こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Microsoft Surfaceシリーズの上位機種「Surface Book」がリニューアルされ「Surface Book 2」となりました。筐体デザインはキープコンセプトながら、特に上位モデルでスペックが格段にアップし、もはやゲーミングノート、いやゲーミング 2 in 1と言っていいような高性能モデルとなっています。
1.スペック
Surface Book 2には13.5インチ(従来モデルと同サイズ)と15インチ(新規)がありますが、10月18日現在、日本で販売されるのが確定しているのは13.5インチのみです。そのため、この記事では13.5インチについて説明します。
CPUはCore i5-7300U(第7世代)とCore i7‐8650U(第8世代)のいずれかを選ぶことができ、Core i7の場合は外部GPUにGeForce GTX1050が搭載されます。従来モデルでも外部GPU搭載モデルがありましたが、GeForce 940M(のちにGTX965Mモデルが追加)だったため、グラフィック性能は格段に上昇します。
RAMは最低でも8GB、上位モデルは16GBとなり、ストレージはSSD専用、256GB/512GB/1TBから選べます(Core i5モデルは256GBのみ)。ディスプレイは3,000 × 2,000と超高精細ですが、これは従来モデルから変更はありません。
入出力ポートは確実に進化しています。USB Type-Cが追加され、Surface Connectポートも2つとなりました。
これらの大幅な強化はMicrosoftがMixed Realityに注力している姿勢と同調している感じがします。実際Core i7モデルであればMixed Realityコンテンツが「一応動く」というレベルではなく、「快適に動く」レベルになると思います。
サイズのほうですが、コンマ数ミリという違いはあるものの、従来型とほとんど変わりません。ポート類が見直されているので筐体に手が入っているとは思いますが、デザインに関してはキープコンセプトと考えていいです。
なお、この製品はウインタブでも従来モデルを実機レビューしたことがありますが、かなり凝った設計になっていて、キーボードが分離する2 in 1形態であるものの、外部GPUはキーボード側にあり、バッテリーもタブレット側とキーボード側にあるため、タブレットとして使う場合とキーボードを接続して使う場合で性能が異なります。Core i5、Core i7という高性能なCPUを搭載しているため、タブレット単体でもそこそこの性能は出ますが、外部GPUの恩恵を受けるようなコンテンツ、特にグラフィックが重視される作業をする場合、タブレットだけだと期待通りのパフォーマンスにならない可能性があります。
2.筐体
これまで書いてきた通り、筐体はキープコンセプトで、オーナーでもなければ従来モデルとの差はほとんどわからないと思います。
キーボード分離型2 in 1の筐体構造を活かし、タブレットモードやスタンドモードなどでSurfaceペン、Surface Dialを使った手書き入力が快適にできます。Surfaceペンなので筆圧は4,096段階、傾き検知機能もあります。ただし、タブレット形態の画像を見ると、キーボードが接続されたままになっていますよね?つまり、高いパフォーマンスが必要な場合、構造上キーボードは接続しておく必要があります。
この画像、Microsoftの製品ページにあったものですが、おそらく15インチモデルです。キーボードの左右の余白部分が大きいです。15インチモデルのほうは13.5インチと同じコンセプトのデザインですが、造形は異なっています。
こちらが13.5インチモデルのキーボードです。画像が英語配列なので、確たることはわかりませんが、従来モデルと変わらないような気がします。
3.価格など
Microsoft Surface Book 2は「11月9日事前予約」となり、価格は下記のとおりです。
Core i5/RAM8GB/256GB SSD: 200,664円
Core i7/RAM8GB/256GB SSD: 262,224円
Core i7/RAM16GB/512GB SSD: 336,744円
Core i7/RAM16GB/1TB SSD: 397,224円
※税込み価格
※Core i7モデルはGTX1050搭載
Core i5モデルが比較的購入しやすい価格になっていますが、このモデルのみGTX1050は搭載されません。Mixed Realityやゲームをする予定がないのであればCore i5モデルでもいいと思いますが、この先Microsoftが「MRで煽ってくる」傾向が強まると思いますので、少し奮発してCore i7モデルにしたほうが精神衛生上はいいかもしれませんね。
また、15インチモデルに関しては日本未発表となっていますが、こちらはGTX1060を搭載しているので、日本で発売される際、より高いパフォーマンスが期待できる一方、価格もより高くなると思います。
コメント
グラボがNVIDIA 965Mから1050と大幅強化されましたね。
確実に絵描き用途としての層を狙っていますね。
クリエイティブな作業からゲーミングまで、家の中から外まで、2 in 1というスタイルも相まって凄まじいオールインワン性ですね。値段も納得できます。
また、そもそも13インチ以降の大型のタブレットそのものが少なく、ハイエンドなタブレットとしてもかなり貴重な存在になると思います。
Surface book, Surface Pro, Surface Studioはハードとして素晴らしくWindows10 OSのパフォーマンスを最大限引き出していると思う。
その一方で低スペックのPCだとWindows10辛い。Surface LaptopもWindows10Sのせてるのに高級機だし。OSがMR標準搭載だとその辺が気になる。
この価格帯でレタッチ系の人はMacBook Proとかに行っちゃうんだよね。
http://buzz-plus.com/article/2017/10/18/durapac/
漢ならならこれぐらい持ち歩けよ。
昔Macintosh Portableってのがあってだな、当時ACアダプタ含めて8kgぐらいの持ってた。それに比べたら。。。