2017年の後半あたりから、日本でも「スマートスピーカー」が話題になりましたね。スピーカーに向かって「Ok Google(Google Home)」とか「アレクサ(Amazon Echo)」と話しかけると、まるで人間のように返事をしてくれて、こちらの知りたい情報を教えてくれるアレです。このジャンルはGoogleとAmazonが覇権争いをしているようで、昨年末のYouTubeをめぐる確執なんかもありましたし、今後もこの2陣営は激しく競争していくのかもしれません。
今回紹介する「Lenovo Smart Display」はGoogleの新規格(と言っていいと思います)「Smart Display(Google Assistantの一形態)」に合わせてリリースされたもので、同種の製品は今後大手メーカーからどんどん発売されるようです。
Googleが公開している「Smart Display」の説明動画です(動画の公開日に注目!2018年1月8日です)。Googleでは「1枚の画像は1000語に匹敵する」という考えのもと、Google Assistantの機能に「映像」を追加したわけです。
もっとも、この部分でも米国ではAmazonが先行しており、「Echo Show」が昨年5月から販売されています。
では本題のLenovo Smart Displayの紹介を。
このようにタブレットの左側に大きなスピーカーがついている、という外観です。
側面と背面はこんな感じ。タブレットのように平板ではなく、背面に三角形っぽい突起がありますし、木目調のデザインになっています。ディスプレイサイズは8インチ(1,280 × 800)と10.1インチ(1,920 x 1,200)の2種類がありますが、どちらも共通のデザインです。ただし、木目調のデザインは10.1インチのみで、8インチは背面がグレーとなります。
CPUはQualcomm SDA(Snapdragon)624となっていますが、実はこの製品、Androidタブレットではありません。なので、おなじみのホーム画面はありませんし、アプリをインストールすることもできません。
何も話しかけない状態(端末的にはアイドル状態)だとフォトフレームのように(おそらくGoogle Photoに入っている)画像を順次表示しているだけです。しかし、ひとたび話しかけるとGoogle Homeのように答えてくれ、必要な地図とか画像を表示してくれます。もちろん「話題の」YouTubeともシームレスにつながります。
それと、Google Homeと同様に、対応する家電と接続することができ、照明のオン/オフなども可能です。通話(テレビ電話)は「Google Duo」を使うことによって可能になります。
ただ、ユーザーが自由にアプリをインストールできないので、LINEとかTwitterとかInstagramとか、SNSサービスがどの程度使えるのかは不明です。というかGoogle側でこれらのサービス(アプリ)を搭載してくれるのかどうか、ということにかかってますね。ただ、キーボード機能すら実装されているか不明なんで、これらサードパーティのWebサービスを使いこなすのは難しいかもしれません。
Lenovo Smart Displayは初夏(early this summer)に発売され、8インチが199.99ドル(約2.3万円)から、10.1インチが249.99ドル(約2.8万円)から、とのことです。 日本での発売は未定ですが、この製品に限らずSmart Display製品は今年中に日本でも普通に購入ができるようになると思われます。そして、AmazonのEcho Showも発売されるかもしれません。
2017年の終わりになってスマートスピーカーが俄然注目されるようになりました。Google HomeにせよAmazon Echoにせよ、低価格なものは6,000円程度で購入できるので、「もう使ってる」という人もいるかもしれません。2018年はみんなそろって「スマート」製品を試してみる年になるのかもしれませんね。
関連リンク
Seeing is Believing on the New Lenovo™ Smart Display – with the Google Assistant™ Built In:Lenovo ニュースリリース(英語)
コメント
ああ、これはアレですね
使わないときは裏返して
まな板に出来ると言うやつですね
やっぱりスマートスピーカーってやつは最初から間違ったブームとしか思えない
これ劣化タブレットじゃないか