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GPD WIN MAX - ストVもサクサク!発表会でテストプレイ

GPD WIN MAX 製品発表会
GPD社の正規代理店である株式会社天空が6月8日、都内にてGPD WIN MAXの製品発表会を開催しました。本来100人を収容可能なスペースながら出席者はわずか20人に絞り込まれ、マスク着用、入場時に検温と、コロナウイルス感染防止対策が徹底された発表会でした。ウインタブも参加させてもらいましたので、その模様をレポートさせていただきます。

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GPD WIN MAX 製品発表会
プレゼンテーションは株式会社天空の山田社長。そして

GPD WIN MAX 製品発表会
GPD社のWade 代表もオンライン参加されました。

1.システム

GPD WIN MAX 製品発表会
GPD WIN MAXについては、すでにウインタブで紹介記事を掲載済みなので、こちらも合わせてご覧ください。
GPD WIN Max - GPD WINシリーズのニューモデルがクラウドファンディングに!GPUにIrisを搭載する高性能なゲーミングUMPCです。

GPD社のWade代表は、「(SteamやEPIC Gamesなどの)プラットフォームにある数万のゲームタイトルを自由にインストールして、たとえばGTA5(グランド・セフト・オート V)や最新のAAAタイトルをプレイできる」「競合は任天堂Switch、DELLのConcept UFO、Smach Zなどのゲームコンソール」ということを説明していて、それはたしかに素晴らしいんですけど、「Ice Lakeとはいえ、GeForceやRadeonなどの外部GPUもなしに、重量級のゲームタイトルをまともにプレイできるのか?」という疑問は生じます。

GPD WIN MAX 製品発表会
まず、CPUのCore i5-1035G7ですが、プレゼンではこのように「第9世代(Coffee Lake)のCore i5-9300Hより上」ということがアピールされました(ベンチマークソフトはPassmarkのPerformance Test 9と思われます)。

GPD WIN MAX 製品発表会
また、内蔵GPUのIntel Iris Plus 940はGeForce MX250とほぼ同等のグラフィック性能であるとのこと(こちらの使用ソフトは3D Mark 11です)。

GPD WIN MAX 製品発表会
ウインタブとしては、上記のベンチマークスコアに加え、このスライドを見て「なるほど」と思いました。おなじみのドラクエ X ベンチでのスコアは12,000前後、と非常に高いもの(リザルト画面にメタルスライムが出ます)になっていますが、「解像度がHD」なんですよね。ウインタブでドラクエベンチの最高品質をテストする際、解像度を「FHD」にしているんです。解像度HDとFHDなら、画像・映像の品質はFHDのほうが上ですが、システム負荷もFHDのほうが高くなります。GPD WIN MAXは内蔵ディスプレイの解像度を1,280 × 800に抑えていますので、これなら重いオンラインゲームでもそこそこ快適にプレイできるのかもしれません。

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メジャーなゲームでどのくらいのfps(フレームレート)が出るかの説明もありました。CS:GOなら「128~195」ということなので、「全然プレイできるじゃん」という感じです。

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会場で「ストリートファイター5」のデモプレイが実演されました。

GPD WIN MAX 製品発表会
デモプレイをしてくれたのは天空の山田社長です。「このとおり、波動拳や昇龍拳が簡単に出せます」という、反応しにくい説明をされていましたが、挙動はなめらかで、全く普通にプレイできていましたね。

この後私も少しだけプレイさせてもらいました。「社長すいません、波動拳のコマンドってどうでしたっけ?」という状態でしたが、すぐに「あー、出た出た、波動拳出ました!」となって、「GPD WIN MAXは必殺技が非常に簡単に出せるコントローラーなんですよ」という、また少しわけのわからない説明をしてもらいました。ゲーム専用機と同じようにプレイできる、というのが正直な感想です。また、筐体もしっかりグリップできましたね。個人的には両手で持ってプレイするのにいいサイズ感だと思いました。

2.筐体

GPD WIN MAX 製品発表会
サイズ感はこんな感じです。司会の女性の方が小柄なので、筐体が大きく見えますね。実際、GPD WIN(初代)やGPD WIN 2よりはかなり大きくなっています。それでも一般的なモバイルノートよりはずっとコンパクトですが。

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GPD WIN MAX 製品発表会
ゲームパッド部分の設計は非常に凝ったものになっています。Xinputに対応し、日本製のパーツを多用、操作感と耐久性を高めるための努力が払われています。

ちなみに私、自宅ではXBOX 360コントローラーを使ってゲームをしているのですが、XBOX 360コントローラーとの比較では、アナログスティックの操作感は軽めですね。天空の山田社長は「個人的には2万円クラスのコントローラーと同じくらいの品質だと思います」と言われていましたが、確かに操作感は良好でした。

