こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。NECがPC製品の2015年秋冬モデルをリリースしています。大手メーカーだけにラインナップが非常に豊富なのですが、モバイルWindowsという観点から注目したいモデルを紹介していきます。今回は「LAVIE Hybrid Standard」の秋冬モデル「HS550/CAS」と「HS350/CAS」について書きます。「LAVIE Hybrid Standard」という名称の製品をウインタブで紹介するのは初めてですが、もともとこの製品は「NEC LaVie U」という名称でした。LaVie Uとしては過去に「NEC LaVie U - ハイスペック2 in 1登場!高性能タブレットはSurfaceだけじゃないよ」という記事で紹介しています。
1.スペック
LAVIE Hybrid Standardはディスプレイサイズ11.6インチの高性能2 in 1で、キーボードが完全に分離するタイプなのでタブレットとしても使い勝手のいい製品です。2014年モデルのLaVie Uと比較すると、OSがWindows 10にアップグレードされていること、上位モデルHS550/CASのCPUが Core M-5Y70からCore M-5Y71にスペックアップしていること、GPUのメモリー(最大値)が1.5GBから2.125GBに強化されていることが挙げられます。
スペック表としてはそれほど大きな変更点はなく、正常進化、といったところでしょうか。
2.筐体デザイン
これが筐体画像なんですが、たまたま昨日記事にした「LAVIE Tab W TW710」にめちゃめちゃよく似ています。キーボード接続を考慮して筐体上下面のデザインが非対称であることも同じです。
付属のキーボードとスタイラスの画像に至っては「使いまわしじゃね?」と思うくらいですね。
NECの製品カテゴリーとしては、LAVIE Tab Wはタブレットシリーズ、LAVIE Hybrid StandardはノートPCシリーズになるのですが、筐体のデザインコンセプトとしてはLAVIE Tab W TW710とLAVIE Hybrid Standardは全く同じである、と言っていいでしょう。
ということは、LAVIE Hybrid Standardは「11.6インチのTW710あるいはThinkPad 10」であり、さらにCPUがAtomからCore Mにパワーアップしたもの、と考えたほうがわかりやすいですよね。どうなんでしょう、「ひとまわり大きいThinkPad 10が欲しい」という人、「もうちょっとハイパワーなタブレットが欲しい」という人にとっては非常に魅力的な製品なんじゃないでしょうか?もちろん、筐体サイズと性能から考えて、Surface Proシリーズと競合することにもなりますね。
3.価格と発売時期
LAVIE Hybrid Standardはすでに発売されており、価格は上位モデルのHS550/CASが税抜き174,800円(税込み188,784円)、下位モデルのHS350/CASが税抜き159,800円(税込み172,584円)となっています。上位モデルと下位モデルの差はCPUのスペック、デジタイザーの有無(LAVIE Tab Wと異なり、この製品はハードウェア側にデジタイザー機能がついています)だけです。また、LAVIE Tab W710には付属していなかったOffice Home&Business Premiumがついてくる、というのもうれしいところです。
それと、もうひとつお買い得情報を。この製品の旧モデル「HS550/BAS」と「HS350/BAS」はかなり実売価格が下がっています。OSはWindows 8.1になりますが、CPU、RAM、ストレージなどの主要構成は変わらず、筐体デザインもそのままです。2015年9月16日現在のAmazonではHS550/BASが税込み113,800円、HS350/BASが税込み106,800円となっています。OSのアップグレードが面倒でない人にはこちらのほうがお買い得ですね。
4.関連リンク
LAVIE Hybrid Standard:NECダイレクト
LAVIE Hybrid Standard(旧型):Amazon