こんにちは、ThinkPadが大好きなウインタブ(@WTab8)です。夏に購入したThinkPad 13を愛用していて、もはやこれがないと仕事にならないくらいになっています。それはいいとして、ThinkPadのスタンダートノート「Eシリーズ」にニューモデル「E470(14インチ)」「E570/575(15.6インチ)」が登場しました。この記事では14インチのE470について紹介したいと思います。
1.スペック
OS: Windows 10 Home / Pro
CPU: Intel Core i3-6006U / i5-7200U / i7-7500U
GPU: NVIDIA GeForce 920MX / 940MX
RAM: 4GB / 8GB(最大32 GB)
ストレージ: 500GB HDD(最大2TB)/ 256GB SSD
ディスプレイ: 14型インチTN(1,366 × 768)/ IPS(1,920 x 1,080)
カメラ: インのみWebカメラ
入出力: USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、SDスロット、LAN(RJ45)
バッテリー: 最大約13時間
この製品に限らず、ThinkPadシリーズはかなり広範なカスタマイズが可能です。11月25日現在の直販モデルは下記の3つで
エントリー: Core i3、4GB、500GB HDD、1,366 × 768
バリュー: Core i5、8GB、500GB HDD、1,920 × 1,080
ハイパフォーマンス: Core i7、8GB、500GB HDD、1,920 × 1,080、940MX
※左からCPU、RAM、ストレージ、ディスプレイ、GPUの順
CPUを基準としてOSのバージョンやRAM、ストレージ、GPU搭載などをフレキシブルに選択できます。ということで、スペックはミドル~ハイスペックまで、ニーズに合わせて調整可能となりますね。ただ、標準だとストレージがHDDになってしまうので、個人で使う場合はSSDにはしておきたいところです。
また、選択できるGPUはGeForceですがGTXシリーズではなく、比較的スペックの低い920MXもしくは940MXとなるので、本格的なゲーム用というわけではありません。しかし、経験上GPUがあるのとないのとではパフォーマンスが劇的に変わってくるので、Core i5やi7を選ぶのであればGPUつきのほうがいいと思います。
同様にディスプレイもTN液晶のHDとIPS液晶のFHDという、めちゃめちゃ性能の異なる選択が可能です。個人的にはIPSにしといたほうがいいと思います。
入出力ポートはひと通り揃っていますが、欲を言えばD-subはあったほうがよかったかも。位置づけとして「スタンダードノート」ですし、ThinkPadは基本的にビジネスマシンですから。
あと、サイズは微妙です。いや、悪い意味じゃないんですけど、もう少しだけ軽ければモバイル利用ができたかな、と思って…。個人的には1.5 kgくらいまでならモバイルPCっていえると思うんですけどね。バッテリーが最大13時間もつ、ということも合わせると、惜しい!という気がします。まあ、持ち歩けるでしょうけどね。
2.筺体
個人的にはThinkPadシリーズのデザインが大好きなのですが、こういう記事を書いていてちょと困るのは「みんな同じ」に見えてしまうことです。他のThinkPadとの比較ばかりではなく、新旧製品を見比べてもほとんど違いがわかりません。それがいい、というのもあるんですけどね。
手持ちのThinkPad 13もそうなのですが、この製品もヒンジが180度開口するようです。これ、打ち合わせのときなどに便利に感じることも多いです。しかし、この画像で主要な「面」が全部わかりますが、見るからにThinkPadっすよねえ。
キーボードです。英語配列になっていますが、日本語配列も選べます。キーボードが日英選択できるというのもいいところですよね。EシリーズはThinkPadシリーズでも低価格な部類の製品ですが、同じく低価格なThinkPad 13を使っているものとして、このキーボードはかなり快適に使えると思います。いいですよ、ThinkPadのキーボード。
ディスプレイはベゼルがやや太めです。たびたび恐縮ですが、ThinkPad 13もベゼルはお世辞にも細いとは言えません。しかし、ビジネス系のノートPCということで仕方ないのかな、と(このへんは評価が甘いです)。
左右の側面です。Lenovoでは薄型、と言っていますが、こうしてみるとそこそこの厚みはあります。有線LANポートがあるのはありがたいところ。まあ14インチのスタンダードノートという位置づけなので当たり前といえば当たり前ですね。
価格など
Lenovo ThinkPad E470はLenovoの直販サイトで販売中で価格は下記のとおりです。
エントリー: 税込み61,020円(48,816円)
バリュー: 税込み88,020円(70,416円)
ハイパフォーマンス: 税込み117,180円(93,744円)
※カッコ内はキャンペーン価格(12月1日まで)
私のThinkPad 13もCore i3モデルなのですが、エントリーモデルの安さは目を引きます。ただ、個人的な好みだと、ディスプレイはFHDのIPS(追加料金5,400円)に、ストレージはSSD(256GBで15,120円)にしたいですね。
そうすると20,520円の追加、となりますが、それでもキャンペーン価格だと7万円を切るので、「新たな激安ThinkPadか?」と感じてしまいました。また、バリュー、ハイパフォーマンスの場合でもSSDはつけたいところなので、15,120円をプラスして考えるといいかもしれません。
ThinkPadの筺体性能は定評があり、長く安心して使える製品だと思います。そして、個人的には安いモデルでも十分にThinkPadだと思っているので、この製品はおすすめです。
4.関連リンク
ThinkPad E470:Lenovo直販サイト
コメント
Deko と申します。
@WTab8 さま
Thinkpad 13 の記事を拝見して Thinkpad に気持ちが傾いていました。3年間メイン機として使用してきた Dell inspiron 14 5000 にいろいろ不具合が出ていたので、12月末に E470 をレノボ直販サイトから購入。Dell の SSD(Crucial520GB) を E470 に換装、普段使いのノート機として不足のない性能・操作感です。
・気に入ったこと:
・・フルフラットに近い液晶パネル。
・・ほどよい液晶パネルの開閉フリクション。
・・堅牢そうな作り。
・不満:
・・ IPS パネルは眠い表示。メールやツイッタのテキスト表示がくっきりしない。
・・動画や画像はそこそこきれいだが、5.5 インチの IPS フル HD 表示とは比べるべくもない。
・・ツルツルのカバー。指紋が残りやすいのにびっくり。
Decoさん、こんにちは、コメントありがとうございます。E470ご購入おめでとうございます。液晶はIPSでもダメでしたか?私のThinkPad 13は結構キレイだと思うんですが…。あと、ThinkPadとしては低価格なんで、筺体が多少安っぽくなっちゃうんですかね?私のも決して高級な感じはしませんけど、割と気にいっていますよ!
画質はこちらでご紹介いただいた「Hi10 Plus」に比してかわいそうなくらい劣ります。とくにテキスト表示は残念レベルです。同じフルHDでのこの差は何なのでしょう。
でも、キーボードは素晴らしいし、パフォーマンスは全体とし満足しています。
Dekoさん、こんにちは、コメントありがとうございます。タブレットって、実はノートPCよりも数段ディスプレイがキレイ、というのが一般的です。あとは、個人の印象なんでなんとも言えないですね…