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GPD P2 Max - こんどのGPDは8.9インチ!ペン入力にも対応します。INDIEGOGOでクラウドファンディングがスタート!

GPD P2 Max
昨今のUMPC(ウルトラモバイルPC)ブームの火付け役、GPDが最新モデル「GPD P2 Max」のクラウドファンディングをスタートさせました。ここのところ、ONE-NETBOOK One Mixシリーズの話題が多くなっていますが、ある意味「復活なったUMPCデザインの本家」とも言えるGPDの最新モデル、気にならないはずがありません!

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6月28日修正:
当初この製品のCeleron版がP2、Core m3版がP2 Maxであると表記していましたが、確認したところ、製品名は「P2 Max」のみであることがわかりました。そのため、記事タイトル及び記事内の説明を修正しています。ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。 

1.スペック

GPD P2 スペック表
スペック面でのインフレ、といいますかハイパワー化が進むUMPCですが、上位モデルのほうはPCとしてかなりの実力になります。CPUはAmber Lake YのCore m3-8100Yで、GPD Pocket 2やOne Mix 2S/3と同じ型番です。ウインタブ的にうれしいのは下位モデルのほうですね。こちらはCPUがCeleron 3965Yと、やや控えめなものになりますが、サイズ面で制約が大きいUMPCですから、有り余るようなCPUパワーは必ずしも必要ないのでは?と思いますので、低価格なCeleronモデルがラインナップされるのはうれしいです。

●Core m3/RAM16GB/512GB SSD
●Celeron 3965Y/RAM8GB/256GB

搭載CPUによってRAMとストレージの構成も異なります。Core mモデルのほうはメインPCとしても余裕で使えそうな構成ですよね?一方のCeleronモデル、やはりUMPCとして非常にバランスがいいと感じます。個人的にはストレージ256GBでも多すぎるくらいです。

ディスプレイは8.9インチと大型になりました。ライバルのONE-NETBOOK One Mix 3(3S)が8.4インチなので、それよりもさらに大きくなっています。また、解像度も2.5K(2,560 × 1,600)なので、One Mix 3と同じです。

GPD P2 Max
また、P2 Maxはペン入力にも対応します。画像を見ると筆圧にも対応するようですが、ペン入力機能の詳細は不明です。ただし、コンバーチブル2 in 1であるOne Mixシリーズとは異なり、クラムシェルノートのP2 Maxの場合、イラストやマンガを描くという用途には向かないでしょう。

入出力ポートはUMPCとして素晴らしい水準だと思います。フルサイズ(Type-A)のUSBポートが2つ、さらにType-Cポートも備えていますので、周辺機器の接続にハブは必要ないと思います。また、UMPCの場合、外部ディスプレイの接続をする機会がありますが、microHDMIポートもしっかり装備されます。ただし、SD(microSD)カードリーダーはありません。

GPD P2 Max
それと、「Webカメラがつきました!」。従来のGPD Pocketシリーズにはなかったものです(One Mixシリーズにもありません)。UMPCでビデオチャットをしたいというニーズは当然大きいと思われますので、この点は歓迎したいところです。

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バッテリーはメーカーによれば「稼働時間8時間」ということなのですが、それは置いておいて、この製品はUSB Type-Cポートが充電口を兼ね、PD 2.0の急速充電に対応します。P2 Maxに限らず、バッテリー稼働時間の公称値って全然あてになりませんが、急速充電ができるというのは大きいです。

サイズのほう、7インチサイズのGPD Pocket 2、そしてこの製品のライバルと言えるOne Mix 3と比較してみましょう。

P2 Max: 213 × 149.6 × 5.5-14.2 mm / 650 g
One Mix 3: 204 × 129 × 14.9 mm / 0.65 kg
GPD Pocket 2: 181 × 113 × 9-14 mm / 465 g

えー、One Mix 3の重量がなぜかkg表示なのはご容赦ください。7インチのGPD Pocket 2よりは一回り(いや二回りか…)ほど大きくなり、One Mix 3と比較しても大きいですね。ディスプレイサイズも8.9インチ(One Mix 3は8.4インチ)と大きいので仕方ないとは思いますが、このへんはUMPCマニアから賛否両論ありそうです。

2.筐体

GPD P2 / P2 Max
デザインそのものは、特に奇をてらったものとは思えませんが、まっさきに目が行くのは「タッチパッドがある」キーボード面ですよね?サイズが大型化したぶんタッチパッド(そしてパームレストも)装備できるようになった、ということなんでしょうけど、キーピッチに影響しないのか少し心配です。

GPD P2 / P2 Max キーボード
そのキーボードですが、日本でも人気のあるGPD社の製品らしく、日本語キーボードにするためのステッカーが選択できます(ステッカーは無料です)。あとは打鍵のしやすさが問題ですね。私の場合だと毎日大量のテキスト入力をしますので、UMPCといえどもキーボードの使い勝手が製品選びの優先順位一位になります。キーピッチやキーストロークが不安ではありますが、日本語キーボードが選べるというのは大きなメリットです。

