GMK NucBox G1 － 最新CPUのIntel N95を搭載するミニPC、価格は安いがパフォーマンスは高いです

GMKがミニPC「NucBox G1」を発売しました。製品価格だけ見るとエントリークラスということになってしまうのですが、Intelの最新型番である「Intel N95」のパフォーマンスは非常に高く、様々な用途に活用できそうな製品です。

1.GMK NucBox G1 スペック

スペック表

バリエーションモデル

・RAM8GB/512GB SSD
・RAM16GB/1TB SSD

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OSはWindows 11 Pro、CPUはIntel N95です。メーカーの説明では従来のCeleronと比較して非常に性能が高くなっているとのことです。

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また、Passmarkでもベンチマークスコアが公開されていました。

比較しているCeleron N5095はデスクトップPC用CPUで、ウインタブでも以前このCPUを搭載する製品を実機レビューしていますが、「ライトユースであればかなり快適、旧世代のCore m3に迫る実力」と評価しています。また、Celeron N5100はJasper Lake世代のノートPC用CPUで、こちらもライトユースならそんなに不満なく使える性能です。

最新世代のCoreプロセッサーはCore i3-1315UでもPassmarkスコアが1万点を越えるくらいに高性能になっていますので、それを思えばIntel N95が5,000点オーバーのスコアを出しても不思議はないのですが、つい1年ほど前まで「Celeron N4100（Passmarkスコア2,500点程度）でも軽めの作業には十分使えますよー」などと言っていたウインタブとしてはちょっと感動してしまいます。

実際、この画像に記載されているような用途であれば、十分サクサク動作すると思います。

RAMとSSDは8GB/512GBと16GB/1TBです。特に後者はメインPCとしても全く不満のない容量になっていますし、CPU性能も思いのほか高いので、後者を選ぶ意義は大きいでしょう。

2.GMK NucBox G1 筐体

前面・背面とポート構成です。USBポートは合計で4つ、残念ながらType-Cはありません。また、HDMIポートが2つあり、メーカー説明によれば「4K2画面出力」が可能とのことです。

なお、「ミニPCのUSBポート」について、個人的には「4つでも足りないのでは？」と思っています。仮にUSB接続のキーボードとマウスを接続すればそれだけで2つのポートが塞がり、Webミーティング用にカメラやスピーカーを接続するとさらに2つのポートが塞がり、これだけで「満員御礼」になってしまいますからね。マウスやキーボードをBluetooth接続にするとか、スピーカー内蔵のディスプレイを使うなどのケースも多いので、必ずしもすべての人にとってポートが不足する、というわけではありませんけど、必要に応じてハブを用意するなどの手当をすることになるんじゃないかと思います。

筐体内部へのアクセスも可能です。ただし、RAMはシングルチャネル（RAMスロットは1つだけ）で、Intel N95の最大搭載可能RAM容量は16GBまでなので、RAM16GBモデルを購入される場合、もはや増設はできません。SSDはM.2 2242 SATAもしくはM.2 2280 NVMeが対応し、最大2TBまで増量（換装）することができます。

VESA規格対応のブラケットが同梱されますので、モニターの背面に取り付けることも可能です（モニターがVESA規格に対応している必要はあります）

3.GMK NucBox G1 価格など

GMK NucBox G1はGMK公式ストアで販売中で、4月12日現在の価格は8GB/512GBモデルが215.90ドル（約29,000円）、16GB/1TBモデルが251.90ドル（約34,000円）です。なお、この価格は製品ページにある10%OFFクーポンを使用したものです。また、GMKのミニPCは日本のAmazonでも販売されており、おそらく近日中にAmazonでも購入できるようになると思います。

PCをどう使うかにもよりますが、動画編集とか高度な画像加工、オンラインゲームなどの高負荷な用途を考慮しないのであれば、かなり快適に使えるミニPCだと思います。

4.関連リンク

Intel 12th Alder Lake N95 ミニ PC–NucBox G1：GMK