MSIのイベントでモンスターマシンのGT76 Titan、ハイスペックマシンのGE65 Raiderなどニューモデルを見てきました。オーバークロックのデモも!

MSI 製品体験会 2019/8/9
8月9日に秋葉原で「MSI 製品体験会」というイベントが開催され、ウインタブも参加させていただきましたので、その模様をご報告します。MSIは2018年よりウインタブに実機レビューの機会を提供してくれていて、2019年5月のCOMPUTEX TAIPEIではわざわざウインタブのために個別説明の時間も取っていただいたりして、大変お世話になっています。またMSIの製品は「GeForceが入っていて当たり前」といいますか、ゲーミングノートはもちろん、ビジネス向けのモバイルノートにも外部GPUを搭載してしまうような、尖った製品を続々とリリースするメーカーなので、個人的には大好きだったりします。

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今回の体験会はどちらかと言うと「新製品説明会」の色彩が強く、直近で発売されたGT76 Titan、GE65 Raider、GP65 Leopardの3機種に絞って詳しいご説明とデモをしていただきました。

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MSIはビジネス向け・クリエイター向けのノートPCもラインナップしていますが、やはりメインはゲーミングPCです。ただ、型番が割とシンプルなので「あれ?GEってエントリークラスだっけ?ミッドレンジだっけ?」と思ったりすることもあります。この画像にはMSIの全製品が掲載されているわけではありませんが、主要モデルの位置づけがわかりやすく説明されています。GT76 Titanは「ウルトラハイエンド」、GE65 Raiderは「ハイスペック」、GP65 Leopardは「メインストリーム(ミッドレンジ)」ということですね。

また、型番についている2桁の数字が「7」なら17.3インチ、「6」なら15.6インチ、あと、数は少ないんですけど「4」なら14インチとなります。

1.オーバークロックのデモ

MSI 製品体験会 2019/8/9
主役の3機種を使って、ベンチマークテストを実践していただきました。この画像はGT76 Titanですが、最初にびっくりしたのは「ファンの音量」ですw 私はデモの場所から3メートルほど離れたところに座っていたんですが、テスト開始前にCooler Boost Titanの風量を上げると「ブッシャアアアアアー」という音が聞こえてきまして、「これはヘッドホンいるわ…」と思いました。

このデモ、単にスコアを誇る目的ではなく「オーバークロック」の効果を見てもらう、という趣旨でした。

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MSI製品には「Dragon Center」という設定アプリがプリインストールされています。オーバークロックする場合はこのアプリで操作することになります。GT76 Titanでは、CINEBENCH(CPU性能を測定するベンチマークソフト)を実施し、オーバクロック前のスコアが4,880、オーバークロック後のスコアが5,103となりました。

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CPUがオーバークロックに対応しない(Core i7-9750H)GE65 RaiderとGP65 LeopardもGPUのオーバークロックが可能です。上の画像はGP65 Leopard(RTX2060)で、ウインタブでもおなじみの3D Mark「Time Spy」のスコアがオーバークロック前で6,478、オーバークロック後で6,902でした。

下の画像はGE65 Raider(RTX2070)で、こちらはTime Spyのスコアがオーバークロック前で7,717、オーバークロック後で8,218となっており、ものによっては10%近いスコア改善効果が見込めそうです。

ユーザーが比較的容易にオーバークロックできる設定アプリを搭載した製品は過去にウインタブでもレビューしたことがありますが、実際のところ「レビュー機で試すのはちょっと怖い」というのがありまして、ほとんどオーバークロックを試みた経験がありませんが、この結果を見るといろいろと試してみたくなります。

2.GT76 Titan

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短時間ですが、実機にふれることもできました。まずは「きれいな言葉だとウルトラハイエンド、下品な言葉で表現するとバケモノ」マシンのGT76 Titanです。GT76 Titanについては紹介記事を掲載済みなので、スペック等の詳細は下記の記事をご覧ください。この記事では実機を見ての印象、紹介記事ではよくわからなかった部分について補足説明する、という感じになります。
MSI GT76 Titan - デスクトップ用のCore i9とGeForce RTX2080を搭載するウルトラハイエンドな17.3インチゲーミングノート

上の画像だけ見ると、「割と普通」な感じに見えますよね?

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でも、ヒンジ後方のオーバーハングが非常に長く、タダモノではない感が満点です。天板はアルミ合金製で、まるで山のような大型ノートでした。

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ポート類も充実しています。というか多いです。この画像だと少しわかりにくいので…

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こちらの画像をご覧いただくほうがいいと思います。ゴツい背面にはポート類はなく、全て両サイドに、たくさんのポートが配置されています。

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キーボードはしっかり日本語配列になっていました。また、画像の質が悪いのでわかりにくいんですが、SteelSeries製のPer-Key RGB(個別のキーの発色・発光をコントロールできる)キーボードになっています。実機はとにかく頑丈、という印象でした。

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紹介記事でも掲載した底面の画像です。紹介記事を書いた時点で「これってイメージ画像なのでは?」と思ったんですけど、実機もそのまま…。金属メッシュで内部の様子がわかるようなデザインになっています。

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MSIといえば「冷却」です。デスクトップPCジャンルであろうとノートPCジャンルであろうと、そこはブレません。モデルチェンジのたびに独自技術「Cooler Boost」の機能を改善しています。GT76 Titanには「Cooler Boost Titan」という冷却システムが採用され、4つのファン、11本のヒートパイプを搭載し、エアフローは実に2.25倍の効率になっています。それと、ベースプレートを鏡のようにめっちゃ研磨し、さらなる冷却性能を実現しているとのこと。MSIのご担当者いわく「だって、ゲーム中にオーバヒートして止まっちゃうとまずいじゃないですか」だそうです。

