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Lenovo ThinkPad X395 - AMD Ryzen PROを搭載する13.3インチモバイルノート、X390とどちらにするか悩みどころか?

Lenovo ThinkPad X395
LenovoがThinkPadシリーズにAMD CPU(APU)を搭載するニューモデル「X395」「T495」「T495s」を追加しました。この記事ではまず13.3インチサイズの「X395」についてご紹介します。ThinkPadシリーズの多くは「アルファベット+3桁の数字」という型番体系になっていますが、アルファベットの「X」はハイエンドモバイル、数字の「3」は13.3インチ、「9」は2019年モデルであること、「5」はAMDのCPUを搭載していることを意味します。

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非常によく似た型番で「X390」がありますが、こちらはRyzenではなくIntelのCore iプロセッサーを搭載します。「X395」と「X390」は「CPU違いの姉妹モデル」と考えることができます。

1.スペック

Lenovo ThinkPad X395
この記事を執筆している6月4日現在だと「販売代理店モデル(≒法人モデル)」のみが発売されていて、個人向けのWeb直販モデルは6月7日の発売予定になっています。そのため、このスペック表は販売代理店モデルのものになり、Web直販モデルは若干仕様が異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

販売代理店モデルだとOSはPro版のみですが、個人向けにはほぼ確実にHome版も設定されると思います。CPUは「Ryzen PRO」ですね。第2世代のノートPC用Ryzenで、無印のものに比べセキュリティが強化されています。クロックスピード等はPROと無印で変わりがありませんので、処理性能は同じだと予想しています。

搭載されるRyzen PROのグレードは「3/5/7」で、非常に乱暴な言い方ではありますが、ビジネスマシンとしてはそれぞれ「Core i3/Core i5/Core i7」に近い位置づけと考えていいと思います。

RAMは販売代理店モデルだと8GBのみですが、最大16GBという説明がありましたので、直販モデルではカスタマイズにより16GBまでの増設が可能でしょう。また、「4GB」という設定があるのかどうかは不明ですが、姉妹機と言えるX390ではRAM4GBという設定があります。ストレージも販売代理店モデルは256GBのみですが、やはり最大1TB SSDという説明がありましたので、X390の仕様も参考に予想すると、直販モデルでは128GB/256GB/512GB/1TBというバリエーションになると思います。

ディスプレイは13.3インチで、割と多くの選択肢があります。ビジネスマシンで法人利用も考慮されているためか、HD(1,366 × 768)解像度のTN液晶も設定されますが、個人利用の場合はFHD(1,920 × 1,080)のIPS液晶を選ぶほうがいいでしょう(直販モデルではカスタマイズでお好みのものに変更できるはずです)。また、FHDディスプレイに関してはタッチ対応するものとThinkPad Privacy Guard(ボタン一つで視野角を狭くし、のぞき見を防止する機能)つきのものも選べます。

入出力ポートは合計で4つのUSBポート(Type-C 2つを含む)にHDMI、microSDカードリーダーが装備されます。また、この製品は純正のドッキングステーションにも対応しますので、必要に応じて拡張性を高めることができます。さらに、LTEモジュールも追加できます(オプション)。

サイズはX390とほぼ同じですが、「コンマ何ミリか」は異なります。まあ、同一筐体と考えていいでしょう。ただし、重量は少し異なっていて、X390が1.18 kg~1.33 kgであるのに対し、X395では1.28 kg~1.36 kgとなります。CPUが異なるためと言えますが、思ったよりも重量差がありますので、この点は注意したほうがいいかもしれません。

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2.筐体

Lenovo ThinkPad X395
筐体は、少なくともサイズと製品画像を確認した限り、X390と同一です。横幅311.9 mmというのは競合する他社の上級モバイルノートとの比較では特に小さいとは言えず、むしろ大きめではあります。しかし、この画像を見るとベゼルは細くなっているのがわかります。

Lenovo ThinkPad X395
えー………。いつものThinkPadの天板ですね。詳しい説明は省きます、というか説明のしようがありません。とにかく「いつものデザイン」です。

Lenovo ThinkPad X390
この画像はX390のものですが、ほぼ間違いなくX395も同じデザインだと思います。ここも「いつものThinkPad」ですね。この画像だと英語配列になっていますが、注文時に日本語配列と英語配列を選ぶことができ、バックライト付きのものも選べます。キーボード品質に関しては「ノートPCで最高レベルである」というのが私の評価です。

Lenovo ThinkPad X395

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側面と入出力ポートです。レイアウトはX390と全く同じですね。microSDカードリーダーは背面にあり、SIMスロットと兼用です。ただし、スマホのように「microSDとSIMカードは排他利用」ではなく、SIMとmicroSDは同時に使えます。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X395は6月7日に個人向けのWeb直販モデルが発売される予定で、価格は168,500円(税込み181,980円)から、となっていますが、Lenovoが定価のままこの製品を販売する可能性は「天文学的に低くw」、発売直後から30%以上の割引となるはずです。また、概してAMDのCPUを搭載するモデルの割引率は高めに設定されることが多いですし、先週末(6月1日と2日)のX390の割引率が最大で45%だったことから、このX395もかなり大きな割引率になるものと思われます。

購入にあたってはやはりX390との価格比較、またCore i とRyzen PROのどちらが自分にあっているかという点を考慮することになると思います。

4.関連リンク

ThinkPad X395:Lenovo

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