MSI PRO DP21 12M-400JP － MSI製のミニPCです。デスクトップPC用の第12世代Core i5を搭載、入出力ポートも充実！

MSIが小型のデスクトップPC「PRO DP21 12M-400JP」を発売します。MSIでは「ミニPC」という表現を使っていませんが、ウインタブでよくご紹介しているミニPCと大差ないくらいのサイズ感で、CPUにデスクトップPC向けのCore i5を搭載、入出力ポートの構成も非常に充実しています。

1.PRO DP21 12M-400JP スペック

スペック表

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OSはPro版、CPUはデスクトップPC用の第12世代（Alder Lake）、Core i5-12400です。

一応ノートPC用の最新CPU、Core i5-1240P、Ryzen 5 6600UとPassmarkスコアを比較してみると、やはり多少高めになっています。ただし、ゲーミングノートに搭載されているCore i7-12700Hには及びません。

また、Core i5-12400の内蔵GPUはIris XeではなくIntel UHD Graphicsです。そのため、グラフィック性能は同クラスのノートPC用CPU（例：Core i5-1240P、内蔵GPUはIrsi Xeです）よりも劣っていると思われます。

RAMは16GB、ストレージは250GBですが、RAMは最大64GBまで搭載可能でストレージも2.5インチのドライブベイが2つありますので増設が可能です。ただし、MSIのノートPCと同様に、ユーザーが筐体内部にアクセスすると保証が切れてしまいますので、増設・換装する場合はMSI公認サポート店に作業を依頼する必要があります（この場合は保証が切れません）。

通信まわりはWi-Fi6に対応し、入出力ポートは非常に充実しています（後述します）。

2.PRO DP21 12M-400JP 筐体

トップ画像にあるように、この製品は縦置きでも横置きでも使えます。この画像は縦置きにしたところで、下部に写っているスタンドも付属します。左右の側面（横置きの場合は上下面）ですが、右側面（横置き時の上面）には通気口、左側面（横置き時の底面）にはゴム足とVESA用のネジ穴があります。

この画像は横置きにしたもので、画像上が前面、下が背面です。ご覧の通り入出力ポートの数が非常に多く、このあたりは他社のミニPCとは大きな差があります。

あと、サイズをMinisforumのニューモデル、EliteMini HX90Gと比較してみます。HX90GはMinisforum製品としてはやや大きめのサイズです。

PRO DP21 12M-400JP：204 × 208 × 54.8 mm / 1.27 kg
EliteMini HX90G：205 × 203 × 69.3 mm / 重量不明

このようにタテ・ヨコはほとんど差がなく、厚さはPRO DP21 12M-400JPのほうが小さくなっています。

他のミニPCと同様、ディスプレイの背面に設置することも可能です（VESA規格に対応するディスプレイの場合）。

3.PRO DP21 12M-400JP 価格など

MSI PRO DP21 12M-400JPは10月27日の発売予定で、ビックカメラでは予約販売がスタートしており、10月17日現在の価格は税込み118,000円（ポイント10%つき）です。MSIではこの製品を「ビジネスPC」と位置づけており、個人ユーザーが仕事だけでなくゲームなどのエンターテイメント用にも使うのであれば内蔵GPU（Intel UHD Graphics）の性能がやや物足りなく、SSDも小さめです。逆にビジネス用PCとしてはパフォーマンスも高く、置き場所にも不自由しないと思われますので、テレワークなどでは快適に使えそうですね。

4.関連リンク

PRO DP21 12M-400JP：MSI公式サイト
PRO DP21 12M-400JP：ビックカメラ