Lenovo V14 Gen 4 AMD / Lenovo V15 Gen 4 AMD － シンプルながら必要な装備が揃ったビジネス用ノートPC

レノボがノートPC「Lenovo V14 Gen 4 AMD」「Lenovo V15 Gen 4 AMD」を発売しました。「レノボのLenovoブランド」は法人向けあるいは教育市場向けというイメージが強く、「必要なものは揃っているが、高精細なディスプレイや顔認証などの快適装備はない」という感じの製品です。

1.Lenovo V14/V15 スペック

スペック表

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V14とV15はディスプレイサイズ及び筐体サイズが異なりますが、それ以外の基本的スペックや価格はほぼ同じです。また、一部のバリエーションモデルでは注文時に構成のカスタマイズも可能です。

CPUはRyzen 7020シリーズのRyzen 3 7320U/Ryzen 5 7520Uです。型番としては新しいのですが、Zen2アーキテクチャを採用しており、パフォーマンスは他のRyzen 7000番台と比較して低めです。

RAMは「8GBのみ」で、増設や換装はできません。このあたり、V14/V15の製品特性をよく物語っていると思います。つまり、「やたらと多くのタスク（アプリ）を同時に立ち上げない」とか「動画編集やRAW現像などを想定しない」仕事用のPCということでしょうね。個人利用の場合、この点には注意しておく必要があると思います。

SSDは標準で256GB、カスタマイズが可能なモデルでは512GBを選ぶこともできます。また、ディスプレイはIPS液晶で1,920 × 1,080解像度のみが設定されています。従来モデル（日本国内のレノボ直販サイトではV15のみ従来モデルがあります）ではディスプレイがTN液晶だったので、個人利用向きではないなあ、と思っていましたが、Gen 4になって全モデルIPS液晶になったのがうれしいところです。…仕事用と割り切るとしても、視野角の広いディスプレイのほうが使いやすいですもんね…。

2.Lenovo V14/V15 筐体

Lenovo V14 Gen 4 AMD

Lenovo V15 Gen 4 AMD

正面から見たところです。V14/V15とも「ビジネスブラック」という筐体色で、ベゼル幅も比較的細く、引き締まった印象です。V14は重量1.43 kgなので、モバイルノートとしても使えるサイズ感、V15のほうも1.65 kgと、15.6インチノートとしては比較的軽量です。

天板です。おそらく樹脂製で、滑りにくいテクスチャ加工が施されています。目立つ装飾はなく、ビジネスマシンっぽい雰囲気ですね。

左がV14、右がV15です。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列のみとなります。14インチサイズのV14にはテンキーがなく、15.6インチサイズのV15にはテンキーがつきます。またバックライトは装備していません。

側面と入出力ポートの配置です。V14/V15とも共通のポート構成と配置になっています。USBポートは合計で3つ、うち1つがGen2規格（伝送速度10Gbps）、HDMIと有線LANポートを装備しています。SD（microSD）カードリーダーはありません。

3.Lenovo V14/V15 価格など

Lenovo V14 Gen 4 AMDとLenovo V15 Gen 4 AMDはレノボ直販サイトで販売中で、3月4日現在の価格はV14が税込み59,400円から、V15が64,900円から、となっています。なお、V14の59,400円というのは期間限定のセール価格で、Ryzen 5を搭載しており「このモデルだけ飛び抜けて安い」です。

ビジネス用という性格が強く、システム構成も筐体もベーシックな製品ですが、必要なものは揃っていますので、仕事用として使うにはとてもお買い得で魅力のある製品だと思います。

4.関連リンク

Lenovo V15 Gen 4 AMD：Lenovo
Lenovo V14 Gen 4 AMD：Lenovo