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Lenovo ThinkBook 13s - 抜群のコスパを誇る「レノボのThink」13.3インチモバイルノート、実機を見てきました!

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。6月7日に秋葉原のLenovo本社にて、新製品の展示および説明会が開催され、ライターのtakumiさんと一緒に参加してきました。「ゲーミングPCのLegionに関するセミナー」というのがメインテーマだったのですが、ウインタブ読者とウインタブが注目する「レノボのThink」、ThinkBook 13sも展示されていて、実機に触れることができましたので、簡単にご報告します。

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1.スペック

Lenovo ThinkBook 13s
ThinkBookは6月9日現在、税込み79,920円から、という非常にリーズナブルな価格で販売されています。しかし、スペックは非常に高く、CPUにはWhiskey LakeのCore i5/Core i7のみが搭載されます。ただし、「レノボのThink」ではあってもThinkPadとは異なり、注文時に構成のカスタマイズをすることはできません(OSのバージョンとOfficeの付属有無くらいしか選べません)。

・Core i5/RAM8GB/256GB SSD:税込み79,920円
・Core i7/Radeon 540X/16GB/512GB SSD:税込み124,740円
※6月9日現在のセール価格です

OSのバージョンとOfficeの有無による選択肢を別にすれば、6月9日現在で実質的に選べる構成はこの2通りです。ThinkPadの製品情報を見慣れているものとしては少し不満がありますが、カスタマイズ余地がないからこそ、これだけ割安な価格を実現できている、というのも事実だと思います。ThinkPadはおそらく日本で最もカスタマイズ余地が大きいノートPCだと思いますが、あれほどのカスタマイズ余地があるということは素人目にもコスト高ということがイメージできますからね。また、税込み79,920円モデルの構成はウインタブの「上級モバイルノート勝手基準」を満たすもので、ビジネスマンであれば「これで納得」「カスタマイズの必要なし」と考えられるものになっていると思います。

ディスプレイは13.3インチ、IPS液晶でFHD解像度ですから、上を見れば4Kパネルだとか筆圧対応ペン入力可能なタッチパネルだとかが目に付きますけど、やはりビジネスマシンとして文句のない水準のものが使われていると言えます。

入出力ポートに関しても、「1点を除き」文句はありません。SD(microSD)カードリーダーがない、ということだけが残念です。また、サイズも重量が1.34 kgと、少々重さが気になるものの、タテ・ヨコ・厚さに関しては十分にコンパクトと言えます。

Lenovoの方から製品説明をしていただいたのですが、「法人顧客向けで、比較的若年の従業員の利用をイメージ」して開発された、とのことです。もちろん個人で購入しても非常に魅力的な製品であることは間違いないのですが、注文時に構成のカスタマイズができないことやディスプレイにタッチパネルの設定がなく、ペン入力もできないこと、またLTEモデルの設定がないことなど、「コストダウン」とか「大量生産」を意識した仕様になっている気もしますので、「法人がメインターゲット」という説明には納得がいきますね。

では、展示機に触れてみた印象をまじえ、筐体説明をさせていただきます。

2.筐体

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
実機を手にとって、まず感じられたのがサイズの小ささです。この製品は必ずしもクラス最小とは言えないですが、それでも13.3インチモバイルノートとしてはコンパクトな部類に入ります。ディスプレイ面を見てもベゼルがかなり細く(約5.5 mm)なっていて、美しいデザインだと思いました。

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
天板です。筐体素材は「アルミニウムとマグネシウムの合金」です。Lenovoではこの製品の筐体素材を開示していませんが、Lenovoのご担当者からは「そのように読者の方に説明していただいて結構です」ということを言われています。触ってみて「まさに金属」で、安っぽさは一切感じられず、価格以上の質感があると思いました。

また、画像右下に「ThinkBook」という大きめなロゴがありまして、このロゴの位置とか大きさについても開発過程で変遷を遂げたようです。「比較的若年のユーザー」を視野に入れていることから、当初は「天板の下半分を覆うくらいの大きさのロゴ」で試作品ができたようですが、さすがにやりすぎ、ということでこの位置とサイズに収まったとのこと。

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
右側面です。USB3.1 Gen1ポートが2つあり、右側のポートは給電可能(他のデバイスを充電できる)な仕様になっています。

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Lenovo ThinkBook 13s 展示機
背面です。こちらにはポートがありません。画像が見にくいですが、背面の中央やや左に通気口が見えます。この製品の上位モデル(Core i7モデル)は外部GPUのAMD Radeon 540Xが搭載されていることもあり、通気口は少し目立ちます。

それと、画像の左端にUSB端子のようなものが見えますよね?これはDC端子(充電/給電)で、Lenovo独自の仕様です。初めて見ると「USBっぽい」んですよね。

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
左側面です。画像左から、上に説明したとおりのUSBポートっぽいDC-IN、HDMI、USB 3.1 Gen2 Type-C、そしてオーディオジャックです。なお、このType-Cポートは映像出力にも対応します。

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
前面には特に何もありません。筐体は十分に薄型で、繰り返しになりますが高い質感を備えた金属製でした。

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
しかし、ディスプレイの品質がよくないような…。展示機を見るとまるでTN液晶のように視野角が狭く感じられました。そのため、近くに待機されていたLenovoのご担当者に「ディスプレイがあんまりキレイじゃないような気がするんですけど…」と失礼な質問をさせていただきました。「展示機なので市販品とは異なる部分があると思います。実機は間違いなくIPS液晶ですよ。」というご回答をいただいております。

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
キーボードです。展示機は英語配列でしたが、市販品は日本語配列となります。当日の説明によればキーピッチは18.5~19 mm、キーストロークは約1.3 mmとのことなので、キーピッチに関しては十分な余裕があります。配列は素直でThinkPadシリーズに近いです。むしろ左下のCtrlキーとFnキーの配置なんかは「より普通」のレイアウトになっています。

また、右上にある丸いボタンは電源ボタンで、指紋センサーも兼ねています。

Lenovo ThinkBook 13s 展示機
キーの中央部分がわずかに凹んだ形状になっていて、打鍵はしやすいです。ThinkPadシリーズとの比較ではややキーストロークが浅めと感じられましたが、モバイルノートなのでこんなもんかな、と思います。また、このキーボードはバックライトも装備します。

3.価格など

Lenovo ThinkBook 13sはLenovo直販サイトで販売中で、上のほうに記載したとおり、6月9日現在の価格は税込み79,920円から、となっています。この価格はCore i5を搭載するモバイルノートとしては非常に安い部類に入ります。

「スペック表から見たコストパフォーマンス」が非常に高い、ということは以前から感じていましたが、実機を手にとってみて、筐体品質も素晴らしく、全く安っぽさを感じないものになっていた、というところにLenovoの凄みを感じます。また、法人向けを念頭にカスタマイズ要素をなくし、タッチ液晶を設定しないなどの割り切りによって価格を低く抑えた、というのも納得感がありますし、安心して購入ができる要因になるかと思います。

レノボの「もうひとつのThink」、大ヒットしそうな気がします。

4.関連リンク

ThinkBook 13s:Lenovo

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コメント

  1. 匿名 より:

    トラックポイント省いたのが惜しい

  2. 匿名 より:

    Lenovoロゴがなければなぁ
    なんで外にも中にもあるんだ