PIPO W11(256GB)- キーボードとスタイラスペンが付属する11.6インチの中華デタッチャブル2 in 1のストレージが256GBに!

PIPO W11 256GB
中国メーカーのPIPOは、実はウインタブと相性がいいんですよね。「PIPOと言えばX10・X12」です。レビューした人間をことごとく虜にしてしまう愛すべき珍品PC。どのくらい珍品で、どのくらい愛されているかを知りたい人はこちらの記事をご覧ください。今やウインタブに欠くことのできないライター、natsukiさんのデビュー作もあります。
PIPO X10 - 10.8インチの超個性派、これがリビングPCの最適解(読者レビュー:natsukiさん)
PIPO X12 ー 自宅のメインマシンはこれでいいだろ?あと、DJもやってみました!(読者レビュー:m.os.otaさん)

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PIPO X10とX12について語り始めると長くなりますので、別な製品に目を向けてみます。PIPO W1 Proというのもありました。
PIPO W1 Pro - 10.1インチ2 in 1、「なんでもついてる」のがうれしい!(実機レビュー)
PIPO W1 Pro - 独自のデジタイザーペンをできる限り調整してみる(実機レビュー:natsuki)

PIPO W1 Proというのは10.1インチの2 in 1で、今回紹介するW11と同様に、「本体価格にキーボードとスタイラスペンが含まれる」という、非常にありがたいパッケージだったんですが、いかんせん「詰めの甘さ」が目立つ製品で、たしかに一通りのことには使えるんですけど、筐体の剛性が低く、軽くねじっただけでミシミシいったり、スタイラスペンも「一応使えるんだけど、絵を描くような品質ではない」という、いろいろと惜しいところが目立ちました。しかし、価格が本当に激安だったんで、「まあ許す」と思える、古き良き中華、という感じの製品でした。

PIPO W11は以前もウインタブで紹介記事を掲載しています。
PIPO W11 - こんどのPIPO「全部入りタブレット」は11.6インチのSurfaceタイプ、しかも激安!

再び記事を掲載するのは、「相変わらず激安価格な上にストレージに256GB SSDが増設された」ためです。実機をテストしていないのでなんとも言えませんが、少しだけ「PIPO W1 Pro」と同じ香りがする、愛すべき中華タブと言えるかもしれません。

1.スペック

PIPO W11 256GB
以前掲載した紹介記事からの変更点は少ないのですが、一応もう一度ご説明します。CPUはGemini LakeのCeleron N4100と、そこそこパワフルなものが搭載されています。N4100はCore i、Core mプロセッサーには及びませんが、クワッドコアの、Celeronとしては比較的高性能なものなので、Office系のアプリとか簡単な画像加工くらいなら問題なくこなせます。

RAMは4GBと、現在のWindows 10の環境だと若干不足気味に感じられますが、CPU性能からみれば妥当な水準と言えるでしょう。ストレージが今回の大きな変更点で、従来モデルでは64GB eMMCと、使えないことはないが少々厳しい容量であったのに対し、このニューモデルでは256GB SSDが追加されました。ただ、この製品はユーザーがメンテナンスできるようなM.2 スロットがありません。また、中華のエントリーPCの仕様というかメーカーのやり方だとOSはeMMC側にインストールされている可能性が高いので、より高速・快適に使うためにはOSをSSD側に移すという手間が発生するものと思われます(eMMC側のままでも使えます)。

ディスプレイは11.6インチのIPS液晶・FHD解像度で、2 in 1なのでもちろんタッチ対応します。また、この製品には充電式のスタイラスペンが付属し(ここがセールスポイントのひとつ)ます。ただし、製品ページには筆圧対応について言及はありません。先代といえるW1 Proは筆圧に対応していましたが、精度は決していいとは言えず、イラスト用途に使える品質ではありませんでした。そこから想像すると、おそらくこの製品のスタイラスペンも筆圧に対応すると思いますが、品質の方はあまり期待しないほうがいいでしょう。

入出力ポートは11.6インチサイズのタブレット筐体としては充実しています。Type-Cを含みUSBポートが3つ、microHDMIもあります。それと、独立したDC-INがありますので、充電しながらすべてのUSBポートが使えます。USB Type-Cでの給電が可能かどうかは不明です。

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バッテリーは8,000 mAhですが、メーカー説明の稼働時間がちょっと、いや、かなり笑えます。「4時間から10時間」だそうです。いやまあ、その範囲には入るんでしょうけど、幅がありすぎて全然参考になりませんw ただ、バッテリー稼働時間に関してはHPやLenovoといった、そうそうたる大手メーカーでも非常にいい加減な公称値になっていて(JEITAの規格が実情にあっていないからですね)まったく信用できませんので、笑わせてくれるPIPOのほうがまだマシと言えるでしょう。

サイズはおそらくキーボード抜きのタブレット部分だけが表示されていると思います。この製品は11.6インチサイズと、一般的なタブレットよりは大きめで、液晶のアスペクト比もノートPCと同じ16:9(一般的なタブレットよりも横長)なので、そんなにコンパクトなサイズ感でもありません。もちろんモバイル利用には全く問題ないでしょう。

2.筐体

PIPO W11
筐体は従来モデルのW11と全く同じです。

PIPO W11 256GB
背面にキックスタンドを備えるSurfaceタイプですね。ただ、キックスタンドの形状は本家のSurfaceとは異なり、以前販売されていたHP Spectre x2によく似た、バー状のものになります。

PIPO W11

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背面とポートのレイアウトです。この製品の筐体色は明るめのブルーで。背面の素材はおそらく金属だと思います。W1 Proでの経験上、筐体の強度は少し心配ですね。普通に使うぶんには問題がないと思いますが、軽くねじっただけでミシミシ言ったりするようだと、使っていて不快感が出てしまいますから。ただ、この点は実機を試してみないとなんとも言えません。

PIPO W11
キーボードとスタイラスペンです。キーボードは物理接続で、Surfaceシリーズと同様にカバーも兼ねる構造です。また、スタイラスペンは充電式で、デジタイザー方式については不明です。キーボードの右下の方向キー付近が窮屈に見えますが、全体的な配列は悪くないと思います。11.6インチサイズの製品だと、キーピッチは少し狭いと思われますが、慣れれば特に問題なく打鍵できると思います。残念ながら日本語配列ではありません。

3.価格など

PIPO W11(256GB)は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、8月11日現在の価格は299.99ドル(32,285円)です。なお、この価格は8月14日までのセール価格です。

冒頭に書いたように、この製品は本体価格にキーボードとスタイラスペンを含みますので、ハブとかSDカードとかは別として、追加でなにか購入する必要はなく、当面必要なパーツはすべて揃います。今回のストレージ強化で一段と実用性が高まったと思います。欲を言えばRAMをもう少し増量してもらいたいですが、価格が価格なので、このへんはやむを得ないところでしょう。

PIPOはCHUWIやTeclastとは少し異なり、正直まだ十分に洗練されているメーカーではないと思っています。そのかわり安いんですけどね。記事中で何度か指摘したとおり、この製品はデタッチャブル2 in 1として、一通りのことができる実力があると思いますが、筐体品質には少し不安を感じます(すぐに壊れる、という意味ではありません)。そういう部分も含めて楽しめる中華2 in 1ということはできますけどね。

4.関連リンク

PIPO W11:Banggood

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