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GPD WIN Max2 - 10.1インチと一回り大きくなったコンパクト・ゲーミングPC、国内正規販売が決定!予約販売がスタート!

GPD WIN Max 2
株式会社天空が小型ゲーミングPC「GPD WIN Max2」の国内正規販売を発表しました。出荷開始は10月末の予定で、すでに予約販売がスタートしています。GPD WIN Max2は従来モデルのGPD WIN Max(8インチ)から大型化し、10.1インチサイズとなりました。そのため、もはやUMPCとは呼べないように思われますが、「ゲーム専用機にとどまらない、小型の高性能ノートPC」として非常に個性的かつ魅力的な製品です。

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1.GPD WIN Max2 スペック

スペック表

  GPD WIN Max2
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 6800U
GPU なし
RAM 16GB/32GB(LPDDR5-6400)
ストレージ 1TB/2TB SSD(M.2 2280、PCIe Gen3)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 10.1インチ(2,560 × 1,600)タッチ
ネットワーク 802.11 a/ b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2、(LTE)
入出力 USB4 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 × 3、HDMI、SDカードリーダー、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(200万画素)
バッテリー 67Wh
サイズ 227 × 160 × 23mm
重量 1,005 g

バリエーションモデルと予約価格

・16GB/1TB版 167,400円
・16GB/1TB/LTE版 181,400円
・32GB/2TB版 185,900円
・32GB/2TB/LTE 199,900円
 ※税込み価格
 ※早期予約キャンペーンとして、オリジナルケースがもらえます

ポイント

CPUは「待望の」Ryzen 6000番台、Ryzen 7 6800Uが搭載されています。GPU WIN Max2にはIntel版も存在しますが、8月17日現在だとRyzen版のみの予約販売となっています。

RAMとSSDは16GB/1TBと32GB/2TBの2種類があります。

GPD WIN Max 2
また、SSDに関しては底面にM.2 2230の空きスロットがあり、ユーザー側で簡単に増設することができます。また、この製品はちょっと珍しいことに「SDカードリーダーとmicroSDカードリーダー」の両方を装備しています。

GPD WIN Max 2
ディスプレイは10.1インチに大型化し、解像度も最大で2,560 × 1,600と高精細です。このディスプレイはタッチ対応するほかMicrosoft Pen Protocol 2.0をサポートしており、4,096段階の筆圧に対応するペン入力ができます(Microsoft Pen Protocol 2.0対応のペンを別途購入する必要があります)。

それと、この製品はサイズの割に入出力ポートがかなり充実しています。USBポートがなんと合計で5つもあり、Ryzen機なのでThunderbolt 4はないものの、USB4や3.2 Gen2規格にも対応しています。ただし、有線LANポートはありません。

サイズを従来モデルのGPD WIN Maxと比較してみます。

WIN Max2:227 × 160 × 23mm / 1,005 g
WIN Max:207 × 145 × 26 mm / 790 g

当然と言えば当然ですが、やはりサイズは一回り大きくなりました。特に重量は1キロを越えてしまいましたね…。

2.GPD WIN Max2 筐体

GPD WIN Max 2
サイズが大きくはなったものの、筐体のデザインはかなりカッコよくなりました。特にディスプレイのベゼルが非常に細くなっています。

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GPD WIN Max 2021
参考までに、これが従来モデルのGPD WIN Maxです。筐体の雰囲気はよく似ていますが、ディテールには結構な差があると感じられます。

GPD WIN Max 2

GPD WIN Max 2
キーボードです。なぜか画像が2つ。上の画像は「ジョイスティックカバー」を装着したところです。このカバーは外したときに本体に収納ができます。これでビジネスシーンでも違和感なく使えそうですね。

GPD Win Max2
ジョイスティックにはホールロッカーを採用し、一部のゲーム機で指摘されている「ドリフト現象(アナログスティックの誤動作)」はほぼ起きない、とのことです。

GPD WIN Max 2
入出力ポートの構成です。しかしこれ、めっちゃわかりにくいですね…。

前面:指紋認証を兼ねた電源ボタン
左側面:SDカードリーダー、microSDカードリーダー
右側面:USB 3.2 Gen1 Type-A × 2
背面:オーディオジャック、USB4 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A、HDMI

という構成です。なお、この図ではUSB Type-Aポートが「3.2 Gen2」、またUSB4ポートが「Thunderbolt 4」と記載されていますが、天空の製品ページのスペック表とは異なる表記になっていますので、これらは誤りと思われます。それと、この製品は前面に2つ、両側面に1つずつ、合計で4つのスピーカーを搭載しています。

GPD WIN Max 2
背面には「アナログの」トリガーボタンもしっかり装備されています。なお、筐体は「オールアルミ製ユニボディ」です。

GPD Win Max2
さらに底面にはカスタマイズ(機能割り当て)が可能なバックボタンも2つ装備しています。

GPD Win Max2
冷却ファンはGPD WIN Maxのデュアルファンからシングルファンに変更されています。ここだけ見ると少し不安になりますが、GPD社は小型のゲーミングデバイスの経験が豊富なので、特に心配しなくていいのではないか、と思います。

3.GPD WIN Max2 価格など

GPD WIN Max2は天空が運営するGPD Directで予約販売中で、上にも記載しましたが、8月17日現在の予約価格は下記のとおりです。

・16GB/1TB版 167,400円
・16GB/1TB/LTE版 181,400円
・32GB/2TB版 185,900円
・32GB/2TB/LTE 199,900円
 ※税込み価格
 ※早期予約キャンペーンとして、オリジナルケースがもらえます

最近だとONEXPLAYERシリーズやAYANEOシリーズのように、家庭用ゲーム機(ぶっちゃけNintendo Switch)によく似たキーボードレスのゲーミングUMPCが目立ちますが、GPD WIN Max2はトラディショナルなキーボード付きのクラムシェルノートで、ビジネスシーンでも違和感がないようにジョイスティックカバーも装備しています。なので、UMPCとしてはちょっと大きくなりすぎた感もありますが、ゲーミングPCとしてだけでなく、ビジネスPCとしても使えますね。これ一台でゲームも仕事も、といった使い方が可能なので、UMPCファンからも歓迎されそうですし、ある意味お買い得な小型PCと言えるかも知れません。

4.関連リンク

GPD WIN Max2:GPD Direct

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