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Vido T20 - これ考えたやつ天才!「キーボードPC」が登場

Vido T20 キーボードPC
スティックPCはドスパラで9,980円まで値下げされていて、「とりあえず買ってもいい」レベルになってしまいましたが、スティックPCという製品コンセプトは高く評価するにしても、「モニターとかキーボードを別途用意しなくてはならない」というところが引っかかってしまう人も多いんじゃないでしょうか?スティックPCの場合、絶対にモニターとキーボードがなくては動かせないのですが、モニターは昨今のテレビなら問題なく代用できます。出先にテレビがあればOKです。一方キーボードのほうは出先にパソコンがあれば大丈夫なんですが、ないとお手上げで、スティックPCと一緒にキーボードを持ち歩かなくてはなりません。

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そこで「Vido T20」です。キーボードをパソコンにしてしまいました!出先にテレビがあるという前提で、あとはT20を持ち歩けばすぐにプレゼンなり、PC作業なりができます。

1.スペック

OS: Windows10 & Android4.4
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
キーボード: 76キー
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0、有線LANポート(RJ45)あり
入出力: USB × 2、RJ45、Micro HDMI、VGAポート、オーディオ、電源ジャック
サイズ: 28.7 x 12.5 x 2.65 cm / 306 g

補足します。OSは中国製品お得意のWindowsとAndroidのデュアルブートですが、Androidのバージョンは4.4なので、1世代前のものですね。このバージョンで特に問題があるとは思いませんが、デュアルブート機の場合はOSのアップグレードをするのはちょっと怖い、というのが個人的な意見です。ハードウェアとしての性能は現行のスティックPC並みです。CPUはおなじみのBayTrail Z3735Fですし、RAM、ストレージ容量とも一般的なスティックPCと変わりません。ただし、サイズが大きいぶん、入出力ポートは充実していますし、有線LANポートやVGAポートもついているのがうれしいところです。

サイズ感ですが、長辺が10インチタブレットよりも2センチくらい長く、短辺は8インチタブレット並み、重さは8インチタブレットより数十グラム軽い、という感じです。長辺が長めですが、ほとんどのビジネスバックなどに問題なく入るサイズですし、重量の方も納得できるくらいには軽いですね。

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2.筐体

Vido T20 展開図

クリックで拡大します

この画像を見ていただければほぼ全ての情報が得られると思います。まさに「キーボード」ですね。筐体下部が膨らんでいて、この部分にPCのパーツが入っています。入出力ポートも充実していますね。

Vido T20 キーボードレイアウト
キーレイアウトはこんな感じです。日本語配列ではないので慣れが必要になりますが、見た感じ悪くないですね。ただ、キーボードの形式(メンブレンとかパンタグラフとか)について説明がなく、打鍵感がいいのか悪いのか、見当がつきません。また、キーボードの右下の方にタッチパッドのように見える空白部分がありますが、これもタッチパッドであるという説明は見つけることができませんでした。

3.価格と発売時期

Vido T20は海外通販サイトGEARBESTでプレセール中で、価格は159.32ドル(20,381円)です。プレセールの終了時期が12月2日となっていて、GEARBESTの場合、12月2日以降の発送となりますから、経験上は年内に着くか着かないか、くらいの感じになるでしょう。

それと、中国製品でこれと同じコンセプトの製品をもう一つ見つけました。「PIPO K1」といいます。ただ、こちらはまだ通販サイトでは扱われておらず、詳細がよくわからないので、確認できたら別途記事を書こうと思っています。

キーボードをPC本体にしちゃう、という発想は素晴らしいですね。欲しいかどうかは別にして。いっそFILCOとか東プレのメカニカルキーボードにIntel Core i7とかをくっつけたプロフェッショナル用の製品なんかを出したら需要があるかもしれません。「いつでもどこでもマイキーボード」なんてキャッチフレーズにしてね。かなり大きくて重くなりそうですけど、プロフェッショナルなら仕方ないです。

4.関連リンク

Vido T20 Keyboard PC:GEARBEST
※製品詳細を確認してもらうためにリンクしています。海外通販で製品を購入する場合は、通販サイトの取引ルールをよく確認してからにしましょう。GEARBESTの場合、配送オプションを使わないと配送期間が非常に長くなるケースがあります。

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コメント

  1. 匿名 より:

    なんだMSXかVGAポート搭載は天才だと思う

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。私はMSXってよく知らないので、すごいアイデアだと思ってしまいました。

  2. 名無し より:

    30年位して一周してきた感じで別に「天才」じゃないでしょ
    見出し勝負しすぎ

    • wintab より:

