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IntelやNVIDIA、AMDなどが提供する汎用ドライバーをインストールする前に注意したいこと。新しければいいというわけではない

ドライバー更新ユーティリティをメーカー製PCに対して使用してはいけない理由
キャッシュや一時ファイルなどをクリーンアップしてくれるWindowsメンテナンス用ツールに「ドライバー更新機能」が用意されている場合があります(例:CCleaner)。IntelやAMD、NVIDIAといったハードウェアメーカーは汎用のドライバーを定期的に更新しているため、メーカー製PC(デスクトップ・ノート・タブレット)に最新のドライバーを適用すればより快適に動作するのではないか・・・と思われる方もいるかと思われますが、逆に不安定になったり、一部機能が利用できなくなってしまう可能性があります。

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1.メーカーが配布しているドライバーは独自のカスタマイズが施されている場合がある

メーカー製PCが配布しているGPU用グラフィックドライバーやチップセットドライバー、オーディオドライバーはIntelやNVIDIA、AMDなどのハードウェアメーカーが公開しているドライバーよりもバージョンが古いものが適用されていることがよくあります。

一見するとPCメーカーが配布しているドライバーではなく、ハードウェアメーカーが直接配布している最新ドライバーを適用する方がパフォーマンスは向上するように思われますが、PCメーカー公式のドライバーは独自機能が組み込まれているなどカスタマイズされている場合があり、汎用のドライバーを適用してしまうとそれらの機能が使用出来なくなってしまう場合があります。

また、PCメーカー製品では一部のゲーミングPCなどを除き、ハードウェアメーカーが配布しているドライバーでの動作を保証していないので、場合によっては汎用ドライバーを適用すると逆に動作が不安定になってしまう可能性もあります。

2.ドライバー更新機能が付いたユーリティリティを安易に使うととんでもないことに・・・

ドライバー更新ツールを使ってはいけない理由
前述のWindowsメンテナンス用ツールに含まれているドライバー更新機能を使用した場合、メーカーやMicrosoftが動作保証しているドライバーではなく、ハードウェアメーカーが配布している最新のドライバーを一括で適用するため、最悪再起動後ブルースクリーンが発生し、正常起動できなくなる可能性があります。

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Windows Update経由で適用可能なドライバーは基本的に動作確認されているもののみ配信されるため、基本的にはそのまま更新しても問題ありません(残念ながらまれにWindows Updateから不安定なドライバーが配信されることもあるので、「絶対安全」というわけではありません・・・)。

またLenovoやHP、富士通といった有名メーカー製PCにはドライバー・ファームウェア更新用ユーティリティがプリインストールされていることが多いので、公式サイトのサポートページからドライバーを一つ一つダウンロードしなくても一括で最新ドライバーを適用出来るので、メーカー製PCではメーカーサイト、またはWindows Update経由で更新できるドライバーのみ使用した方が安全です。

3.まとめ

メーカー製ドライバー更新ツールの例
ドライバー更新ツールは自作PCを使用している方であれば、わざわざハードウェアメーカーのサイトをチェックすることなく一括で最新ドライバーを適用することが出来て便利なのですが、メーカー製PCに対して使用してしてしまうと性能が向上するどころか逆に起動不可に陥ってしまう可能性もあります。もちろん手動で汎用のドライバーをインストールするのもお勧めはできません。

基本的にはメーカー公式サイトや更新用ユーティリティ、Windows Updateで配信されているドライバーのみ適用するほうが安全です。

4.関連リンク

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執筆者:かのあゆ
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。
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