanee WDP-081-32G-81BT: 18,787円
・ドスパラ Diginnos DG-D08IWB: 19,980円(16GB)/24,980円(32GB)
・ONKYO TW08A―55Z8: 27,000円
・ドスパラ Diginnos DG-D09IW(9インチ): 29,980円
・テックウインド CLIDE 9(9インチ): 34,979円
※価格はすべて税込み。2015年3月5日現在の価格ドットコム最安値。送料等は含まず。

acer Iconia 8 Wが最安値となりました。CPUはAtom Z3735G(RAM1GB専用のCPUですが、スペック的にはZ3735Fと遜色ありません)、RAM1GBという構成です。2位のgeaneeもCPUがZ3735FですがRAMは同じく1GBですね。RAM1GBというのは各方面から不安がる声が聞こえてくるのですが、以前RAM1GBのタブレットを試用した経験があり、「実用上なんの問題もない」というのが私の意見です。

価格面で注目したいのはドスパラ製品です。今回の対象機種は「Officeなし」という区分にしていますが、今回の記事で対象機種にしているドスパラの2機種はわずか5,000円でOffice Home&Businessを追加できる、というのは魅力です。8インチのほうはOfficeをつけても3万円以内(29,980円)におさまります。

ただね、Windowsタブレットの価格下落の波は結構なスピードで、Officeつきの8インチは2万円台でゴロゴロある、というのが現状です。それを考慮したうえで、さらに価格コンシャスな選択をするのなら、Officeなしのタブレットは1万円台でないと納得できないでしょうね。従って、Iconia、geanee、ドスパラの3機種が残るわけですが、ドスパラはRAMが2GBあるのはメリットでも、ストレージが16GBのモデルになってしまい、普通の人にはおすすめできません。なので、ウインタブの見解としてはIconiaかgeaneeのどちらか、ということになります。

両者の価格差が800円弱ありますけど、色とかデザインとかで選んでしまっていいんじゃないでしょうか。

一方、9インチの2機種ですが、価格差は約5,000円あるものの、ストレージ容量が32GBと64GBと差があり、CLIDEのほうにはSIMスロットもついているので、いかに価格コンシャスな目線であっても単純な比較はできません。特にSIMスロットの有無は人によっては非常に重要な選択肢になるはずなので、たとえ5,000円高くても納得感はあるでしょうね。

3.デザイン

美しいデザイン
ONKYOはオクタゴン・デザインという独特の形状をしていて、高級感のある美しい筐体に仕上がっています。今回の対象機種中、8インチとしては価格がもっとも高いのですが、このデザインとストレージ64GBに惹かれるのであれば差額は惜しくないかも、です。それとONKYOといえば日本の伝統的なメーカーですから安心感も高いでしょう。デザインにお金を出す人というのは決して少なくないし、ただ安いだけじゃイヤ、という人には人と違ったデザインのタブレットに価値を見出すこともできると思います。

9インチクラスはやはり8インチと比較するとどうしても大ぶりなサイズになります。しかし、重量の方は抑えめになっていて、400g台後半ですね。ハイエンド8インチであるThinkPad 8の重量が430gで、それを常用している私の意見として、「まあこれくらいなら通勤電車の中でも使えるんじゃない?」くらいには思います。タブレットで重量差100gというのは長時間の使用で確実に差を感じるレベルですが、同時にディスプレイサイズ差1インチというのも確実に差を感じるレベル(はるかに見やすいということ)なので、どちらのメリットを重視するか、ということでしょうね。ただねえ、デザインということで見ると悪くはないけど個性的にも見えないんで、どっちもどっちかなあ、と思いますね。

4.性能についての注意

スペック

CPUはほぼワンメイク

このクラスにかぎらず、もう少し高価格なタブレットの大部分も含め、CPUはZ3735系のワンメイクになってしまいます。なので、CPUの処理性能はほぼ比較する意味がない、言い換えるとどれを選んでも満足できるレベルですよ、というのがウインタブの意見です。

RAM1GBについて

最安値圏のタブレットはRAMが1GBしかありません。上にも書きましたが、ウインタブとしてはこのことについて神経質になる必要はない、と思っています。そりゃもちろんソフトウェアをたくさん同時に立ち上げたり、常駐ソフトをたくさんインストールしたり、といった無神経な使い方をすれば問題にはなると思います。しかし、普段使いでRAM1GBの悲哀みたいなことはまず感じませんし、少しだけこまめに、使っていないアプリを終了させるくらいの気配りをしてあげればそれで十分だと思います。

ストレージ16GBについて

これは意外とやっかいです。価格の部3位のドズパラ製品がこれに該当します。最近のWindowsタブレットはWIMブートという技術を使ってOSをインストールしていて、ストレージ16GBであっても出荷時の空き容量は5GB位はあります。しかし、WIMブートの性質上、Windowsアップデートのたびにストレージ容量が少しずつ圧迫されてしまう仕組みなのと、Windowsストアアプリが内蔵ストレージにしかインストールできない、という問題があり、なにも考えずに使っているとすぐにストレージ容量が不足していまいます。回避策はなくもない(シンボリックリンクなど)ですが、初心者向けではないので、ストレージ16GBモデルはある程度腕に覚えのある人にしかおすすめできません。

HDMIはあったほうがいい

特に仕事でタブレットを使う人は外部ディスプレイに簡単に出力できるHDMIポートはあったほうがいいです。残念ながら価格の部で推したIconiaとgeaneeのいずれにもHDMIはついていません。Miracast(ワイヤレスでディスプレイ出力を可能にする技術)を使うという手もありますが、周辺機器を買い揃えるのにお金がかかり、せっかく安くタブレットを買ったのに結局高くつく、なんてことにもなりかねません。なので、最初にご自身のニーズをよく考えておきましょう。

5.結論

あくまでも私の個人的見解ですが、実は「1万円台の8インチ」というのがWindowsタブレットとして最強の選択肢かもしれない、と思ったりします。OfficeがついていないのはWindowsとしての魅力半減、というのも確かにありますけど、OneDriveユーザーなら誰でも使えるOffice Onlineを使えばマクロが使えない以外はほぼ全ての既存ファイルが開けて編集ができますし、外付けキーボードを接続してExcelをガンガン使う、ということでなければそれで十分かな、と思います。コンテンツ消費型(Webブラウジング、ブラウザゲーム、SNS、動画視聴、Windowsストアアプリなど)の使い方がメインの人はRAM1GBでOfficeなしというスペックでほぼ不満は出ないはずです。下手なAndroidタブレットよりもずっと使いやすいでしょうね。弱点はカメラ性能が貧弱なことと、WindowsストアアプリがGoogle Playよりも圧倒的に貧弱なことです。その代わり、デスクトップ用のWindowsソフトウェアも使えます(ものによっては快適には使えませんけど)し、艦これもできます。若干性能は劣りますけどキーボードとマウスを接続すれば立派なWindowsマシンです。これで1万円台とか、本当にお得だなあ、と思います。

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