      名無しさん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かに昔のパソコンってこんな感じで大きくて重かったんですね。お金持ちの息子が持ってましたわ。いい見出しだと思ったんですけどねえ。

  3. あるえふ より:

    8bit機が盛り上がっていく頃(前期から中盤)まではキーボード一体型が普通だったので「久しぶり」って感じかなぁ。時々こんなタイプのベアボーンキットやそれを利用したMSX-PC(Windows XP機。MSXじゃ無いヤツ)が出てたりはしたけど。

    (8bit機隆盛の中盤以降でFDDや大型の各種拡張ボードを積むようになった、16bit機がオフィス用機器として出てきたあたりからキーボードのセパレートが多数になり一般化した。)

    あと、Android4.4(kitkat)は「外部ストレージに自由にファイルを書き出せない」ってとても使う気をなくす仕様が。
    (まあ、この機体ではWindowsモードからのファイル移動が使えるのでしょうけど。)

    • wintab より:

      あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。他の方のコメントにも書いたんですけど、昔のPCってキーボード一体型だったんですね。でもこの製品を考えた人はそれとは別発想だったような気もします。あと、私は当時のPCってほとんど見たことがないんです。すごく高かったんですよね?

      • あるえふ より:

        いや、そうでもなかったですよ。

        都市部に遊びにつれて行ってもらって初めてデパートで見たFM-7とかは本体14万にモニター5万がセットで15万とか。・・・あれ・・・?

        PC-9801シリーズ全盛期で本体&モニターセットにMS-DOSと外付け20MバイトHDD付けて36万円とか・・・あ、あれ・・・?

        FM-TOWNS 1S(発売記念の本体・モニターセット)が398,000円(消費税導入直前)に1Mバイトメモリー追加60,000円にSCSIカード30,000円に90MBハードディスク180,000円外付けしてTOWNS用MS-DOS 15,000円購入してWindows 3.1 50,000円導入で・・・うわああああぁぁぁぁぁっ!!

        ・・・最近の一般的なPCの値段10万円程度でもよく「高い」って言われますが、考えてみると映画「トロン」や「レンズマン」でCG部分を作った頃のマシン数千万円の機体を優に越える事が出来てるんですよねぇ・・・当時は数分の演算で出来たCGをコマドリで動かしたのが今はリアルタイムで動画として・・・。

        ほんと、思わず1人で数台持ってしまいそうです。・・・あいや、持ってますが・・・(大汗)

        • あるえふ より:

          追記:
          あとはMSXが普及したのはやはりテレビ接続が可能だったことと価格ですね。発売当初は安い期待でも8万円程度の価格でしたが競争が激しくなると5万円前後が主流に、そして規格がMSX2に移る頃にはカシオがMX-10という29,800円の機体を出したりと。

          • wintab より:

            あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私はかのあゆさんをTwitterでフォローしているのですが、スマホメインのブログをやられていて、たまにレトロPCの記事なども書かれています。かなりマニアックなひとです。でも、あるえふさんのレトロ機の価格をきっちり覚えているという知識はすごいです、異様にすごい。レトロ機専門のブログでも始められたらいいのに、とか思いますわ。「1Mメモリ追加で6万」とお書きですが、私の場合「1Mメモリで1万」くらいの時代にPCに興味を持った感じです。初めて買ったPCはMacのPowerBook 145Bでした。

  4. かのあゆ より:

    80年代のホビーパソコン除くと2009年辺りにASUSがNetBookベースでやっぱりキーボード型PCのEee Keyboardなんてのも出してましたね。
    最後辺り秋葉でたたき売りになってたような記憶が。

    • wintab より:

      かのあゆさん、こんにちは、コメントありがとうございます。この辺の話はかのあゆさんには全然太刀打ちできまへん。でもこの記事の製品、欲しくなりません?昔と違って今は簡単にテレビに繋げますしね。

  5. あるえふ より:

    かのあゆさんの言う「80年代のホビーパソコン」は実は簡単にテレビにつなげてました。
    MSXとかSord M5とかぴゅう太とかRX-78とかはファミコン(初代)やセガMark IIIなどと同様にRF(FHV Lowチャンネル)経由で接続出来たんですよ(笑)

    ・・・まあ、当時のPCは総ドット数少ないし(主に320×200)、アンテナ端子からの汎用入力だから色とかボケボケだし・・・。

    • あるえふ より:

      レスのつもりが単独投稿やっちゃってるしなぜか「VHF」がFHVなんて成ってしまってるし(大汗)失礼しました.。