MINISFORUM UM700 - CPUにRyzen 7 3750Hを搭載する、上位版のミニPCが発売されました

Minisforum UM700
高性能でコストパフォーマンスの高いミニPCを手掛ける中国メーカー「MINISFORUM」が、CPUに第2世代Ryzen Hを搭載するニューモデル「UM700」を発売しました。MINISFORUMには「DeskMini」と「EliteMini」という製品ブランドがありますが、メーカー自体がうまく使い分けられていないのか、このUM700に関してもメーカーサイトで「DeskMini UM700」と「EliteMini UM700」という表記が混在していて「どっちが本当なのかわからん」状態なので、とりあえず記事タイトルは単に「MINISFORUM UM700」としています。あらかじめご了承ください。

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UM700は数カ月前にINDIEGOGOでクラウドファンディングされ、大人気となった「DeskMini DMAF5」という製品のアップグレード版という位置づけになっています。

1.スペック

  Minisforum DeskMini UM700
OS Windows10 Pro
CPU AMD Ryzen 7 3750H
GPU なし
RAM 8GB/16GB
ストレージ 128GB/256GB/512GB M.2 NVMe SSD
(2.5インチSATA空きスロットあり)
光学ドライブ なし
ディスプレイ なし
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetoosh 5.1
入出力 USB 3.1 Gen2 Type-C、USB 3.1 Gen2 × 3、USB 3.1 Gen1、HDMI、Display Port、イヤホンジャック、マイクジャック、LAN(RJ45)× 2
カメラ なし
バッテリー なし
サイズ 128 × 127 × 46 mm
重量 0.5 kg

MINISFORUMのミニPCは概して高スペックです。中華のミニPCによく見られる、CPUにCeleronやAtomを搭載するモデルもあるにはあるのですが、最近リリースされているモデルの多くはIntel CoreプロセッサーやAMD Ryzenを搭載しています。

UM700のOSはWindows 10 Pro、CPUは第2世代のモバイル用高性能版(高TDP版)、Ryzen 7 3750Hです。冒頭に「UM700はDMAF5のアップグレード版」と書きましたが、DMAF5のCPUがRyzen 5 3550Hなので、「そのまんま上位CPU」ですね。外部GPUは搭載されていません。

Minisforum UM700

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これはMINISFORUMが公表している、代表的なゲームの動作テスト結果です。PUBGで50fps以上、CS:GOで50-70fpsと書かれていますが、ウインタブでは外部GPU非搭載のPCでCS:GOを動かしたことがないので、正直何とも言えません。Ryzen 7 3750Hは内蔵GPUも高性能だとは思いますが、実際にUM700でPUBGがプレイできるのかどうか、少し疑問ではあります。

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RAMは8GB/16GBで、注文時に容量を選べるほか、8GBを選んだ場合でもあとから16GBに増設することができます(RAMの最大搭載可能容量は不明です)。また、ストレージも注文時に128GB/256GB/512GBを選べますが、M.2 NVMe SSD(2280サイズ)が標準搭載されていて、こちらも換装が可能ですし、2.5インチSATAの空きスロットがありますので、HDDもしくはSSDの増設ができます。

Minisforum UM700
Minisforum UM700
この製品は上部をワンプッシュで開口できる構造になっていて、RAMスロット、M.2 SSDスロット、2.5インチスロットとも容易にアクセスができます。なので、特にPCの内部構造に関する知識がなくとも作業できると思いますし、「必要があればあとから増設する」と理解してもいいでしょう。

なお、この「ワンプッシュ」の筐体については以前ウインタブで「DeskMini UM300」という製品の実機レビューをしていて、おそらく同じ構造だと思いますので、詳しくはこちらをご覧ください。

MINISFORUM DeskMini UM300 の実機レビュー

次に通信まわりですが、無線ではWi-Fi6(ax規格)に対応し、有線LANポートも2つ備えています。ただし、個人利用のWindows環境でLANポートを2つ使うケースはあまり多くありません。どちらかというと自宅にネットワークが2回線あるとかの上級者向けの仕様ですが、よくわからない場合は「有線LANポートが2つあるPC」などの文言でググればネットワークブリッジなどの活用法は見つけられます。ちなみに私自身は「うまい活用法」は見つけられません。

USBポートは合計で5つと、デスクトップPCとしてはあまり充実しているとは言えませんが、「まあOK」くらいでしょうか。また映像系ではHDMI、DP、そしてUSB Type-Cと3系統が確保されています。

サイズは上にリンクした「UM300」と同じです。また、DMAF5とは「見分けがつかない」ですね。筐体の外観やポート配置もほぼ同じなので、これらの製品は同一筐体(色違い)だと思います。

2.筐体

Minisforum UM700
タテ・ヨコが127 mm、厚さが46 mmということで、デスクに置いてもじゃまにならないサイズ感です。また、VESA規格に準拠するモニターであれば背面に設置することもできます。

Minisforum UM700
入出力ポートの配置です。デスクトップPCの場合、「ずーっと接続しっぱなし」のポートと「抜き差しする頻度が多い」ポートがあると思いますが、この製品は前面にType-Cを含め3つのUSBポートがありますので、抜き差しする機会が多い周辺機器を扱う場合でも使いやすいのではないか、と思います。

3.価格など

MINISFORUM UM700はMINISFORUM公式サイトで販売中で、11月23日現在の価格は下記のとおりです。

RAM8GB/128GB SSD:539ドル(約56,000円)
RAM8GB/256GB SSD:569ドル(約59,100円)
RAM16GB/256GB SSD:599ドル(約62,200円)
RAM16GB/512GB SSD:669ドル(約69,500円)

RAM16GB/512GB SSDという構成にしたいところですが、記事中に書かせていただいたとおり、この製品はあとからRAMやストレージの増設が可能なので、とりあえずRAM8GBモデルにしておいて、必要に応じて増設する、というのでもいいんじゃないかと思います。

さすがに「激安」という感じの価格帯ではありませんが、メインPCとして十分使える性能を備え、メンテナンス性も高いので、購入の選択肢としては有力なのではないかと思います。

4.関連リンク

Minisforum DeskMini UM700:MINISFORUM

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