エイサーがモバイルノート「Swift Go(SFG14-72-F73Y/FE)」を発売しました。先ほどご紹介した「DELL Inspiron 13 5330」同じように、全くのニューモデルではなく、既存モデルにCore Ultraを搭載するモデルを追加した、ということです。14インチで重さが約1.3 kgのモバイルノートがAIに強くなりました。
1.スペック
スペック表
Swift Go(SFG14-72-F73Y/FE) | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 7 155H |
GPU | なし |
RAM | 32GB(オンボード、LPDDR5X) |
ストレージ | 512GB SSD(M.2 2280 PCIe Gen4 NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(2,240 × 1,400) |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(QHD、360万画素) |
バッテリー | 駆動時間約9時間 |
サイズ | 312.9 × 217.9 × 14.9 mm |
重量 | 1.32 kg |
コメント
OSはWindows 11 Home、CPUはCore Ultra 7 155Hです。AI用のエンジン「NPU」を搭載し、内蔵GPUがIntel Iris XeからIntel Arcに変更された最新型番ですね。現状でもグラフィック性能が大きく向上したと感じられ、今後役割を増すであろうNPUにも期待したいところです。
RAMは32GBでSSDは512GBです。従来モデルのRAMは16GBだったので、倍増となりましたが、AI処理やグラフィック系の操作(ゲームや動画編集など)を見越してのことでしょう。ディスプレイは14インチのIPS液晶で解像度は2,240 × 1,400と、一般的なFHDあるいはWUXGA解像度よりもワンランク高精細ですが、従来モデル(2,880 × 1,800)よりも解像度が落とされ、有機ELでもなくなりました。
2.筐体
筐体のサイズは従来モデルと同じです。厳密に言うと、システム構成により若干(20 g)重量が異なりますが、まあ「変わってない」ということでいいでしょう。
ちょっと注意したいのがキーボードの仕様です。テンキーレスでバックライトを搭載していますが「英語配列のみ」です。日本語配列の設定はありません。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートが合計で4つ、うち2つがThunderbolt 4、HDMIにmicroSDカードリーダーと、モバイルノートとしては比較的充実した構成になっています。
3.価格など
acer Swift Go(SFG14-72-F73Y/FE)はエイサー公式ストア、ビックカメラ、ソフマップで販売中で、公式ストアでの価格は219,800円です。なお、この価格にはMicrosoft Office Home&Business2021を含んでおり、それを考慮すると既存モデルとの価格差はリーズナブルなものになっていると思います(既存モデルのWindows 11 Pro/Core i7-13620H/16GB/512GB/有機ELディスプレイと言うモデルの価格が189,800円です)。
年内にはこの製品のような「既存モデルにCore Ultraモデルを追加」というケースがいくつか出てくると思いますし、2024年初頭に開催されるCES2024(@ラスベガス)に合わせてCore Ultra搭載のニューモデルが続々と登場することでしょう。あとは、ご自身のニーズに合わせて(購入しやすくなるであろう)第13世代CPU搭載機と「価格をにらみながら」判断することになるんじゃないかと思います。
4.関連リンク
Swift Go 14 AIエンジン SFG14-72-F73Y/FE:エイサー公式ストア