GPD P2 Max
英語になってしまいますが、各部名称です。入出力ポートに関しては上に書いたとおり、大健闘していると思います。また、底面にはメンテナンスハッチがありますので、おそらくDIYでRAMやストレージが交換できる仕組みになっているものと思われます。

3.価格など

GPD P2 MaxはINDIEGOGOでクラウドファンディング中で、6月27日現在の価格は下記のとおりです。

Celeronモデル: 531ドル(約57,300円)
Core m3モデル: 705ドル(約76,100円)
※日本語キーボードステッカー付属モデルも同価格です

記事中にもダラダラと書いてしまいましたが、やはり個人的にはCeleronモデルに強い魅力を感じます。価格もリーズナブルですよね?ライバルのOne Mix 3シリーズにはCeleronモデルの設定がありませんので、このサイズ感が魅力!という場合はCeleronモデルで決まり!と言えるかもしれません。

UMPCのサイズに関しては本当に人それぞれで、私はテキストライティングを重視するので、「打鍵しにくい7インチよりは8.4インチとか8.9インチのほうを歓迎」という考えですが、ライターのかのあゆさんは「UMPCは7インチまで。それ以上大きくなるのならUMPCとは言わない」という考えだったりします。読者のみなさんもそれぞれのお考えがあることでしょう。

GPD P2 Max、UMPCとしてのサイズ感を維持しつつ、カメラがついたりタッチパッドがついたりして、より普通のノートPCに近づいた、と感じます。(キーボード入力など)実用性を重視するなら非常に有力な選択肢になると思います。

4.関連リンク

GPD P2 Max: The world’s smallest Ultrabook

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コメント

  1. 匿名 より:

    このサイズになるとUMPCじゃなくてネットブックに近くなってきますね

    • wintab より:

      こんにちは。確かに。UMPCだ!と言って周囲に見せびらかす感じじゃないかもしれないです。

  2. 匿名 より:

    魅力的だけど色が微妙…

    • wintab より:

      こんにちは、「シャア専用」とか「林家ペー・パー子エディション」とか、One Mixシリーズを見習ってもらいたい!?

  3. natsuki より:

    このサイズになると、Transbook ChiやドスパラDG-D09IW2SL(まだ販売中)もさほど変わらないので、UMPCとしての目新しさは薄れちゃいますね。それでも、筐体の美しさと拡張性の高さはやっぱり魅力。

    • wintab より:

      こんにちは、「ウルトラブックとUMPCの境界線」ということで議論が始まりそうな予感。

  4. 匿名 より:

    名称はCeleronもP2 Maxですよ。

  5. 匿名 より:

    でかすぎる
    chuwiの方がいいからあっちにした 
    欲しいのはultrabookじゃなくてUMPCだし

    • wintab より:

      なんか、UMPCとウルトラブックの境界線について、討論会が始まるような気もしますね。一応メーカーでは「ウルトラブック」なんですけど、サイズ的にかなり微妙ですもんね。私はUMPCの一種と捉えましたが…。

  6. 匿名 より:

    うーん、8.9インチとは懐かしいサイズですね。昔Eee PCとか使ってました。
    初期のはストレージが4GBしかなくて大変だったなぁ…。
    7インチは小さすぎてスルーしてましたがこれはものすごく欲しいですね

  7. 匿名 より:

    結局、いくら小型化とか操作をしやすくと考えると、普通の大きさに戻っちゃうんだろうね。
    本気で男のロマン枠にしか該当しないのかなぁ

  8. 2in1じゃないのか。残念。

  9. 匿名 より:

    GPDは中途半端なメーカーになっちゃったね。
    ・名前のP2ってなんだよどこがPocket?
    ・サイズネットブックなのにキー配列微妙
    ・カメラつけたけど角度的に使いにくい
    ・ペンつけたけどディスプレイ360度まわらない
    ・minibookは日本語キーボードなのに中途半端なシール対応

  10. 匿名 より:

    30000円なら買いますが今の値段はおかしいースルーします

  11. 匿名 より:

    win-tabが始まった当初から拝見させていただき、
    参考にして購入したPCも何台にもなります。
    私は家と外で使い分けていて、外では処理能力も勿論ですが
    バッテリー駆動能力が一番の課題です。
    しかしこの手のPCは筐体が小さい事もあってWin-Tab基準で8時間明記なら
    半分の4時間
    ところがこれ重要なんですが、2年3年使っていくと4時間→2時間になります
    私の持っているYOGA260も今や3時間程しか持ちません
    だからこそ!パソコンを充電できるモバイルバッテリーが必要です
    (東京に住んでる方と違ってAC充電できる機会がありません)
    レノボのバッテリーは高いけれど300gほどでUSB-Cも充電でき超安心です
    そこで「使用すると減る」ことを前提にどんなもので充電できるかとか
    もう少しPD充電グッズとかを紙面充実してほしいです
    長くなり申し訳ありません  長年の読者より