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あと通信系です。GT76 Titanは有線、無線ともKILLERのチップを採用していますが、ともに最新ハイエンドなものが搭載され、極めて高速な通信が可能です。無線はWi-Fi 6ですね…。

これ、個人的にはすごくうらやましいんですけど、私の場合、これだけの通信性能を活かせる環境が自宅にないんです。いくらPC側の通信性能が高くでもマンションタイプの光回線だと実力を発揮するのは夢のまた夢か、と。大都市圏の戸建て住宅とかでないと、これだけの通信性能は活かしきれないかもしれないですね。もしくはLANパーティーなどのイベント会場か…。

3.GE65 RaiderとGP65 Leopard

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記事冒頭に掲載したMSIの枠組みだと、GE65 Raiderはハイパフォーマンス、GP65 Leopardはメインストリーム、ということになりますが、筐体はほぼ同一で、システムスペックが異なります。なお、それぞれ紹介記事を掲載していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
MSI GE65 Raider - GeForce RTX2070搭載、ギリギリまで小型化したハイスペックな15.6インチゲーミングノート
MSI GP65 Leopard - バトルに必要な装備は揃っている!しかもMSIとしては低価格。「これが15.6インチゲーミングノートの本命」かも?

GE65 RaiderはGPUにRTX2070を搭載し、GP65 LeopardはRTX2060もしくはGTX1660Tiを搭載します。どちらも15.6インチとしてはサイズがコンパクトになっていて、従来モデルよりも大幅に小さくなりました。

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ほぼ同じ筐体デザインの2モデルですが、ディテールは結構異なります。上の画像がGE65、下の画像がGP65で、キーボードはどちらもSteelSeries製のPer-Key RGBです。しかし、キーボード面はGE65がアルミ製であるのに対し、GP65はプラスティック製です。実際に触ってみると、たしかにGP65のほうはひんやりした感触ではないのですが、メタルっぽいコーティングが施され、質感はいいです。

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こちらはGE65の底面です。このように独特なデザインの巨大な通気口が開いています。また、画像の下側にスピーカー穴らしいものが合計で4つあり、これはGE65、GP65とも同じデザインです。ただし、GE65のみ「2スピーカー、2ウーファー」になっていて、GP65は2スピーカーのみとなります(スピーカー穴は4つありますが、うち2つはダミーです)。

また、有線LANはGE65、GP65ともKILLER(E2600で、GT76 TitanのE3000の下位モデルです)ですが、無線はGE65のみがKILLER(Killer Wi-Fi 6 AX1650)で、GP65はIntel Wireless-AC 9560となります。このへんの装備では差がついていますよね。

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側面と入出力ポートです。この部分はGE65、GP65とも共通です。USBポートが怪しく光る…。

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天板のデザインもちょっとだけ雰囲気が異なります。上の画像がGE65、下がGP65ですが、MSIロゴが異なるほか、GE65のみにアクセントストライプが入っています。

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冷却システムは2基のファン、7本のヒートパイプからなる「Cooler Boost 5」が搭載され、ここはGE65、GP65共通のものになっています。

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GT76 Titanほどではありませんが、背面もなかなかのいかつさです。

4.まとめ

MSIのニューモデル3機種はMSIの指定販売店(注文時に構成のカスタマイズが可能です)であるPCショップアークで販売中で、8月10日現在の価格は下記のとおりです。

GP65 Leopard(GTX1660Ti): 198,504円
GP65 Leopard(RTX2060): 199,800円
GE65 Raider(RTX2070): 259,800円
GT76 Titan(RTX2080): 539,784円
※税込価格

Gt76 Titanだけ別格に高価です。この製品はデスクトップ用のCPUを搭載する、ほんとうの意味でウルトラハイエンドな製品なので、(正直ピンときませんが)妥当な価格なんだろうと思います。今回実機に触れる機会に恵まれましたが、筐体サイズ、デザイン、パフォーマンス、そして価格と、「妥協なきゲーマー」のためのゲーミングノート、という印象です。私もそうですが、読者の皆さんの多くもそう簡単に手が出る価格ではありませんよね。

一方でGE65 RaiderとGP65 Leopardは、(コアゲーマーではない)読者のみなさんにとっても私にとっても非常に魅力的なゲーミングノートと感じられます。コンパクトな筐体に高いシステムスペック、MSIの技術によって実現された、誰でも挑戦できるGPUオーバークロック、MSIご自慢の高い冷却性能と、どこをとっても安心して購入できるゲーミングマシンだと思います。

当初私はGP65 Leopardがスペックの割に安価に感じられ、「これを買おうかな」と思っていたんですが、今回のイベントに参加してみて、GE65 Raiderのほうも単にGPUの型番が上がった、というだけではない差別化ポイントを備えていることが実感でき、約6万円高価であるだけの理由は十分にある、と感じました。「eSports」という言葉もよく見聞きするご時世になり、「次に買うならゲーミングノート」と思っている人は少なくないと思います。私もその一人で、ウインタブの運営にレファレンス用のゲーミングノートが必要だという事情もありますので、2019年中には必ずゲーミングノートを購入するつもりなのですが「RaiderかLeopardか」ということでしばらく悩みそうです。

5.関連リンク(PCショップアーク)

MSI ゲーミングノート GP65 Leopard 9SE GP65-9SE-067JP(RTX2060)
MSI ゲーミングノート GP65 Leopard 9SD GP65-9SD-066JP(GTX1660Ti)
MSI ゲーミングノート GE65 Raider
MSI ゲーミングノート GT76 Titan

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