GMKtecのミニPC「EVO-X2」がいよいよ4月15日先行予約開始となります。ウインタブではEVO-X2の前身(あるいは下位モデル)と言える、EVO-X1の実機レビューをしていますが、外観の印象は両者よく似ているものの、サイズは大きく異なり(EVO-X2のほうが大きいです)、「まるっきり別物」です。
EVO-X1はCPUにAMD Ryzen AI Max+ 395を搭載しており、特にNPU性能とGPU性能が非常に高く、NPUは最大50TOPS(CPUトータルでは最大126TOPS)、GPUに関してはGeForce RTX4050よりも上、RTX4060と互角くらいの実力があるようなので、「過去最高レベルのモバイルCPU(SoC)」と言って良さそうです。
このEVO-X2ですが、4月15日から先行予約開始、5月上旬発売という連絡がGMKtecからありました。公式サイトに予告ページもできています。また、この予告ページにはメールアドレスの登録欄があり、発売情報・割引情報などがいち早く通知されるとのことです。
GMKtec Evo-X2:GMKtec 公式サイト 予告ページ
GMKtecから届いたメールに書かれていたアピールポイントは下記です。
・NPUアクセラレーションを備えたAI特化型の新しいAPUを搭載
・700億パラメータの大規模言語モデル(LLM)をローカルで処理可能
・AI駆動のタスクや日常利用に最適化されたWindows 11を搭載
・静音・小型で、開発者・クリエイター・技術愛好家に最適なパフォーマンス設計
まあ、そうだよね…ということが書かれていましたが「700億パラメータの大規模言語モデル(LLM)をローカルで処理可能」という説明がいまひとつピンとこなかったので、ChatGPTに聞いてみました。
「パラメータ」とは、AIモデルを構成する学習済みデータの重み(数値)のことで、モデルの規模や賢さの目安になります。たとえば、ChatGPTのような言語モデルも数十億〜数千億パラメータを持っています。
「700億パラメータ(70B)」というのは、GPT-3の中位モデル(davinci)と同等かそれ以上の規模です。これを「ローカル(手元のPC)で処理できる」というのは、クラウドに依存せずに高度なAI処理が可能ということを意味します。」
–ChatGPTの解説–
とのこと。つまり、クラウドでしか処理できなかった大規模言語モデルの「現行モデルよりもちょっと前のタイプ(GPT-3の中位モデル)」レベルならローカルで処理できてしまう、ということを意味します(もちろん、発売直後の新製品情報とか話題のニュースとか、インターネットでの最新情報の収集が必要なことには対応できません)。
肝心の価格情報ですが、今のところ説明はなく、4月15日の先行予約開始と同時に発表されるとのことでした。
読者のみなさんもEVO-X2については興味津々だと思います。GMKtecだけに価格面にも期待はできますが、どうなるでしょうかね?
関連リンク
GMKtec Evo-X2:GMKtec 公式サイト 予告ページ
コメント
128Gモデルのみで14999元(約30万円)のようです
2TのSSDとOSの分だけframeworkよりGMKtecがコスパ上って感じですかね
まあ欲しいので悩んでみますが正直うーんですね
そもそもボードだけバラ売り(framework)でも$1700もするんで
どこのメーカーで出してもこんなもんかなぁ…