GPD WIN MAX 製品発表会
キーボードは「キーピッチ18 mm」とかなり広めで、バックライトも装備されます。また、タッチパッドも装備され、ジェスチャ対応までするとのこと。それと、ジョイスティックでマウス操作が可能です。これは使いやすいかも。

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これがキーボードのレイアウトです。現状は英語配列のみですが、GPD社のWade代表によれば、日本語配列も開発中、とのことでした。また、今回はFPSゲームなどを試す機会がありませんでしたが(試せたとしても私の腕なら瞬殺されるので意味がない)、キーボードとマウスでの操作も行けそうなくらいの余裕はあると思いました。

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そして冷却面では、「このサイズにしてデュアルファン搭載」です。

GPD WIN MAX 製品発表会
筐体素材は天板のみアルミニウム・マグネシウム合金で、それ以外の部分はABS樹脂です。ただ、これも理由があって、「オールアルミだとゲームしててどうしても熱くなるじゃないですか」ということです。

GPD WIN MAX 製品発表会
それと、電源周りですが、GPD WIN MAXは「最長14時間」のバッテリー稼働が可能、というのが「公称値」ですが、ウインタブではPCのバッテリー稼働時間公称値を全く信用していないのはご存知のとおりです。

ここでも山田社長が非常に納得できる説明をしてくれました。「ずーっとゲームをやりっぱなしだと3時間くらいしかバッテリーが持たないんですよね。しかし、この製品はACアダプターが非常にコンパクトで、PD充電に対応していますので、短時間(公称だと2時間)で満充電できますので、ちょくちょく充電してやれば便利に使えます」とのこと。うん、これなら話がよく分かる。

3.まとめ

GPD WIN MAXは株式会社天空が運営する「GPDダイレクト」で予約販売が開始されていて、6月8日現在の価格は92,600円(税込み101,860円)です。また、

GPD WIN MAX

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「早期予約キャンペーン(7月31日まで)」が開催されていて、期間中に予約すると、山田社長いわく「非常に使いやすいゲーミンググローブ」を含む「9点セット」がもらえます。また、抽選で2名にGPU BOXもプレゼントされます。この製品はThunderbolt 3を装備していますので、GPU BOXでデスクトップ用のGeForceやRadeonが使えるんですよね。

製品発表会では、短時間ですが実際にゲームをプレイさせてもらい、操作感を試すことができました。また、スペック面でも少々疑問に感じていたことが解消されたように思います。「最新のAAAタイトルすべてをフル画質で」というわけには行かないかもしれませんが、GPD社や天空が主張しているように、「Steamなどから好みのゲームタイトルをダウンロードして快適にプレイできるUMPC」というのは事実でしょう。、また、この記事では「すっかり書き忘れてしまった」のですが、もちろんWindowsのUMPCとして、ビジネスや勉強にも使えます。というか、オンラインゲームがプレイできるスペックなのであれば、Windowsでビジネスアプリを動かすのになんの支障もないでしょう。キーピッチも18 mmありますので、テキスト入力も無理なくできるはずです(パームレストがないとか、タッチパッドが上部にあるとかで、慣れが必要だとは思いますけど)。

4.関連リンク

​GPD WIN MAX 製品概要:GPDダイレクト
GPD WIN MAX 【国内正規代理店版】おまけ9点セット:Amazon

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コメント

  1. 匿名 より:

    ONE GX1のCPU(i5-10210Y)と比べるとベンチマークでは倍近いスコア出てる。WIN MAXではサクサク動くけどGX1ではカクカクというゲームも結構ありそうだ。後は実際に動かした場合の発熱によるパフォーマンス低下や電池の持ちは気になる。

  2. 匿名 より:

    ライバル機に一歩リードですね
    IcelakeはTDP28Wでシバキたおせる冷却とバッテリーが無いと
    本領発揮できないとはいえゲーム機だとベンチセールスの戦法はアリ
    実際GXは本命の10nm第三世代よりCommetLakeで前倒ししてるわけですし

  3. 匿名 より:

    Intel内蔵GPUのレンダリングは省略実行されて表現がバグることがあったけど、このIrisPlusは大丈夫なんかな
    テクスチャ圧縮とかアンチエイリアスとか苦手なイメージがいまだにあるわ

  4. 朴念仁 より:

    スペック的には絶妙のバランスだと思うし購入予定でもあるけれど、個人的には指紋認証を付けて欲しかった。
    昔と違って色々なサービスと紐づいたアカウント情報の塊になっているので画面のロックは必須だと思うし、ゲーム機ライクに使おうと思ったときに画面開いてPINコードをポチポチ打つのはなんか違和感がある。

  5. wintab より:

    たぶん、画面解像度がFHDじゃない、という点で挙動面はかなり良くなっていると思うんですね。あと、Core i5でもIce LakeのG7だとAmber Lake Y(Core i5-10210Y)とはグラフィック性能が段違いみたいです。ごく短時間プレイしただけですが、その限りにおいて「普通にゲームできるじゃん」という感じでした。