マウスコンピューターのクリエイターパソコンブランド「DAIV」から、GeForce RTX2060を搭載する15.6インチノート「NG5800シリーズ」が発売されました。ウインタブでは従来DAIVについてあまり紹介してこなかったのですが、クリエイターPCと同様に外部GPUを搭載するゲーミングPC(マウスの場合はG-Tune)PCとの差別化も進んでいて、このNG5800はとても魅力的な製品に仕上がってます。
1.スペック
CPUはCoffee LakeのCore i7-8750H、外部GPUには最新のGeForce RTX2060、RAMは最大で32GB搭載でき、ストレージは2基搭載可能でSSD+SSDといった構成も可能です。ここまでを見ると上位クラスのゲーミングノートとよく似たスペックで、特にグラフィック性能は非常に高いと言えます。イラストやマンガというよりは、動画系とか3D系のクリエイターを意識した構成だと思います。
ゲーミングノートとの差別化ができていると思われるのがディスプレイです。ゲーミングノートの場合、やはり「速度」が重要になってきますが、クリエイターノートの場合は「忠実な色表現」が重要です。NG5800では「リフレッシュレート」など速度に関する項目の開示はなく、「NTSC比 約72%液晶(参考値 sRGB比換算 約102%に相当)」という説明がありました。また、「IPS」という表記はありませんでしたが、視野角178度ということなので、IPS相当の形式が採用されているはずです。
入出力ポートに関してはマウス製品らしく充実しています。ただ、2つあるUSB Type-Cのうち1つはThunderbolt 3ですし、もう1つも映像出力に対応していますので、HDMIとmini DPをあわせ、映像出力ポートが合計で4つある、ということになります。このへんがよりクリエイターを意識していると言えるのかもしれません。
サイズのほう、「ちょっと面白いなあ」と感じます。横幅359 mmというのは15.6インチノートとして最小クラスですが、厚みはかなりありますし、重量も決して軽量とは言えません。とりあえず筐体を見てみましょう。
2.筐体
上に書いたとおり、横幅が359 mmということなので、かなりのナローベゼルです。上部ベゼルは9.78 mm、左右ベゼルは6.61 mmとのこと。ベゼルが細いとスタイリッシュに見えるだけでなく、画面を凝視する際に没入感が高まると思います。
天板です。筐体素材は不明ですが、通気口は大きめですし、厚みがあるのもわかります。
側面と前後面です。この製品は前面中央にSDカードリーダーがあり、入出力ポートは側面だけでなく背面にも配置されます。背面にあるのは通信系(LAN)と映像系のポートですね。
また、側面を見ると、厚みが「結構すごい」と思いませんか?横幅はギリギリまで詰め、厚みは残した、というのが「ちょっと面白い」と感じた理由です。
キーボードです。「日本語バックライトキーボード (フルカラーLED/ 107キー/ キーピッチ約18.2mm / キーストローク約1.8mm)」という説明があり、キーピッチとキーストロークは標準的なサイズ感と言えます。また、バックライトは「フルカラー」になっていますので、カラフルな配色を楽しめるでしょう。ただし、ゲーミングノートのように個別キーごとに色を変えたりできるのかは不明です。
あと、指紋センサーの位置が珍しいですね。タッチパッドの上部中央で、「なにもないところ」にセンサーがあるようです。そういえばスマホでも「ディスプレイ埋込み型指紋センサー」とかが流行ってますね…。
3.価格など
マウス DAIV-NG5800シリーズはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、3月26日現在の価格は179,800円(税込み194,184円)から、となっています。RTX2060搭載機としては比較的低価格と言えるのではないか、と思います。
ゲーマーでも納得のスペックではありますが、ディスプレイの品質や(おそらく)キーボードの機能がゲーマー向けではなくクリエイター向けと思われますので、ゲーマーならG-Tuneにしたほうがいいでしょうね。また、これだけのスペックだと、2Dのイラストとかマンガ用途にはオーバースペックかもしれません(使っていて困ることは全くないと思いますけど)。
コメント
指紋センサーの解説画像見た瞬間変な声出ました。そこに付けるんかいw
タッチパッド、ノートPCなら確かにロック解除したらすぐさわる部分だと思うけど、ゲーミングノートで内蔵タッチパッド使う人ってどれだけいるのかな、と考えちゃったり。
あっそうかクリエイター向けだっけ(よく読んでなかったお恥ずかしい)