個人的にテレワーク時代の昨今、積極的にご紹介したい周辺機器ジャンルに「PC向け家具」があります。例えばFLEXISPOTのスタンディングデスク。ウインタブではこれまでに何度もスタンディングデスクを実機レビューさせていただいており、私やライターがレビュー機を継続使用していますが、「テレワークには好適」な製品だと思っています。
「ゲーミングチェア」もまたおすすめしたい製品ジャンルです。ウインタブでの実機レビュー経験は非常に少ないのですが、私自身安価な(15,000円くらい)ゲーミングチェアを愛用していて、日々のPC作業に非常に役立っています。
今回ご紹介するのは「MSIのゲーミングチェア」です。ゲーミングPCでは定評あるMSIの製品ですから、品質は間違いないものと思いますが、ゲーミングチェアの場合「めっちゃ派手やん」というものも少なくないので、仕事用としてはどうよ?という不安(あるいは不満)もあるかと思います。でも、私が見た感じですと、この製品「MAG CH120 I」はオフィスに置いても全く違和感のないデザインですし、構造もしっかりしていますので、長時間のゲームプレイ、あるいは仕事も快適にこなせるものだと思います。
これがスペック表。これだけ見ても正直ピンときませんが、サイズと重量を見ていただければ、そこらへんのオフィスチェアよりもかなり大型であることがわかると思います。
外観です。ブラック一色で「どぎつさ」はありません。一般にゲーミングチェアには赤とか青といった原色があしらわれていることが多く、見た目は結構派手なんですが、この製品の場合はオフィスで使っても違和感のないレベル。素材は「PVCレザー(合皮)」です。
以下、安価なゲーミングチェアを使っている私の所感を含めご説明します。
まず「ヘッドレストとランバーサポートが両方ついている」のがポイントです。私の私物ゲーミングチェアはランバーサポートのみでヘッドレストはありません。仕事中はランバーサポートがあることによって腰の疲れがかなり軽減されます。一方で「仕事」ということだとヘッドレストは特に使いません。
しかし「休憩もしますよね?」私の私物は180度のリクライニングはできません(145度くらいまでですね)。また、休憩になるとヘッドレストは欲しくなります。休憩中はだいたい「いっぱいまでリクライニングさせて、ヘッドホンをつけてSpotifyで音楽を聴く」ことが多いのですが、リクライニング角度が浅いのとヘッドレストがないので、イマイチ快適性が低くなっています。その点、180度リクライニングに対応し、ヘッドレストもついているこの製品なら、休憩時間も気持ちよく過ごせるでしょう(下手をすると2時間ほど意識を失ったりするかも)。
あと、アームレストも重要です。この製品の説明にあるような「4D」まで必要か、と言われればそこはわかりませんけど、微調整可能であることは歓迎できますね。
もう一つ地味に重要なのが「星型のベース」そして「キャスターにストッパーがついている」という点です。ストッパーは絶対についている方がいいと思いますよ。ちなみに私の私物ゲーミングチェアにはストッパーはありませんし、仕事中に「ストッパーで固定しなければならない」場面というのはごく少ないのですが、それでもたまにストッパーが欲しくなる場面があります。
MSI製品だけに「頑丈」です。スチールフレームで耐荷重は150 kg、高密度クッションが使われています。
MSI MAG CH120 Iは5月24日の発売で、市場想定価格は税込み36,800円前後と公表されています。この記事の執筆時点では販売サイトが見当たりませんでした。
冒頭に書かせていただいたとおり、個人的にはゲーミングチェアも「テレワーク好適品」として有力だと思います。大きめのサイズで身体をしっかり包んでくれるので安定しますし、(医学的な見地からの意見ではありませんが)疲労軽減にも役立ちます。ゲーミングチェアの相場は安いものだと1万円強くらいから、一流メーカー品だと4~5万円以上といったところでしょうか。価格面で言うとMAG CH120 Iは中位クラスですかね。デザインもよく、MSI製だけに品質も不安がないと思いますので、おすすめです。
関連リンク
MAG CH120 I:MSI公式サイト 製品紹介ページ