記事にアフィリエイト広告を含みます

Microsoft Surface Book 3 - 独特で美しいデザインはそのままに、最新スペックになったSurfaceシリーズの上位モデル

Microsoft Surface Book 3
MicrosoftがSurfaceシリーズのハイスペック・デタッチャブル2 in 1「Surface Book 3」を発売します。前作「Surface Book 2」は2017年10月に13.5インチ版が発表され、2018年2月に15インチ版が追加されていますので、本当に久しぶりのリニューアルということになります。もう後継機種は出ないのでは?、というのはありましたし、読者の皆さんの中にも私と同じ気持ちの人が少なくないのでは?と思います。

スポンサーリンク

1.スペック

Microsoft Surface Book 3
OSは「2」ではPro版でしたが、「3」では今のところHome版のみです。CPUは第10世代(Ice Lake)のCore i5/Core i7で、15インチ版はCore i7のみとなります。Core i5/Core i7とも内蔵GPUはIntel Irisという、Intel UHD Graphicsよりも高性能なものが使われていますが、Core i5モデルを除き外部GPUのGeForce GTXシリーズも搭載されています。13.5インチ版はGTX1650、15インチ版はGTX1660Tiと、オンラインゲームもプレイできる高性能なものです。

RAMは13.5インチのCore i5モデルのみ8GB、それ以外(Core i7モデル)は16GBと32GBを選べます。また、ストレージも13.5インチのCore i5モデルのみ256GBで固定、それ以外は256GB/512GB/1TBを選べます。オンラインゲーム目的でこの製品を購入するというのは考えにくいですが、クリエイターの人には注目されていると思います。なのでRAM32GBとかストレージ1TBを選べるというのはありがたいのではないでしょうか。

ディスプレイは「2」から数値上の変更はありません。アスペクト比3:2という、「Surfaceのトレードマーク」とも言える形状に高精細(3K2K)なPixelSensディスプレイが搭載されています。もちろん「Surfaceなので」タッチ対応し、筆圧に対応するSurfaceペンも使えます。

ネットワーク関連ではWi-Fi6(ax規格)に対応しました。また入出力ポートの数は「2」から変更がありませんが規格が新しくなっています。また、独自規格のSurface Connectも健在です。

サイズに関しては、特に重量が少し気になります。Surfaceシリーズの中では最も重くなっています。13.5インチでも1.5 kg超、15インチは1.9 kgです。ただし、「外部GPUを搭載し、ヒンジつきのキーボードが使えるデタッチャブル2 in 1」という稀有な筐体構造になっていますので、このへんはやむを得ないところでしょう。ちなみに「2」とサイズは全く同じです。

2.筐体

Microsoft Surface Book 3
この画像がSurface Bookの特徴をよく捉えていると思います。Surface ProやSurface Goとは異なり、ヒンジのついたキーボードが用意され、キーボードを接続するとクラムシェルノートそのものの使用感となりますし、ディスプレイ部分を分離すれば大型のWindows タブレットとなります。

スポンサーリンク

Microsoft Surface Book 3
素朴な疑問として、「GeForceはタブレット形態でも使えるの?」というのがありますよね?正解は「使えません」。GeForceはキーボード面にあります。なので、タブレットとして使う場合は内蔵GPUのIntel Irisの出番となります。つまり、PC Markのスコアはキーボード接続時とタブレット単体使用時で変わってしまいます。また、この製品、バッテリーもキーボード面とタブレット本体の両方についています。かなり凝った構造なんですよね。

この辺のところ、ちょっと古い記事で恐縮ですが、Surface Book(初代)の実機レビューでいろいろ試していますので、興味のある人はこちらをご覧ください。
Microsoft Surface Book ー 13.5インチ2 in 1、「うん、値段が高いだけのことはある」(実機レビュー)

Microsoft Surface Book 3
筐体はマグネシウム合金製です。おそらく歴代のSurface Bookで素材や筐体デザインはほとんど変わっていないと思うのですが、Microsoftのハードウェアって、デザインが抜群に美しく、筐体の素材感も素晴らしいものがあります。SurfaceシリーズはOffice Home & Businessが標準で付属していることもあり、必ずしも割安には感じられませんが、それにふさわしい筐体品質を備えていると思っています。

Microsoft Surface Book 3

Microsoft Surface Book 3
13.5インチ版と15インチ版、2台並べてみると大きさが違うのですぐに識別できますが、デザインはほとんど同じで、写真を見るだけでは識別が困難です。上の画像が13.5インチ、下が15インチ(だと思う)ですが、キーボード面のところの左右の余白(余地)が異なる(15インチ版のほうが余白が大きい)くらいの違いしかわかりません。

3.価格など

Microsoft Surface Book 3は「リリース日 6月5日」とアナウンスされていて、Microsoftストアではすでに予約販売がスタートしています。5月8日現在の価格は13.5インチ・Core i5モデルが209,880円、13.5インチ・Core i7モデルが262,680円から、15インチ・Core i7モデルが292,380円から(全て税込み価格)、となっています。最低スペックのCore i5モデルでも20万円を越えてしまいますし、GeForce搭載モデルだと「30万円コース」ですね。

実機を手にとっていろいろ試してみると、この価格には納得できます。記事中にも記載したとおり、単なるデタッチャブル2 in 1とは言い難い、非常に凝った構造になっていますから。

あとは、「このサイズでディスプレイを分離させて使う必要があるか?コンバーチブル2 in 1ではだめなのか?」とか、自問自答しながら答えを出していくことになるんだろうと思います。

4.関連リンク

新しいSurface Book 3icon:Microsoft

スポンサーリンク

コメント

  1. 見習いプログラマー より:

    Tiger lakeじゃないのが少し残念だけど、それ以外は満点な気するから買わないべきか少し悩みますね。Surface Dock2が国内で出るなら買いかなと思います。

  2. 匿名 より:

    これタブレットで使う人どれぐらいいるのだろうね?

    • wintab より:

      こんにちは。クリエイターの人だとペン入力時にタブレットにするんでしょうね。ただ、それ以外だとたしかにイメージしにくいです。