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Lenovo ThinkPad T495s - CPUにRyzen PROを搭載する上位クラスの14インチモバイルノート

Lenovo ThinkPad T495s
LenovoがCPUにAMD Ryzen PROを搭載する14インチモバイルノート「T495s」を発売しました。6月5日現在、販売代理店モデル(≒法人モデル)のみの販売で、個人向けのWeb直販モデルは6月7日に発売されます。CPUにRyzen PROを搭載するThinkPadとしては、「X395」「T490」が同時発売されています。X395についてはこの記事に先立って紹介記事を掲載済みなので、詳しくはこちらをご覧ください。
Lenovo ThinkPad X395 - AMD Ryzen PROを搭載する13.3インチモバイルノート、X390とどちらにするか悩みどころか?

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ThinkPadの「Tシリーズ」というのはウインタブの認識では「上級のスタンダードノート」ですが、型番末尾に「s」がつくもののみモバイルノートと言える軽量筐体になっています。また、よく似た型番で「T490s」というのがありますが、こちらはCPUにIntelのCore i5/Core i7を搭載していて、T495sとはCPU違いの姉妹機と考えてよさそうです。

1.スペック

Lenovo ThinkPad T495s
ここに掲載しているスペック表は販売代理店モデルのもので、6月7日に販売がスタートするWeb直販モデルとは多少スペックが異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

OSは販売代理店モデルだとPro版のみですが、個人向けにはほぼ間違いなくHome版が設定されると思います。また、CPUもAMD Ryzen 5 PRO 3500Uのみとなっていますが、Web直販モデルではRyzen 7 PRO 3700Uも選べるようになるでしょう。Ryzen 3 PRO 3300Uに関しては製品の位置づけから考えて設定されないと思います(T490sもCore i3の設定はありません)。

型番に「PRO」がつくRyzenはセキュリティ機能が強化され、法人などの組織でのPC一元管理に向くとのことです。この製品に搭載されているRyzen PROは第2世代(最新です)のモバイル向けCPUで、クロックスピードなどの仕様は無印の第2世代Ryzenと同じなので、個人利用での処理性能等は無印のRyzenと変わらないと思います。

RAMは標準で8GB、最大で16GBまでの増設が可能です。ストレージは販売代理店モデルだと256GB SSDのみですが、T490sの仕様を参照すると、128GB/256GB/512GB/1TBが選べるようになると思われます。

ディスプレイは選択肢があります。「FHD解像度のIPS液晶」というのは変わらないのですが、「タッチ対応」「省電力タイプ」「ThinkPad Privacy Guard(スイッチひとつで視野角を狭くし、のぞき見を防止する機能)つき」を選べます。省電力タイプを選択するとバッテリー稼働時間が2時間ほど伸びる(約16.5時間)とのことです。

入出力ポートの構成はT490sと同じです。合計で4つのUSBポート、HDMIを備え、LANは拡張コネクター経由で接続できます。また、この製品はカスタマイズによりLTEモジュールを搭載でき、その場合はNanoSIMを使います。

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サイズはコンマ何ミリか異なるものの、T490sとほぼ同じです。また、外観上もT490sとの相違点が見当たりませんので、同一筐体であると判断してもいいでしょう。重量も最大で1.33 kgですから、決して軽い方ではありませんが、モバイル利用も十分可能なものと言えます。

2.筐体

Lenovo ThinkPad T495s
毎回困るのがThinkPadの筐体説明です。細部は異なるものの、「基本的にみんな同じ」なんで…。ただ、この製品の場合、14インチながら横幅を329 mmに抑えていることもあり、ナローベゼルでなかなかスタイリッシュなものになっています。

Lenovo ThinkPad T495s
天板です。これも他のThinkPadと見分けがつかないデザインです。ThinkPadの筐体素材は樹脂製(一部はカーボン製)で、高級という感じではないのですが、とにかく抜群に頑丈です。そしてそれがThinkPadの評価を高めている要因と言えます。

Lenovo ThinkPad T495s

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側面と入出力ポートです。このレイアウトはT490sと同じですし、先日紹介記事を掲載したX395にも非常によく似ています。ThinkPadシリーズの多くは純正のドッキングステーションを接続することができ、この製品もそれに対応するレイアウトになっています。

また、microSD/SIMスロットは背面にあります。形状としてはひとつのスロットですが、内部的に「排他利用」ではないので、microSDカードとSIMカードを同時に挿入することができます。

3.価格など

Lenovo ThinkPad T495sはLenovo直販サイトで6月7日から販売開始となり、価格は180,000円(税込み194,400円)から、となっています。ただし、Lenovo直販サイトでは定価販売をすることはまずないので、この製品も発売直後から30%以上の割引率が設定されると思います。

「ThinkPadの上位クラスの14インチ」としては他に「X1 Carbon」「T490s」があります。より薄く、軽く、あるいは高解像のディスプレイを、ということだとX1 Carbonが勝ります(ただし価格もX1 Carbonのほうが高価です)。T490との比較はちょっと難しくて、CPUをIntelにしたい、あるいはAMDにしたい、という希望がはっきりしていれば迷うことはないと思いますが、そうでない場合、やはり実売価格を中心に比較していくことになるのかもしれません。

4.関連リンク

ThinkPad T495s:Lenovo

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