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Lenovo ThinkPad X12 Detachable - Surface Pro 7とほぼ同サイズのデタッチャブル2 in 1、Tiger Lake搭載で新登場!

Lenovo ThinkPad X12 Detachable
レノボがThinkPad X1シリーズに属する12.3インチデタッチャブル2 in 1「ThinkPad X12 Detachable」を発売しました。いわゆる「Surfaceタイプ」の2 in 1で、いつの間にかフェイドアウトした「ThinkPad X1 Tablet」の後継機と言える製品特性になっています。

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1.スペック

  ThinkPad X12 Detachable
OS Windows 10 Home / Pro
CPU Intel Core i3-1110G4/Core i5-1130G7/Core i7-1160G7
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB
ストレージ 128GB/256GB/512GB/1TB PCIe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 12.3インチIPS (1920 x 1280)タッチ
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
入出力 USB 4 Type-C(Thunderbolt4 )、USB 3.2 Gen2 Type-C、オーディオジャック
カメラ イン5MP(顔認証対応)/アウト8MP
バッテリー 稼働時間 最大 14.8-15.2時間
サイズ タブレット:283.3×203.5×8.8mm
キーボード込:283.3×203.5×14.5mm
重量 タブレット: 760 g
キーボード込み: 1.1 kg

ThinkPadシリーズは注文時にシステム構成のカスタマイズができます。X12 Detachableの場合、CPUの型番をベースモデル選択の段階で決める必要がありますが、RAMやストレージの構成をカスタマイズ可能です。

CPUは第11世代(Tiger Lake)のCore i3/Core i5/Core i7で、UP4と呼ばれる超省電力タイプとなります(昔のCore mの流れをくむもの)。そのため、レノボや他社のノートPCでよく見かけるCore i5-1135G7やCore i7-1165G7といったUP3の型番よりも若干パフォーマンスが落ちます。ただし、ONE-NETBOOK OneGx1の実機レビューで経験したのですが、Tiger LakeのCPUはユーザー側でTDP(熱消費電力)を変更できる場合があり、この製品でもTDPの数値を変更できるのであればUP3とほぼ同等のパフォーマンスになると思います。まあ、TDPを変えなくても十分高性能なんですけどね。

なお、CPUに関してはCore i7-1180G7というvPro対応の型番も選択できますが、個人利用の場合はvProはあまり必要とは言えず、価格もかなり高くなってしまいますので、スペック表には記載していません。

RAMはCore i3モデルが8GBで固定、Core i7モデルも16GBで固定、Core i5モデルのみ8GBと16GBを選べます。また、この製品のRAMはオンボードなので、購入後にRAMを増設するのは「ほぼ無理」です。購入すれば数年使うことになると思うので、念のために16GBにしておいてもいいかもしれないですね。

ストレージは128GBから1TBまで、お好みに合わせて変更可能です。私なんかは256GBもあれば十分だと思っていますが、ここは人によります。また、SSDはPCIe-NVMe Gen3と高速な仕様です。

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ディスプレイは12.3インチのIPS液晶、1,920 × 1,280です。12.3インチというのは前身のThinkPad X1 Tablet(13インチ)よりも少し小さく、Surface Proシリーズと同じです。また、アスペクト比(縦横比)も3:2なので、形状もSurface Proシリーズと同じですね。ただし、解像度はSurface Pro(2,736 x 1,824)よりも低くなっています。

ディスプレイのガラスはゴリラガラス5が使われ、ペン入力も可能です(ペンは付属します。デジタイザーの仕様は不明ですが、ワコムAES方式、4,096段階の筆圧対応と推測しています)。

通信周りではWi-Fi6(ax規格)に対応し、LTEモジュールも追加可能です(2月9日現在、Core i5モデルのみ)。入出力ポートはさすがに数が少ないものの、Thunderbolt 4を装備しています。まあ、デスクワークではドッキングステーションや多機能ハブを用意することになるでしょう。

サイズをSurface Proと比較してみましょう。

ThinkPad X12 Detachable:283.3×203.5×8.8mm/760 g
※キーボード込み重量 1.1 kg
Surface Pro 7:292.10×200.66×8.38mm/775-790 g
※キーボード込み重量 約1.1 kg

気になる重量は単体でもキーボード込みでもSurface Pro 7とほぼ同じです。その差は大きくとも30 g以下でしょう。また、タテ・ヨコサイズも大差ありません。「開発のターゲットがはっきりしていた」ということでしょうか。

2.筐体

Lenovo ThinkPad X12 Detachable
正面から見たところです。クラムシェルノートやコンバーチブル2 in 1と比較するとベゼル幅は少し太くなっていますが、タブレットが本体の製品なので、こんなものでしょう。というかSurface Proと同じディスプレイサイズ、ほぼ同じ筐体サイズなので、見た目は似たようなものです。ただし「ガワはThinkPad」。

Lenovo ThinkPad X12 Detachable
背面にはキックスタンドも装備しています。この部分のデザインはThinkPad X1 Tabletによく似ていて、おそらく160度以上の開口が可能と思われます。

Lenovo ThinkPad X12 Detachable
本体がタブレットなので、もちろんキーボードなしでも使えます。イラストやマンガなどの制作にも良さそうです。

Lenovo ThinkPad X12 Detachable
側面と入出力ポートの配置です。タブレット製品なので仕方ないかもしれませんが、ポートの数は少ないですね。また、この製品にはSIMスロット(NanoSIM)はありますが、SD(microSD)カードリーダーはありません。

あと、スピーカーは「ステレオ」と開示されていますが、この画像からは位置を特定できません。ファンの有無についても開示がありませんでした。UP4なのでファンレスの可能性もありますし、上部に通気口らしきものがあるのでファン装備かもしれません。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X12 Detachableはレノボ直販サイトで販売中で、2月9日現在の価格は税込み154,033円から、となっています。この価格にはペンとキーボードも含まれます。また、この価格は平日ナイトセール用価格なので、平日の日中に購入される場合はこれよりも少し高くなると思います(週末セールだと、ほぼこれと同価格)。

ThinkPad X1 Tabletとの比較では「よりSurface Proシリーズに近づいたなあ」というのが素直な感想です。「Surface Pro 7のCPUが第10世代にとどまっている」「ThinkPadブランドの威光がある」、さらに「他メーカーではSurface タイプの2 in 1がほとんどない」などの要因から、X12 Detachableは人気モデルになるかもしれません。

4.関連リンク(Lenovo)

ThinkPad X12 Detachable

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コメント

  1. relaxador より:

    LTEモジュール(SIMのコンポーネント)に関しては、Core-i5以外でも選択可能でした。NFCのオプションを「選択しない」に変更すると、LTEモジュールが選択できるようになりました。
    ゴールデンウィークでセールスキャンペーンをやっていますね。